ただでさえ聴きたい演奏会の多い今月なのに、この期におよんで娘が突然「Catsを見たい」と(汗)。
私、観劇についてはほぼビギナーなので、「千秋楽まで間もないのに、チケットとれるんだろうか?」「いや、12月から延々あの大ホールでやってるんだからもしかして楽勝??」などまったく予想もつかぬまま、残席をネットで検索。やっと15日(金)夜公演をとりました。
2階席で、さすがに連番ではとれませんでしたが、2列違いで行き来できる席。
大がかりな装置、音響、ダンス、歌、・・・ワンシーズンに何回も通う方がいるのもうなずけます。客席を巻き込む仕掛け、何千回(通算公演8300回数だそう)ものステージのなかで試行錯誤し磨かれてきた型。圧倒的な力です。
クラシック音楽をやっていると、たくさん電気を使用しているステージというのはどうも落ち着かなくて(殴)、「もし停電とか配線トラブルがあったら、マイクも装置もアウトだよなあ」とそんなことがたまに頭をよぎる~。以前、素人オーケストラの中で自分ひとり電気を使う楽器を演奏したことがあり、慣れないもんだから、「音量大丈夫なのか」とか「アンプついてるか」とかもうドキドキバクバクして演奏どころではなかった(殴)ことが思い出されて仕方ない。・・・・困ったもんです。
一番たまげたのは、最初のほうで、「猫に名前をつけるのは難しい」というセリフがあって、それをキャスト全員といっていいくらいの人数で復唱というか斉唱というか、ようするにユニゾンする場面があるんですけど、
気がついたら、目の前にこてこてのメイクをしたオス猫がきていて(席の前は通路)、こちらを見ながらセリフを言っているわけです。すぐ移動するのかと思ったら、ずっとそこにいて、しかもさすが役者さん、視線がブレない。
至近距離で見るには刺激の強すぎるメイクのまま、プロの眼光でガン見され、にらめっこ状態・・・・・・負けました、降参。
それにしても、歌は歌わないといけないうえ、ものすごい運動量。マイクとおした音声だから、もし息上がってゼーゼー言ったらもろバレ。身体の鍛え方が違うのはわかりきってますけど、それにしても驚異の世界です。尊敬。
もう1回くらい、できれば1階席で観てみたいもんです。