歌川国貞/難波屋おきた ・ 鈴木春信/笠森鍵屋お仙 ・ 歌川豊国/高嶋おひさ、難波屋おきた
※ 左は既出の「江戸百人美女」の「浅草寺」で、浅草の茶屋女とくれば「おきた」と江戸人は了解済みなのである。
豊国の「三幅対」は富本豊雛が欠けているが、おひさとおきたの名が記されていないのに二人を特定する根拠は何かというと、二人の持つ「団扇」に描かれた家紋である。
※ 因みに歌麿描く三美女を再掲載する。一見名前が見当たらないが上隅の小間絵が名前になっている。
コーヒーでも飲みながら「絵解き」をしてみてください。