広島市の中心部を流れる太田川で、アユの親魚放流が行われた
親魚のお腹は、パンパン近くなっている
今月末には産卵が、始まるでしょう
アユの産卵は、数回に分けて行われる
自分のDNAを残す為に、大水で最初の受精卵がだめになっても、次の受精卵で子孫を残す知恵を誰が教えた訳ではないが・・・
それがDNAなのだろう
仔魚は孵ると、3日以内に海に到着しないと、死んでしまう
海までの途中、河口堰などの障害壁があると、全滅することもある
太田川の場合、産卵場所の下流に大芝水門と祇園水門がある
大芝水門は、全開状態だが・・
祇園水門は、右岸側の一門が30cm開いているだけだ
以前は全門7cm開いていたのを、お願いに行ってこのように改善してもらったが・・・
本当は、この時期全門上げてほしい!
NHKをはじめ民放各社と、中国新聞等の記者も多数取材にきていた
親魚放流は、良い事なのだが、産卵床造りも平行して行う必要が、大だと思う
今回、産卵床造成は18日に行われる予定だったが、20cm増水した事で中止になった
重機を入れることを反対する組合員がいて、手作業に頼る事になったからだ
理由は、「重機が入ると既に産卵している受精卵がダメになるから」と聞きました
しかし、この時期の海水温は高く、仔魚が下っても水温が高く、生きられないのです
その組合員の方の気持ちは、よく判ります
しかし、ダムのない高津川でも重機に頼って産卵床を造成します
ダムの多い太田川は、石と石との間にしっかりと砂が入っています
人手で行うのは、非常に困難だと思います
困難というよりも、無理です
やはり、重機を入れての造成が必要です
太田川も親魚放流までの餌代と経費で、まかなえる金額なのか判らないが、天然遡上を増やす効果は、産卵床造成が大と思います
マスコミがこれだけ注目するのは、太田川のアユに期待しているからではないでしょうか
来年の遡上調査では、自動認識ビデオカメラを使っての、遡上確認調査をやって欲しいですね
安曇川でも同じです。親鮎の放流もしますが、秋の増水のとき、6センチ位の鮎が遡上してきます。今年は9月に大増水だったので友釣りは尻切れトンボだったのですが、このチビ鮎が親魚として大群をなして、遡上してきました。見ていて堪らず投網を友人が3投。タッタ3投で600匹!しかもその6センチの鮎が卵、白子持っていて、おどろきです。この3投だけで、気が引けて止めましたが、無尽蔵でした。大田川もこのような状況に早く回復してほしいですね。20年前のように昼まで三桁、夕方までやれば160匹、ひょっとしたら200匹!の大田川目指して!お願いします。