豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

Omphare

2013年11月15日 | 今日の美女
 タイトルのオムパレというのは何。
 棍棒を持った美女と髪に花飾りをつけてるひげ面のゴッツイ男はいったい誰。
 そして男の持つ先に何かついた棒で男は何してる ?
 すべての解説は明日。

  Bartholomaus Spranger                 Sebastiano-Ricci
   

  Francesco Ruschi                                  Antonio Bellucci
   


 この男も上の男と同じなのだが、クラナッハはこの似たような構図の絵を沢山描いていて手元にある10枚の内の4枚。
  


  


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二人美女

2013年11月14日 | 今日の美女

  Philip Richard Morris               Louis Dubufe                  Alma Tadema
      

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無題

2013年11月13日 | 今日の美女


  Gabriel Joseph Marie Augustin Ferrier      Philip Alexius de Laszlo            Margaret Sarah Carpenter
    


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一家三女  Mabel Rollins Harris

2013年11月12日 | 今日の美女
 1920年代後半から30年代に人気のあった女性画家。
 カレンダーのピンナップガールを描く一方、母子や幼児の絵なども多い。

     

◎ 参考作品

    



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Queen Tomyris

2013年11月11日 | 今日の美女
 サロメ余話ということになろうか、サロメと題されたベロネッセの絵に次の作品があった。ヘロディアスに献上する場面と見えなくはない。


 しかし、これは間違いなのである。次の絵とほとんど同じであり、右の女性はサロメでも王妃ヘロディアスでもない。
   Gerolamo Brusaferro


 ルーベンスにも左右反転した、同じ場面の作品も見られる。
   Peter Rubens 二作品
  

 以下をざっと眺めても判るように、サロメ、またはヘロディアスと間違えそうな絵がほかにもある。
 さて、この女性は紀元前六世紀ごろのマッサゲタイという国の女王トミュリスである。始めキュロスという王のペルシャ軍に攻められて敗れ息子を失ってしまう。トミュリスは報復を決意して再度戦い、ついに勝利を得て敵のキュロスは戦死してしまう。戦前に「血に飢えた汝に、血を堪能させてやる」と宣言していた女王はキュロスの首を斬りおとして血液の入った容器の中に投げ込むといった話である。
 マッサゲタイというのは遊牧民族のようだから衣装にしても最下段の絵やモノクロの版画の方がそれっぽいのではないかと思う。それにしても、女王様が部下の前で素っ裸ということはないだろうけど。首を入れる血の入った容器というのも、サロメのような平たい盆や皿ではなく、版画のような皮袋というのが元の記述らしい。したがって壺や深い入れ物であればサロメの絵ではないのである。最後のトミュリスは若すぎないかしらねェ。
 
 
  Michiel van Coxcie                        Giovanni Antonio Pellegrini ?           Jean-simon-Berthelemy
    

  Pietro Ricch                                         Antonio Zanchi
  

  Giovanni Antonio Pellegrini            作者不詳                  Mattia Preti
    

  作者不詳                                        Mark Skalinski
  


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Tea time

2013年11月10日 | 今日の美女
  えっ? ボク 飲み物じなくて生き物だよ ! !          やだぁ アタチ 飲まれるの キライ
   

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Salome 6 Gustave Moreau

2013年11月09日 | 今日の美女
 サロメの絵画としては欠かすことのできないギュスターヴ・モローの作品一覧。

 ヘロディアスとサロメ
    

                               前の絵の部分図
    

    

    

    

   * * *

◎ 以下三点はサロメではなく、殺された吟遊詩人オルフェウスの首を竪琴に乗せて運ぶトラキアの女
    


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Salome 5 変容

2013年11月08日 | 今日の美女
グイド・レーニのサロメ
上段二枚と下段二枚を比べると同じ画家の描いた同一人物と見られるだろうか。
下段三枚目は、別画家 Michele De Subleo の描いたヘロディアスで、レーニの二枚目サロメと似てないだろうか。
もしレーニが本当にサロメとして描いたとしたら、下段のサロメは強い意志や憎悪の感情の持ち主のヘロディアスと重ね合わさった別のサロメとして描かれたように思えるがどうだろうか。
  

      


ペーテル・ルーベンスのサロメ 五点  下段では王女というよりオバちゃんぽくみえるのだが・・・
  

    

