「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20150514

2015-05-14 | 矮小布団圧縮袋

○その京都国立博物館の本館〔明治28年(1895)、片山東熊設計〕がまた、本格的に代表的な近代化遺産である。(正門のところにいるキイロイトリ)

  
 この日は天気もよかったので、青空に映えている感じ。わりと混んでた。
 

 全景。むすび丸「日に焼けそうです♪」 もしかして焼きおにぎり、とか…

 本日のBGM:
 Theme from S.W.A.T.(特別狙撃隊S.W.A.T.のテーマ) /Rhyrhm Heritage (「Disco-fied」)
 先日、また朝の天気予報を見るためにアサデスをつけて流していたら、芸能オッショイで流れてきた音楽。以前に水曜スペシャルでやってた、探検隊シリーズの映画化(!?)なんだそうだ。なぜ今。藤原竜也隊長ってまじですか。川口浩的にあざとくやってくれちゃうのだろうか。
 その紹介映像で流れるのがいかにも「SWATのテーマ」だったりするw。これも昔やってたらしいアメリカのSWATのドラマ(見た記憶があまりない)のテーマなのだが、どっちかというと探検隊の「水曜スペシャル」のタイトルの字が出る時の音楽、ってイメージが定着している感が強い。地球の秘境に棲む謎の生物とか。そうするとラストはやっぱりロッキーのGoing the Distanceなのかな?(20150514)
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20150512

2015-05-12 | 矮小布団圧縮袋

○ツーリングで道に迷ったら目印は郵便局など。
 (キイロイトリは鞍手郵便局前で、ちと地図を確認中)

本日のBGM:
INTERACTIONAL /堂本光一 (「KinKi Kids どんなもんヤ!」5/11 24:40頃~)
今どんなもんやで聴いた。
いきなりソウルディスコ調というか、ザ・シックとかなんかそんな勢いで来たからびびった♪
そうか、ついに満を持してこれ系で来たかww
音だけ聴いてるとPVってすごいアフロなヘアかぶってるの想像しちゃうなw。 (20150512)
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20150510

2015-05-10 | 矮小布団圧縮袋
〇帰りの新幹線で、図録を見ながら余韻に耽る。
 キイロイトリ「コノ トリサンハ イイ」
 むすび丸「かっこよかったですね」
 日曜美術館(5/10、20:00~NHK教育、再)で今日ちょうど放送中。京都国立博物館の特別展の方で「狩野派の後継者たち」、常設展で永徳と等伯をやってた。京都には仕事で来たのが目的だったから、帰りの途中の時間にちょっとだけ寄って、ほとんど時間がなくて超ダッシュで通って見た。確かに永徳は絵そのものの押してくる迫力のワンアンドオンリーな感じの凄さといえようが、その「後継者」のそれぞれの特徴の違いもよくわかる。例えば山楽や内膳や孝信とかの、その独特のタッチとかも。

 だが、それだけではない。桃山から江戸への急激な時代の変化に伴う政治的な勢力の推移と各家との関係とか、特別展の方はまるでダウントン・アビーどころか歴史映画か大河ドラマ(山岡荘八原作「徳川家康」などの感じ。音楽的には冨田勲)を見るような、一種のファミリービジネスの壮大な群像ストーリーになっているところが、(専門家でもなく自覚して見たのは今回ほとんど初めてなような気がする自分にも)凄く面白いのである。そしてラストの狩野探幽の「松に孔雀図」の本物を見る時の心地は、脳内に流れるそのストーリーの影響で感無量になるというか、ちょっと言葉に喩えようのないものが迫ってくる。探幽のデザイン感覚の突出というか、二条城で見ても普通に驚く絵ではあろうものの、今回こういう話の流れで見たから、また格別なんだろう。よく出来ている展示企画だと思った。まあこれだけのものをただ集めるというだけでも相当大変なものなのだが(これは全国巡回展示とかなさそうだな…)、さすが京国博ともいえる。

