ウクライナ侵攻以前にSNSで拡散された「偽情報」は凄まじい物・量 だったという。
戦争を仕掛ける8年前には既にロシアによる「SNS偽情報」「ハッキング」が開始されていた!
その核心を突くのが本書(汗)
あまりのインパクトに、(上)(下)の(上)読直後に、読後評ではなく、読中評 をアップ(笑)
やっと(下)も終わり、今日はやっと 読後評。
そして、衝撃的なワードが登場 =「ゼロ・デイ」
コンピューターのあらゆるソフトには、プログラミング段階で見逃しているセキュリティ・ホールが(汗)
そしてそのセキュリティ・ホールを通し、対象のPCだけでなく、その会社のシステム自体も操ることを可能にするのが「ゼロ・デイ」
(上)ではこの「ゼロ・デイ」について、
・「ゼロ・デイ」情報を高額で闇取引するサイバー武器商人が登場
・「ゼロ・デイ」でシステムに罠を仕掛け金融、医療、原発など敵国のインフラを壊滅を狙う「政府機関」「テロリスト」(汗)
だった。
(下)に入ると、この「ゼロ・デイ」市場がいかにグローバルなものかを暴いていく!
登場する国々は、ロシア、中国、北朝鮮、だけでなく自由主義社会であるはずのアルゼンチン(汗)など。
デジタルで先行していたはずのアメリカは「スノーデン事件」で一気に落ち込み、NSAなどの機密機関から「人材流出」が相次ぐ…
こうしているうちに、ロシア、中国、北朝鮮、の台頭を許してしまっていた!!!
こうしてもはや「何でもあり」状況に陥り、インフラの脆弱性に漬け込むサイバー攻撃が激増(汗)
「恐怖・利益・名誉―人間の性(さが)こそがサイバー戦争を突き動かす原動力である」
というわけで、
結論:サイバー戦争の真実は「人間の性(さが)」にあった。吐き気を催しかねないレベルの濃密さは必読!