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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

住吉・富士見稲荷社群 大木司稲荷大神=時代即し新意味 釧路湿原シニア大学自治会「まち・さんぽの会 2024年12月特別例会」03

2024年12月20日 08時44分00秒 | 季節
 住吉・富士見稲荷社群 大木司稲荷大神=時代即し新意味 釧路湿原シニア大学自治会「まち・さんぽの会 2024年12月特別例会」03

 24年12月17日正午前後 まなぼっと“幣舞”で開催、釧路湿原シニア大学自治会「まち・さんぽの会 2024年12月特別例会」
 「サルウシナイ川集水域の七福神~幣舞・住吉・富士見界わい~」の第3章は、釧路市住吉二丁目13番の丘陵地で、「杜の木立にひそむ<大木司稲荷大神>」。
 おすすめのキーワードは「稲荷」「商売繁盛」「春採湖津波通過地点=災害」なのだ。

 知る人は少なく、近隣在住者でも気がつかぬ、ひっそり感。
 倒れた鳥居の柱に、北大通・黒金町で手広く書店を営んでいた女性店主の記名。
 拝殿・社務所と遺構が継承され、木立草木が四季の春秋を送る。


 丘陵部の裾野を、アイヌ民族伝説で「春採津波」の大浪が、現在、市道の通る丘を超えて釧路川に向かった、と。
 のち地質学者がボーリング調査の結果をもとに「津波実在説」を発表した。

 津波災害は避けられないが、その被害は場合によってゼロ共することができる。
 その伝承聖地。大木司稲荷大神は、人の疎遠をものともせずに、今もその危機を語り伝える。
 釧路国。そこの6地点で「アイヌ民族津波伝説」。2地点に「<逃げる>を意味する、アイヌ語地名」が存在する。

 アイヌ民族は文字をもたぬが、「たいせつな記憶は永く、語り伝えられる」。供え物をし、祈りの儀式を伴う、祭事を通じ物語は300ねん、400年と伝承する。
 文字をン持ち、碑文を刻む文化は建立者一代で忘れられ、伝承事項はたちまち封か。
 果たして、はたして。どりらが懸命なりや。

 そこは思案のしどころ。商売繁盛の稲荷社に、津波再来の守護神たるの新意味を背負ってもらうこと。
 いずれにしても等しく足を運び、境内の草一本、小枝一樹を取り除くは「事柄の出発点」とすることは、いかが。


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