アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

今の日本の教員は忙しいらしい

2021年06月16日 | Weblog
 夏目漱石、芥川龍之介、芥川也寸志、内田百けん、小泉八雲、島崎藤村、与謝野晶子、宮沢賢治、石川啄木、宇野千代、中島敦、川上澄生、川上宗薫、団鬼六、千草忠夫、坂口安吾・・・さて、この人たちの共通点は?作家だろうって?作家に決まっているでしょうがぁ!この作家たちの共通点は?
 四択です。「A元新聞記者 B元役者 C元農民 D元教師」ここ、引き延ばすとこじゃないので、正解へ行きます。正解は、Dの元教師。

 少し前でしたが、文藝春秋に「人生を変えた伝説の名授業30」という記事がありました。元教師…あなどれませんなあ!首相になられた人も(竹下登)!ザ・タイガースのメンバーにも元教師が。沢田研二が元教師だったのかって?いえいえ、瞳みのるなんですけどねドラムやってた(知らないよね~)。瞳さんは、ザ・タイガースが解散してから、慶應義塾高等学校で「中国語・漢文」を教えていた。教師からザ・タイガーズではなく、元ザ・タイガースから教師…。異色の教師には違いない。
 白川静、藤沢周平、石坂洋次郎、俵万智、小柴昌俊、みなさん元教師。蔦文也さんも、もちろん元教師。元教師、やるなあ!

 名を成した元教師たちは、教師時代も素晴らしかった! 
 芥川龍之介は、生徒が遊びに来ると、校歌を合唱した。校歌を合唱というのも凄いが、生徒が龍之介の住まいに遊びに行ったというのが素晴らしい。長期入院の生徒の病室まで補習授業に行った。病室で授業ですよ!その子が(出席日数不足だと思いますが)退学にならないよう、教頭を説得したりした。…血が通った教育をしていたということですね。1日に何時間教師活動をしていたことか…。寝ている時間以外は生徒と共にいた教師ですよ。

 漱石は、英語教師でした。「文法も何もかも私に持たせれば、もっと英語が分かるようにしてやるのだが」と、言っていたという。このセリフを堂々と言えるところが素晴らしい。解りやすい授業で、生徒の学力はグングン伸びた。日本の教師が、皆こうであればいいのですが。

 伝説になっている元教師としての共通点を見つけました。
 教材研究も、部活動も、その他諸々の雑用も、「ぬきんでて一生懸命だった」。
 「今の日本の中学校教員が週54時間以上学校にいる…」それがどうしたの?帰りたい人は、とっとと帰ればいいでしょう?教育行政になんとかしろという話ではないでしょう。
 週54時間問題…「部活動や書類作りに追われ、子どもと向き合う時間が取れない。自らの指導に自信が持てない」
 なんなんだ?なんの書類を作っているの?教員がそんなに時間がかかる書類を作ってるの?能力がないだけじゃないの?一部の教員だとは思いますけどね。
 自らの指導に自信が持てない?だったら、即刻転職してくださいよ!自信がない教員に教えられる子どもたちが可哀想です。子どもたち、慈善事業をしているんじゃないんだから!




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