『屋敷女』『白魔人』に続いての、バスティロモーリー作品。
モロッコの民間伝承に出てくる精霊・アイシャカンディシャをテーマとした作品。
ストーリーは、
女子高生のアンリは友達からモロッコの伝説、カンディシャの話を耳にする。その夜、アンリは別れ話が拗れた元彼に付きまとわれ、暴行を受ける。何とか逃げ出したアンリだったが、怒りは収まらず、友達から聞いた通りにカンディシャを召喚しようと試みる。
カンディシャという、男だけ殺す悪魔を召喚しちゃうお話。
召喚は成功し元彼はカンディシャによって成敗されます。一件落着チャンチャン……とはなりませんw
話だけ見ると女性の守り神みたいな感じですが、カンディシャは最初だけ女性の召喚に応じ悪い男を殺すも、その後はスタンドプレー。
周囲の関係ない男も無差別に殺していきます。それに気付いたアンリが何とかカンディシャの召喚を解除しようと頑張るという。
面白いし、結構怖かったです。
顔をベールで隠したベリーダンス風の色っぽい女悪魔で、造形自体はそんなですが、登場の仕方とか、存在感が何とも不気味。
これは俺が男だからかもしれないがw
カンディシャは女性に危害を加えず、主人公のアンリは一応安全とはいえ、無罪の人が自分のせいで殺されてる胸糞悪さがよく表現されてる。
途中から悪魔祓いの話になり、モロッコということで、イスラム式の悪魔祓い。
そこも目新しくて良かった。異文化、エキゾチックな雰囲気。
めちゃくちゃ大傑作じゃないが、ほどほどなワクワク感。
カンディシャがアンリ弟を殺したすぎて、女傷つけないルール無視しだしたんは笑えたがw
ラストどうなるんやろと思ったら意外な展開。
まぁ、呼び出してどないすんねんなって話やけど。家族なら男でも殺さない、守護霊的な存在になるんかね?
よう分からんが、まぁ、面白かったから許すw
バスティロモーリーいいね。手を変え品を変えで、色々見せようと努力してる。
白魔人は「ん?」と思ったけど持ち直したなw
次の作品も楽しみ。では、また。
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