◎ 美人會中鏡・時世六佳撰
◎ 美艶仙女香
これは化粧品の白粉の宣伝を兼ねた、あるいは目的とした作品のようである。
各絵には「美艶仙女香といふ 坂本氏のせいする白粉の名高きに美人によせて」という説明がそれぞれに書かれていて、東西菴南北という戯作者の句が添えられている。一枚目「白粉の花の香のある美人かな」「初雪や美人の:今朝のまた白し」などである。最後の絵は別の作品だがこれも同じような効果を狙ったものだろう。
昨日「揃いもの」を並べると大口をたたいたが この仙女香はこれだけで揃いなのかは不明である。もし不揃いで抜け落ち作品が存在するならご容赦ください。
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