○(23日夕方)鳥栖から長崎本線、佐世保線で早岐から分かれる。九州内ではよくCMも見るし、福岡空港でもMiffyグッズ売ってるし、聞いたことはあったのだが、来たことは一度もなかったのがハウステンボスである。だいたい、自分は東京ディズニーランドも行ったことがない。大阪のユニバーサルスタジオジャパンだの山梨の富士急ハイランドだのという場所は「たまたまLIVE会場だったから」入ったので、そういうことでもなければ絶対行くことはなかったと思う。基本的にアトラクションや遊園地は全然興味がないのだ。が、今回はガーデニングワールドカップ2010ナガサキの、月末まで「庭園のみ公開中」を見るために、初めて来た。うちも突然のベランダガーデニング?の生活の影響で、「庭を見る」のは興味がある。日暮れまでの数時間(日曜も仕事の続きが残っているので、今日泊まるわけにはいかん)という短時間決戦でお散歩することにした。
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実際にその空間を歩いて見ないとわからないものである。着いてみたら実は異様に広大だったので驚いた。なんでこんな場所にこんなものを作ったのだろう…今年でまだ18年しかたっておらず、古い感じはまだしないが、あまり子供向けの遊園地ではなくて、大人が散歩して楽しめる「欧州的」町並みを人工的に作り上げたものらしい。詳しくはなかったが、かなり大規模で本格的な環境的コンセプトがあるのもやっと知った。アトラクションに対する興味は皆無な自分は、こっちの方が「気分になれて」面白い(旧街道や城下町なんて入場料無しにツーリングして通るだけで、もろテーマパークみたいなもんだし、それで充分なのだ♪)。
会場はパレスハウステンボス前の敷地。期間中に10の「庭」が作られて競われる。「庭ごと巨大な寄せ植え」のような感じではあるが
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スタージョンの庭の辺りでぶらぶらするむすび丸と、ディミトリ&マロの池の庭の前のキイロイトリ。稲(※と、水田に見立てられた小麦もあるらしい)と花が一緒に…日本人は米をこういう使い方はしないもんな。確かに違う。さすが仏蘭西的エスプリなのか。
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石原氏の庭は滝と遣水風なのは日本的な感じがする。わりと馴染みやすいジョン・カレンやアレックス&ロバートの庭の前で遊んでますたれぱんだとキイロイトリ。
しかし一番遊んだのは宮廷庭園だな(パレスの前は、このガーデニング大会の催しのために正面前にいくつかの茂みが出来ている形になっているが、本来はバラ園の前まで広々しているのかも?)。宮殿の中の美術館ではルドゥーテのバラの植物図譜のような展覧会を楽しみ、その中を通って展望のきく窓から周囲の庭園を眺めて、下りてからは裏の庭園の中をお散歩。(※むすび丸、ついに佐世保にまで侵入・爆)宮廷庭園の方はシンメトリー・噴水・パーテアなどといった固め方が、所謂イギリス式の自然風景的な庭と違って古典主義的なのかと思ったら、建物などが絢爛で端の方に古代の彫像などもしつらえた所謂「バロック式庭園」だそうです。
※参考:赤川裕『イギリス庭園散策』(岩波アクティブ新書)←昔、英語講座番組でおなじみで、見たことがある先生と記憶していたのだが、こっち方面に展開してたんですね先生!定義や沿革などが入門者にわかりやすいハンディなガイドブックとして利用。
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何となくキイロイトリやコリラックマたちが「主任警部モース」気分でマナーハウス現場検証ごっこ(笑)。 わほー♪
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パレスハウステンボス脇の「港町」付近や、バスで戻ってきて出口付近も少し歩く。「欧州風」の町並みが広がっているのですな。だいぶ日が暮れてきたので今日はもう帰る。
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庭の造園やオーナメント造形物の芸術点が競われているようなので、作り込んでいるようなそのへんのセンスはよく理解している方ではないのだが、いつも田舎の野山や寺社を歩く方の自分としては、普通に植わっている植物の方が気になる(西洋の人の作る庭だと、ムスカリの色で青いとか植物の種類も微妙に外来種で、色使いがちょっと違う。それになんといっても、どんなにヨーロピアンな庭園でも、視界に入ってくる遠景の山はどう見ても日本の山の樹林の形だから)。バラ園の中の馥郁たる花の香りもよかった。紅葉も少し始まりかけていて、秋らしい。うちのベランダはこう広くはないが(爆)色彩感を生み出し目を楽しませるものを愛でる心意気は持っていたい。そういう参考にするために、結構老若男女観覧者が、というか、見学者が多いようだ。
…とりあえず、突然初めて見たが、総じて不思議な場所である。京都の嵐山や大覚寺や広沢の池みたいに「ほんとに昔からある上に歴史的ロケ地」とは違って確かに人工的ではあるが、別世界感は結構ある。ともかく今日は全体を全然見ていない(^^;;)今度はまる一日来られる時に、またロケーションに来てみたいものだ。
本日のBGM: The Illustrious Lord Bellinger (「グラナダTV版シャーロック・ホームズの冒険」サントラ) 「第二の血痕」ラストのところの。洋館といえば、こういう音楽の気分である (※うちのmp3はHRやtechnoや昭和ドラマサントラだけでなく「どぼ八」他classicなBGMも唐突に流す) (20101024)
※今回、JR九州のセットの切符(入場券付き、美術館も無料)がお得でした。
JAグループ宮崎
Yahoo! ボランティア
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