 そして初歩的な話で言うのが恥ずかしいが、桃山時代の美術とか障壁画とかは、教科書とか本の小さい写真や図版程度だと、わからなかった。有名ではあってもその意味をわかっていなかった、というか、見方を忘れていた。やはり「大きさ」や色彩やタッチが迫ってくる本物を見て、実際に生身で空間と質感を体感してなんぼ、であるということを改めて実感した。コンサートや花火と同様、まさにLIVE。優れた作品は「度肝を抜く」力がある。時代が時代であれば、まず庶民の下々の者は一生本物を生で見るようなことはなかったはず。この孔雀さんだって将軍に拝謁する大名くらいしか見られる人はいなかったのでは。そして390年位前に見たその人たちも圧倒されただろうという感覚を、本物が残っているおかげで今見てる我々も何か知ることができるように思う。ありがたいものである。

※BGMつづき:Wildlife / Yellowjackets (「Four Corners」)
 狩野山楽の獅子の闊達な線。(20150509)
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本日の効果音(60) Sightseeing / Yellowjackets (1987)

2015-05-09 | 閑話休題・本日の効果音

〇また突然だが、出張で今度は京都に来ている。急な用だったけれども、来てみて京都駅に下りてから気づいて「しまった」と思った。5月の京都を甘く見ていた。季節はまさに、観光や修学旅行のシーズンラッシュ?のよう。平日の朝10時頃のオフィスタイムのはずなのに、このバス乗り場のバス待ちの物見遊山な気分満々の群衆の混雑は何だ(爆)。老若男女かつ東西南北(世界遺産だののせいか異常に外国人も多い)から押し寄せたかのごとき、こういうのを多分(国際的にも)「田舎からのおのぼりさん」というのだろう。やむなく同乗して仕事先に向かう。
 最近の修学旅行生は何か、グループで自由行動らしく、路線バスに乗り込んでは「ここで降りるのか?」「違うぞ!」などと騒いでいる。オリエンテーリングかおまいらは。

   
 まあいずれにせよ仕事を済ませて、午後少し時間があったので、四条河原町で下車する。
 キイロイトリ「ハンカガイ デスナ」
 高島屋のあるあたりで、そりゃそうだ。千年以上首都だし大都会でしょ。思えば修学旅行で初めて京都に来た時は、自分もまだ子どもだったから、そりゃ史跡もメインで回るんだけど、どっちかというと観光バスで通る街のビルの多さや都会っぷりの衝撃で動揺しましたよ田舎の中学生的にはw。(まだ上越新幹線もなかった時代、自分の街と東京との比較の感覚すら子どもにはなかった頃である)
 そういえばこのへんにタワーレコードもあるらしいから、ちょっと寄るか、と携帯サイトで地図を確認しながら位置を探す。しかしどこなのか。さっき通った祇園付近の町家住宅とは全然違う界隈だが…と思いつつ、少し歩いて、やっと河原町オーパがわかった。

   
 エレベーターに乗ると、眼下にはH&Mが(!?)そしてその向こうに東山が(??)という「超時空の歪み」(爆)がたまらないww。こんなところに?と半信半疑で、階に着くと

  
 見よ、この京都の町衆のエネルギーが迸っているかのごときサインボードの嵐(爆)wwwwww
 そしてタワーレコード京都店こそ、究極の「うなぎの寝床」店舗だったのだ!ww
 おそらく京都という古都のイメージの中にあって、TOWER RECORDSロゴのいかにもなやつはあまり通りに面した外まではみ出してPRはできなさそうだ。そこでビル階上の奥のショップとなる。入口は狭そうだ。が、入ってみると結構、中の空間は広い。そして洋楽を中心に品揃えを見たが、オーソドックスなものも思ったより充実している方だった。大阪のマルビル店もなかなかだったが、ここも店にいろいろ置いてある。試しにBryan Ferryの棚を見て納得(このくらい置いてあれば、店員さんもわかってるな・笑)。ある種、「朝食は実はパン食」とかいってたりするハイカラな京都人、ねちっこいカスタマーに支えられているのか、さすが歴史と文化のレベルの高さを表しているのか。

