今週は英泉の作品を纏めてみる。
手元には300点ほどの作品があるが、揃ったセット物は四あ分の一ほどで、毎度ながら、あと一枚が見つからないものから、一枚だけのぱらばらばかりである。当ブログは揃った形を見てもらうのが狙いなので、物に依っては似たような作品が並ぶのは諒解されたい。
英泉は遊里の女達を描くのが得手のようで、、特に上半身、顔を大きく描いたものは普通の町娘のようなものでも、どことなく退廃的な感じが漂っている。
本日は三つ揃いを三組。
◎ 見立名所桜尽
◎ 契情若三人 遊女を「和歌三神(住吉明神。玉津島明神。柿本人麻呂)」に見立てたもの
◎娼妓三幅対 遊女を 三幅の揃い物の掛軸に見立てたもの