◎ こうした流れの中にさらに新たに加わったのがオスカー・ワイルド作、ビアズレー描く異様な雰囲気のサロメである。
 単にヘロディアスの娘とあるだけで母の陰の存在でしかなかった彼女が、ワイルドの戯曲では前面に出てきて、しかもヨハネ(戯曲ではヨナカーン)に想いを寄せるという直接的な関わりを持つこれまでには無かった性愛の要素が加わり、しかもその愛が拒絶されて王女としての誇りを傷つけられ、愛情と激しい憎悪の絡みのなかで、あくまでも相手を自分の意に従わせて自分の想いを遂げるべく、自ら求めたヨハネの首に口づけするという異常性を見せる女となって、以後のサロメ像が定着したと思われる。
 殊に日本では聖書を通してのサロメではなく、明治になってからのワイルドの演劇やリヒアルト・シュトラウスのオペラからのサロメ像が広まって、サロメといえばエロティック、サディスティックな悪美女の典型のイメージとなったのだろう。

   Beardsley Aubrey
    

  Pierre Bonnaud                 Ariel Agemian                 Hans Hassenteufel
    

  Vania Zouravliov                   Derrewyn deviantart     高畠華宵
    
     

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Salome 4 母ヘロディアス

2013年11月07日 | 今日の美女
 比較的古い絵画ではヨハネの斬首にはヘロディアスの意向よるという解釈が中心のようである。
 そのヘロディアスの絵画を眺めてみると・・・ 

◎ 王と王妃の結婚を糾弾するヨハネ。聖書には、王はそのことに立腹しながらもヨハネを正しい予言者と知って民衆を恐れ、保護していたとも記されている。したがって王の方はヨハネを処刑することには消極的だったが、王妃の方はヨハネに対して不快感しか無かったろう。

  イタリヤの古画                                         Lucas Cranach
    

◎ 一、二枚目は、サロメと題されてもおかしくないヘロディアス。 三枚目はさすがに少女サロメと見るのは無理か。
  Domenico piola                     Paul Delaroche                 Claude Mellan   
    

◎ 一枚目はともかく、他はヘロディアスの憎しみが表された作品。
  Ivan Kramskoy                     Vasily Surikov                   作者不詳 
    

◎ 同一画家の似た作品。左の絵はは何をしているのだか判らないが、右の絵のヨハネの舌には針が刺されているのが判る。
 したがって左は舌をつかんで刺そうとしているということになろう。ヨハネの言葉に憎悪を感じている行為を表している。
   Francesco del Cairo
  

◎ 前の方の美女からするとだいぶ古びたヘロディアスが、針を刺すのをげんなり見入るサロメ。
  後の方は親子して針刺しをしている図。どちらが親かはっきりしないが異常性極まれりというところか。 
  Pieter Fransz de Grebbe                フランスの古画
  

◎ 左の版画ははっきりしないが、ついにはナイフを手にしたヘロディアス。最後のステンドグラスではヨハネの眼に突き立てている。
 こうして見てくると我々の抱いているサロメの異常性というのは母ヘロディアスのそれの投影されたもので、サロメ本来はヨハネに特別な感情はなく異常性格でもないだろうといえる。
  Lucas_van_Leyden                  Andrea Ansaldo                      不詳  
          

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Salome 3

2013年11月06日 | 今日の美女
◎ サロメの絵としてよく見かけるものなどのうち、おとなしそうなサロメの顔を背けたものの一部を。
 
  Roger van der Weyden          Titiano                         Bernardino Luini
    

  Carlo Dolci                       Giacomo Zoboli                 Onorio Marinari
    

◎ サロメというタイトルながら、サロメはどちら? そしてもう一人は母ヘロディアスか腰元か?
  Onorio Marinari                     Jacques Stella                   Gerard Seghers 部分
    

◎ サロメと題されていても、中央の母ヘロディアスが主役でサロメも王も脇役の構図ではなかろうか。
 そうだとすれば、聖書の記述通り「ヘロディアスの娘」という役回りにすぎない。
  Mattia Preti                                        Pietro Paolini 
  
  

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Salome 2 Lucas Cranach

2013年11月05日 | 今日の美女
 クラナッハは、サロメ関係も多く描いている。
 気の小さいお方は、サロメの顔だけ見てください。

 まずは皿美女サロメ、剣美女ユディト、トンカチ美女ヤエルの三役揃い踏み。

    


