豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

Queen Omphale

2013年11月16日 | 今日の美女
 昨日の続き。
 この美女はオンパレという女王で鬚男はギリシャ神話の英雄ヘラクレスである。
 ヘラクレスは友人のイピトスを殺した罰として、ゼウスの命によりこの女王に三年間奴隷として仕えることになる。
 オンパレは武骨なヘラクレスに女の恰好をさせて、腰元たちと共に糸を紡がせ衣類を縫わせたり音楽などをさせたりと、いじめからかうのである。そして自分はヘラクレスの着ていた獣の皮を頭から被り彼の棍棒を手にしており、絵ではその糸紡ぎをしている様が多く描かれている。

   John Byam Liston Shaw   Desubleo                      Samuel Bottschild
          

  Gustave Moreau              Annibale Carracci               Charles Gabriel Gleyre
    

 Gustave-Clarence-Rodolphe-Boulanger   Peter Paul Rubens                 Louis Jean Francois Lagrenee
    

  Simon Charles Mige                               Giovanni Francesco Romanell
  

  Luca Giordano                                       Johann Heinrich The Elder Tischbein
  

 そのうちに女王の座を狙う敵方が攻撃してきたとき、ヘラクレスはたった一人で敵を一掃するという活躍をしたことで、女王もヘラクレスの男の魅力に惹かれ、三人の子供までうまれましたとさ。めでたしめでたし。

  Francois Lemoyne                   Francois Boucher                  マイセンの焼物
    

下の絵は、好色漢のパンの神が、女性の着物をまとったヘラクレスをオンパレと間違えて潜り込んできたのを追い払ったというエピソードを描いている。
  Jacopo_Tintoretto                     Abraham Janssens
  



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