 そんな店頭で、見つけた一枚が、これだ:
 
 Four Corners / Yellowjackets (1987)〔UCCU-90088、2015.3.25.〕
 たれぱんだ「なんと、リマスター盤が今年3月に出てた、んですね」
 イエロージャケッツのこの盤については以前にMile Highにも言及したし、「The Spin」(1989)もわりと聴きまくった盤ではある。が、1980年代の末頃、一番「カセットテープがよれよれになるほどウォークマンで聴き倒した」ために、マーク・ルッソのAlto Sax.のフレーズをほぼ全曲、旋律として鼻歌気分で覚えてしまっていたのは、やはりこの「Four Corners」の方であることは間違いない。カセットに入れてはいたが、もしかすると、家のCD棚のどこかに当時の輸入盤CDがあるのではないかと思うのだが雑然としていて見つけられず、という状態でいたのである。それが、つい最近デジタルリマスタリングで生産限定盤が企画されていたとは!今回、偶然にもふらっと入った京都のタワレコで、このCDに遭遇できた。ふっと見てたら、見つかったのである。「おおっ」と思いましたね。ありがたいことです。巡り合わせというのか、不思議とこんなこともあるのね。

 1987年頃というとPat Methenyもある種かなりPOPな頃でもあったが、イエロージャケッツのこの盤は特にフレーズがPOPな印象のあるもので、何かとよくいろいろなBGMで流れていた。わりと有名でよく使われるMile Highとともに印象的なのは、このいかにも拍の取りにくそうな、しかし限りなく気持ちのいいSightseeing(作曲:Jimmy Haslip(Bs))である。家に持ち帰ってさっそく試聴。カセットウォークマンではどうしてもモーター音が入り微かに歪んでいた感があるが、今やこうしてデジタル音源で歪まないのを聴くと、やはりよい音だ。LPレコードならまたさらに良い音なのであろう。
 所謂Fusion(フュージョン)というジャンルとされる、最近ではスムース・ジャズなどという言い方も時々聞くが、このへんも洋楽ロックも全部含めて、1980年代後半~1990年代前半は日常的なPOPな音楽、として聴いていた(「クロスオーバーイレブン」という番組は、そういう意味では本当にクロスオーバーで、ジャンル関係なくこの手のが何でも流れていた)。こういうのが一番よく使われるのがラジオの道路交通情報や気象情報系のBGMあたりだろうと思う。「歌うヘッドライト」のBob Jamesといい、RKBラジオの道路交通情報のFourplayといい、よくある。もともと文化放送「KinKi Kids どんなもんヤ!」のオープニングの曲が何なのかが、なぜ気になるかというのも、わりとそういうFusion系の何か、だからだ。
 
 まさに車載動画編集向け(笑)というか、ドライブやツーリングの時の気分というか。音の一つ一つが人生の遥かな旅のシーンで、途中下車の景色を彩るように懐かしくもあるし、Past PortsやOpen Roadを聴いていたのはツーリングの途中、小休憩時の国道4号線の脇の寺とかだったな、と思い出す。それが25年後、同じような青空の下とはいえ、今は国道3号線の脇の神社や公園とかで聴いてたりするわけですよ。それだけでも流浪の人生をしみじみ思いますね(苦笑)(20150509) 
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20150508

2015-05-08 | 矮小布団圧縮袋

〇出張が続いて、博多駅に戻ってきたのは夜9時頃になる。
 むすび丸「やれやれですよ」
(写真は、先日の垣生公園でキイロイトリと休憩中にいただいた、いちごソフト)