    

  左の絵は皿を抱えた手がなんか不自然。
    

  クラナッハの絵では王妃ヘロディアスは同席していた形で描かれている。一枚目の首の脇にはヨハネの文字がある。
  辟易した王と平気な顔つきの王妃との対比が面白い。
  

  

                           最後のサロメはクラナッハではなく、Joseph Heintz という画家の作。
            

※ 冒頭の「トンカチヤエル」はいたずらである。
 ネットで一枚目のモノクロのトンカチ美女を見つけたので、画質がよくないしカラーのものを探し回ったのだが見つからない。
 ふと思いついてユディトのファイルを覗いたら、二枚目のユディトがあった。これを使った誰かのいたずらだったようだ。
 そこで、両方を合成し再現してみたのが三枚目というわけであるが、釘や右下の容器までは入れてない。
 ゆえに、クラナッハの描いたトンカチ美女なんて存在していないはず。

     
 
 
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Salome 1

2013年11月04日 | 今日の美女
 過日ユディトについてかなり並べたので、今回は同じ生首を持つ女性サロメを200点ほどの作品から紹介する。
 「サロメ」というと、日本ではユディトよりはるかに有名であるが、ではどんな女性と思われているかというと、サディスティックな妖艶な悪女といったイメージで捉えられているようである。しかし多くの絵画を眺めていくと悪女とは思えないような絵もかなりあって(人は、特に女は見た目では判断できない、という議論は一応脇に置いて )、その点に留意して見てゆきたい。

 サロメは新約聖書のマタイ・マルコ伝にまず登場するが、いずれも「ヘロディアスの娘・少女」というだけで名は明かされていない。サロメという名は別の書にある記述によってのちに特定されたようである。
 母のヘロディアスは夫の異母兄にあたるヘロデ王と娘連れで再婚したが、このことを預言者ヨハネが厳しく非難したのでヨハネは投獄されていた。誕生日の祝宴での娘の踊りを喜んだヘロデ王は「褒美になんでも与える」と約束する。娘は出て行って母ヘロディアスに相談すると「ヨハネの首を願え」とそそのかされたので、王は気が進まなかったが結局兵を地下牢に行かせてヨハネの首を与えことになってしまった。娘はその首を母親のところに持って行って渡した。
 つまり聖書のこの女性は「母親の言いなりになって行動しただけの踊りの上手な一少女A」というだけで、ヨハネを斬首させた元凶は母親ヘロディアスということになる。そのヘロディアスは宴席にはいないで別室にいたように読める。

とりあえず、本日はこの程度のことを頭に入れて、踊りを主にしてあまりどぎつくなさそうな絵を眺めてみる。

 Filippo Lippi  踊り(中央)と首の受け取り(左)と母に献上(右)の三つの場面が一枚に描かれている。 


◎ 踊り  ティソの絵は逆立ちしたアクロバットダンス
  Domenico Ghirlandaio            James Tissot                      Unnown
    

    高畠華宵                Gaston Bussiere                  Pablo Picasso
    

  Gustave Klimt         Paul Antoine de La Boulaye            Leopold Schmutzler
    

  Philips Galle  (二場面を一枚にしている。)                       Bartholomeus Strobel 部分図 下に全図
  



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Tea time

2013年11月03日 | 今日の美女

男性無視で、ワン、ツウ、スリー。

   Victor De Bornschlegel             Nicolaes Verkolje                             Frederic Soulacroix
    


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一家三女  Jesus Hereguera

2013年11月02日 | 今日の美女
  メキシコの画家 (1910-1971)

      

  ◎ 参考作品

 ドンキホーテとサンチョパンサ              カルメンとエスカミリオ( だと思う )
   


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タンバリン 3

2013年11月01日 | 今日の美女

◎ 色っぽいものも少々。

  Hans Hassenteufe              Maria Szantho                     Marcel Rene Herrfeldt
    

◎ タンバリンはジプシーの少女とっては大切な稼ぎの楽器、兼 金集めの容器でもある。

   J. H. S. Mann                    Nickolay Bessonov                  Josef Suiss
    

  Sigmund Dux                      Francis_Alfred_Delobbe            Ella Schulz
    

◎ モナリザがジプシー女性って知ってた? まさかね。
                             William Bouguereau                   Jose Frappa  壊れたタンバリン
             


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プログ村

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