リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

レディーファーストでないわが国は、男がひ弱な社会とハワイで気づいた!

2014-01-14 22:06:53 | Weblog

                  - ノースショアーの海 -

 

ハワイでナイトショーを見た時のこと。
私と妻は、ショーの開始時刻より早めに席についていた。
2階の中央、前から2-3列目の絶好の位置だった。

しかし、開始時刻より早めだったため、かなり待つことになった。
私の左側の2席には、アメリカ人と思われる体格のいい男性が二人座っていた。
妻が化粧室へ行くことになり、その二人の男性の前を通ることになった。
行く時は全く気づかなかったのだが、妻が帰ってくる時、その二人のアメリカ人と思われる男性二人が、妻が通るために席を立ってくれたのだ。

私はというと、行きも帰りも座ったまま。
膝を傾げて、通りやすくしただけだった。

この二人の男性の行為が、レディーファーストかとその時、分かった。

レディーファーストの習慣のない日本では、レディーファーストの意味を理解出来なかった。

しかし、レディーファーストをハワイで体験して、正直恥ずかしかった。

それは、レディーファーストは、自分が強くなければ、女性に対して優しくする行為は、出来ないからだとその時気づいたからだ。

強い男性が弱い女性に対して、保護するというレディーファーストの文化の素晴らしさを、その時実感した。

そもそも、日本を含む東アジアの文化圏では、儒教の影響で、男尊女卑が普通だ。

このことは、女性の方がよく知っているし、社会で数々の経験があると思う。

もっと具体的に言えば、
「女性に、あなたは守られていますか?」
と質問をして、その大多数がイエスならレディーファーストがある社会なのだ。
しかし、我が国では、ほとんどノーという答えだろう。

レディーファーストでないわが国は、男がひ弱な社会と言える。
何故なら、女性を守れないから。
私を含めて、女性を守る強さがないからだ。
極言すれば、ハワイのナイトショーの劇場にいたような、アメリカ人のような強い人間はいないし、そうした習慣がないから。
(何故、強くないかは最後までお読み頂ければ分かると思う。筋が横に逸れるのでここでは書かない)

そういう意味でハワイ、アメリカの社会は強い男性が、優しさを発揮する習慣(つまりそうした考えのある)社会なのだと思った。

だから、自分のひ弱さに恥じたのだ。

妻に対して、通路も譲ることの出来ないひ弱さに。

女性に対して、男尊女卑を金科玉条に虚勢を張ることは、単に自分が弱い弱いと言っているに過ぎないと、馬鹿な自分に嫌気がさした。

強さこそ、真の優しさなのだ。

レディーファーストとして習慣化されたアメリカ社会は、ハンディキャップを乗り越えてイーブンになろうとするモーメントが働いている。
女性に優しく出来るそうしたアメリカ社会の、素晴らしさをその時実感した。

それは、女性だけではない。
全ての弱者に対して、そうする(強い自分もしくは自分が強くなって弱者を守ろうとしたり、少なくとも対等の人間関係を維持しようとしたりする)文化が基底に流れていることを、実体験したのだ。

この体験は、次回にでも詳しく書くつもりだ。

ここからは、我が国の男がひ弱なわけを書く。

日本や東アジアの儒教文化圏では、男尊女卑だから、妻が劇場で男性の前を通っても、座った男性が立ち上がって、通路を譲ることはない。

事実、過去にコンサート会場などで、妻がそうした場面で、男性が立ち上がって通路を譲る場面は、一度も見たことがない。
座ったまま、私がしたように、せいぜい膝を傾げるだけである。

念のため、妻にも聞いてみたが劇場で男性が、席を立って通路を譲ってくれたことはないとのこと。
日本では。

人間関係の前提が、すべて上下関係が基本だ。
男の方が女より上。
年長が年少より上。
先輩の方が後輩より上。
等々。

だから、体力的に強い男性が、座りぱっぱなしで、体力的に弱い女性がふらふらと狭い通路を通っても平気なのだ。

日本を含めた、東アジアでは。

ハワイの人間関係の心地よさは、「対等」が人間関係の前提にある。
だから、何らかのハンディキャップがあれば、強い方が弱い方を保護する。
だから、非常に心晴れやかなのだ。
自由でフレンドリーなのだ。

お互いに近づこうとするから。

反対にこの国では、時々電車の中等でおかしなことが起る。

近くに、ハンディキャップがある人がいても、
「どうぞ〇〇さん、こちらの席へどうぞ」
と、部下らしき人物が、上司らしき人に席を確保して、勧めるといったことが。

会社や部活の上下関係が、関係ない電車内にまで持ち込まれる。

だから、シルバーシートが必要なのだが。
(^^;)

しかし、基本が上下関係であるため、今度は、シルバーシートがそれ以外に対して「上」になってしまうというおかしなことが起る。

イーブンにするのが本来のシルバーシートなのに、シルバーシートに座った人が、ここに座って当然と「権利」を主張し始める。
(>_<)

融通が効かないのだ。
上下関係の縦社会は。

こうした上下関係に守られた、我が国始め東アジアの文化圏の男は、「ひ弱」と言えるだろう。

そして、我が国はじめ東アジアの文化圏の国々は、人々をいつも上下に離そう離そうという遠心力が働いている文化(習慣)だと言うことに、ハワイに行って気づかされた。

上下関係だから、縦長の長方形のように、何かあればいつでもひっくり返る不安定な文化(習慣)でもあるということにも。


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