 本日のBGM:
 Anything Else? / Alberto Iglesias (「Tinker Tailor Soldier Spy OMP Soundtrack」)
 それで今夕はカンバーバッチさん特集らしく「裏切りのサーカス」をAXNミステリー(5/8 19:30~)でやってましたな。(うちはDVDあるので留守録はしてないw)出張先で文書を一つ一つチェックしてる時も、こういう脳内BGMの気分だ(別に危険な極秘任務とか遂行してるわけではないぞ><)
 ちなみにおととい始まった「THE GAME」はMI5が舞台で、その「役所の中」ぽいセットがTTSSみたいな雰囲気だったりする。いきなり007みたいにヘリやトレーラーが爆発したりする派手なアクションではない(笑)。これも「背広と煙草」が蔓延する渋いスタイルの世界ですな。それにしても、英国の映画とかドラマのこの「細かいデスク周り」の展開だけでも異様に濃密なドラマが展開する独特の雰囲気って、いったい何なんだろうか。(別にスパイものでなくても、「おみおくりの作法」ですらそういうスリルなんだもん。)快晴ではなく曇り空で時々小雨みたいな天気のムードで、美男美女がどうのこうのとスーパーヒーローヒロインが暴れるような感じでもないし、人々の行動も会話もまたすごく地味~に一見すごく日常的で事務的なんだけど、だからこそじわじわ怖いサスペンスが迫る感じなのである。(20150508)
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20150507

2015-05-07 | 矮小布団圧縮袋

〇シャーロック第3シーズン#1(字幕版)(AXNミステリー、5/7 22:00~)が始まる前に家に帰れないくらい次から次へと作業が突発して困惑。連休明けだからしょうがないとは言え。
 …みんなもうちょっとちゃんと考えようよ!お気楽すぎるよ!(怒)…また食事時間が過ぎてて、気づくと空腹になってて、頭痛い。

 本日のBGM:
 Targets / David Arnold, Michael Price (「Sherlock Soundtrack from the TV Series」)
 というわけで久々にSherlockのテーマだ。どうやって生還したのか。
 (写真:垣生公園のツツジの咲いている景色の中でくつろぐキイロイトリ。)(20150507)
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20150506

2015-05-06 | 矮小布団圧縮袋

〇遠賀川方面のツーリングで、今回は福岡から国道3号線→冨地原交差点から県道29号線→猿田峠越え→新延小学校角→鞍手町役場前→県道472号線から猪倉で98号線へ→垣生方面で遠賀川、と来た。(新延で曲がらずに前のように29号線をずっと行った場合は、直方駅まで行くのだ。)
 あとは98号線を木月大橋まで戻って、今度は県道55号線で北上し遠賀川下流へ向かう。

   
 突然茅葺き屋根の農家が出現(!)遠賀町民俗資料館の渋い旧農家住宅。約200年前(江戸時代後期)のものを、この場所に移築したのだそうだ。台所の方には古い民具なども置かれている。

 バイクのツーリングの時は、こういう場所で小休憩をとりつつ、地図で位置を見ながら進むことが多い。基本歴史好きな人が見学に来る位で、行楽シーズンでも騒がしくなくわりと落ちついているから、休むのに静かでちょうどよかったりする。(賑やかな子供連れのグループなどは、むしろ隣の遊具つき公園やキャンプ場のような場所で遊んでいる)
 バイパスと合流する交差点とか、役場とか郵便局とかもランドマークになる。農道はまっすぐなようでいて意外と斜めだったりし、旧街道はうねうね蛇行していたりするので、走っているうちに方向がわからなくなってくる時は、確認が必要だ。

