父が亡くなってちょうど1か月。正確にいうと、丸4週ということで、日も曜日も同じです。
今日から、母は父が入院していた病院へデイケアに通うことになりました。週2回で、バスでの送迎、昼食、レクリエーション付です。
なにぶんこちらにきて3か月たたないので、出かけようにも行く場所がわからないし、そもそもどこに行きたいという希望もない。結果、ほぼ自宅こもりきりという状態になってしまったので、なんとかせねば・・と先月から行く予定だったのですが、ちょうど父が亡くなって保留になっておりました。
で、行ってみての母の感想・・・・・トシなひとばっかりだった(笑)。
50名以上の出席者のうち、自分がいちばん年若い方である、ということにまず驚いてました。だいたい日頃私たち家族としか接触がありませんから、なんといっても最高齢。足は不自由、記憶もときどきあやしく、「80過ぎてるんだから仕方ない。トシだから」が口癖でした。今日行ってみて、96歳の人がふたりもおられて、普通にしゃべり、普通に行動されているのに仰天。まずは「80だから。トシだから」は通用しない。いいことです(笑)。
そうなんですよね、私もよくいろいろ弾けないものがあったり覚えられないものがあると、日頃現役高校生や大学生ばかり見ているものだから、つい「50近いしねえ」と言ってしまうのですが、
毎年恒例の「ベートーヴェンを弾く会」に行くと、自分は相当若いほう。ほぼ洟垂れ状態(笑)。70すぎて「ワルトシュタイン」や「熱情」を暗譜で弾くかたもおられれば、両親の介護や家事、仕事に一日のほとんどを費やしておられる方もいらっしゃるので、「トシ」も「ヒマがない」も通用しません。「たとえ練習する時間がなくてもとにかく出ましょう」と言われるのはわかってます(汗)。
人と比べることについては良い点も悪い点もありますけど、甘えたことが言えない環境というのは、悪くないです。
母にも、少しがんばってリハビリやってもらい、近所くらいは自力で散歩できるようにしてほしいもんです。