 福岡への帰路で、今回初めて峠を越えたのが福岡県道87号線
 
 キイロイトリ「ワクワク♪♪」
 よく使うルートは普通に国道3号バイパスの岡垣トンネル越えか、県道29号線(赤間道)から猿田峠を越えて鞍手町へ、である。
 しかし地図で見ると「岡垣トンネルを使わない」峠道は、他に2本あるようだ。県道287号線(岡垣宗像線)と、県道87号線(岡垣宮田線)である。どちらも、往路の29号線(赤間道)につながるはずである。だがここはまだ通ったことがない。
 遠賀町から県道299号線で遠賀中学校前を通り、再び国道3号交差点に合流。そこからは3号線バイパスから外れて進む。日が傾き始め、新緑の美しい谷間の道を淡々と抜ける。バイパスのトンネル越えほどは起伏は大きくない感じがするのだが。しかし周りには何もない(こんなところでガス欠や故障が起きたら、いかんね)。だいだい、いったいここはどこなんだ?見たことのない謎の山里。ここが岡垣町か…山蔭の谷から峠を越える。空気がひんやりする。ちゃんと宗像側に出るのか?…心細くなってきたころ、向こう側に見たことのある里の道の車の流れが。よかった29号線の平山口だ。あそこまで行けば何度も来てるからわかる。やっと安心。
 初めての道は心理的にちょっと冒険ですね。遠賀郡も宗像も広大だな…(※最初の写真)
 
 
 むすび丸「今年も、冷麺はじめました♪」
 ちなみにお昼は麺勝にて。「鞍手本店」?鞍手地区での第一号、ということだろうか。小郡とか各地方ごとに「本店」があるような気がする謎。

 本日のBGM:
 Sentimental Journey / Doris Day
 NHKラジオ第一「蜷川幸雄のクロスオーバートーク」(5/5 21:05~)第一回ゲスト・ジャニ―喜多川氏の回(再)
 天気予報を聞くのにつけたら休日企画でやっていて、ゲスト選曲でいくつか音楽も流れる。
 蜷川さんは俳優だから(水戸黄門では「麿」の一人でもある)声もしゃべり方もおなじみだ。ジャニーさんの声とかしゃべり方とか言ってることが、知ってる会社の社長に似ている(ああ、こういう人いるわ、と思った)。この人やうちの父ぐらいの世代の人は、進駐軍ジャズで育ってるはずだと思い出す。センチメンタル・ジャーニーは帰郷の歌だったのですな。ドリス・デイとかこのへんのはうちにもドーナツ盤があったんじゃなかろうか。(20150506)
 
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20150505おまけ

2015-05-05 | 矮小布団圧縮袋

〇5月5日は子どもの日、というか「20数年前にKinKi Kidsの中の人同士が初めて遭遇した日」という由来で「祝・Kidsの日」という都市伝説?のような話の扱いになっている。
(BGM:Happy Happy Greeting / KinKi Kids) 
 たれぱんだ「それでというわけではないですが、途中の産直市で買いました柏餅です」
 キイロイトリ「オヤツ♪」
 ふなっしー「ひゃっはー♪」

※夜になると気温が下がってきた。
 
 今日は菖蒲湯。キイロイトリ「ヨモギモ ハイッテルヨ」
 たれぱんだ「バイクで運んで来たら、ちょっと先が折れました」
 量は少ないけれどお湯に入れると微かに香りがして、あったまると同時にさっぱりします(20150505)
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20150505

2015-05-05 | 矮小布団圧縮袋

〇晴耕雨読というより、天候が回復するとつい、うずうずと外出したくなってしまう。宿題がいっぱいあるので、家にいてもしなければならないことはたくさんあるのだが。
 先週末はよく晴れたので、今度は国道3号線から赤間道(県道29号線)経由で遠賀川方面へツーリング。ウォーキングでもランニングでもサイクリングでもないが、一応アウトドア(?)な趣味になるのかどうか。
 前に木屋瀬に来たのが2011年だ。その後、2013年に映画を見に中間に来たのは電車だから、バイクで来たのは数年ぶりである。最初に来る時はまず土地勘が皆無で、地図を見ながら迷いつつ進むため、かなり遠い気がするものだが、何度か来て道がわかってくるとわりとスムーズに着けるようになる。あ、でも帰りの鞍手町方面では、結構迷ってぐるぐる回ったけどw

(遠賀川沿いの近代化遺産を見る)
 
 JR筑豊本線の遠賀川橋梁。筑豊鉄道の若松―直方線で明治24年(1891)から設置。明治43年から鉄橋化され、現在のトラスの鉄橋は大正12年(1923)のものだそうである。

   

 
 中間市のマンホールにはこの鉄橋のデザインが入っているのだ。

 ちょうどタイムリーに「明治日本の産業遺産」のイコモス勧告のニュースが昨日から賑やかなことになっている。
  
 最近そのランドマークの一つ的な扱いの、新日鉄(八幡製鉄所)遠賀川水源地ポンプ室〔明治43年(1910)〕。遠賀川沿いにある。現在も製鉄所に実際に水を送っている、国内最古の稼働ポンプだそうだ。現役(!)なのであり、観光施設ではなく中に入れないから、ニュースや観光パンフに載っているような写真と同様のアングルからは撮影できないが、離れたところからその質感を。

 
 そのポンプ室からほど近い、新日鉄(八幡製鉄所)遠賀川水源地取水塔。こっから水を取ってるということですか。同じ明治43年頃に出来ているものらしく、これもデザインが河畔の謎の城のような佇まいを見せているが、なぜか緑色。
 こうしていると田舎の日常の風景に溶け込んでしまっていて「何の変哲もない」感じではある。わが「別室」的“近代化遺産”ツーリングとしては、そういうのが楽しくて、あんまり人の混まないところで撮ってきたわけだが。ほんとに世界産業遺産などになったりしたら、見に来る人で混んじゃったりするのかな?

  
 折しも、子どもの日・端午の節句も近いとのことで、遠賀川岸の鯉幟が壮観。
 キイロイトリ「コイガ イッパイ イル♪」
  
 
 映画「三丁目の夕日」のロケにも使われたという鉄橋の夕日。明治の最初の第一次トラスは英国式だったそうだ。ちょうど産業遺産のニュースと同時に、英国の王女誕生のニュースも流れている。
 本日のBGM:
 Goldfinger(instrumental) / John Barry (「Goldfinger original motion picture soundtrack」)
 シャーリー・バッシーの歌が有名なゴールドフィンガーだが、サントラが「いかにも007」の音のイメージを確立させた代表作ともいわれている通り、この外連味。(20150505)
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20150504

2015-05-04 | 矮小布団圧縮袋

〇再び八女福島の町並み建築探検中のキイロイトリがお送りします。

  
 このホーロー看板の嵐はなんなんだ…と思ったら、至福庵という骨董屋さん?のようなお店だった。向かいが福島酒造。

   
 渡辺食料品店の角。…なんかこういう景色って夢に出てきそうだな。
 (この日、天気もよくて界隈をお散歩する観光ウォーキングの客らしき人々がちらほらいたのだが、写真にはあまり映ってなかったかも。)

   
 鶴仏壇店の付近。そのものが古い近代化遺産的な建築に限らず、町並み全体を保存するために高さ制限があるのか、比較的新しめに改築したらしき建物であっても、意匠が揃っている感じがする。かと思うと、町家と見せておいて実は屋根にハイテクなソーラーシステムがあったり、なんてのもあって、あなどれない(爆)この異空間的な雰囲気と生活空間との不思議な連続性。

 本日のBGM:
 Do The Strand (20's Jazz Version) / Bryan Ferry Orchestra (「The Jazz Age」)
 こういう場所を歩いている時にMP3シャッフル君から、平成版の「華麗なるギャツビー」映画サントラみたいなブライアン・フェリー・オーケストラが突然流れる。以前にも書いたが、このアルバムを聴いてると、まるで本当にDo The Strandって曲が1920年代から存在してて、元の歌がそもそもこの「ちゃんちゃかちゃんちゃか」ジャズバンドで、1970年代に出現したアレ(笑)の方が、もしかしたらリバイバルだったのかもしれない(><)、などという気になって泣けるw。この明治~昭和風の区画には雰囲気の合う音かと。(20150504)
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