パンづくりMittSuの日記

パンづくりパン教室:子育て:庭 他・・・メール panzukuri_mittsu@yahoo.co.jp

震度9 覚悟

2011年03月20日 10時06分06秒 | パンづくり&お菓子&料理
ご心配ありがとうございます。


今も余震が続いています。

又 大地震が くるのかも・・・ 
もっと大きくて 今度こそ 本当に オワリになってしまうのかも・・・

いつも気をつけていたことや 大事にしていたもの、いろんな事がどうでもよくなる。

大人のワタシがそんな弱気でどうする。


本当に大切なものが わかってくる。

<< 生き残った私達には すべきことがある。 >>



ここんちの家族の無事がわかった。

家があった。

ぐちゃぐちゃだけど、割れたりひびが入ってたり

とにかく あった。

電気 水のない生活。

キャンプ用品と山グッズが活躍した。

なぜか最近、
山グッズを入れてた衣装ケ-スを整理して 
カンテラを階段下の奥にぶら下げていた。

米は一回研いで とぎ汁でカレ-を作った。
カセットコンロと圧力鍋で 一升ご飯。

同じように トン汁。

冷気で 発泡スチロ-ルに入れていたとはいえ 朝には冷たく硬いご飯。
それは スト-ブで 汁物に入れて おじや、ドリア。

冷たく硬いご飯は 食べるために 再加熱、調理が必要。そして 日持ちしない。

・・・

すぐ食べたい朝 と いつもおやつが欲しい子供たちのためにも。

スト-ブでパンを焼いた。


首にカンテラ下げて、

小麦粉と小麦胚芽、イ-スト、砂糖、塩、スキムミルクとかコ-ヒ-ミルク、卵・・・薄味バタ-ロ-ルのイメ-ジ。
みんな手計り。でもしっかり栄養。

自分のやりたいことがわかってきた。



一番大きいボウルに思いついたままに 投入。
膨らんだ生地の量を見て ピッピと大笑い。
いくら 暗闇だからって 作りすぎ!

大鍋とダッチオ-ブン 2回に分けてスト-ブ焼成。
だって スト-ブのないご近所さんとで三世帯になったんだもん。
赤ちゃんもいる。

子供達も喜んでいる。
すすんで招こうとしている。
狭くて荒れた部屋だけど。

持ち寄り、情報交換、互いに支え合って 私達は 生きている。



大泣きした日の夜 電気がきた。

「パンを持って行きたい!!」とピッピ。
6年生のときだったか、
「友達と一緒にパンづくりしたい」って言ったときのレシピを2階から持ってきた。


体調も万全じゃないワタシは 

計量と材料確認、機械管理、一緒に作りながらも 

これから ピッピが一人でも作れるように 本気で教えた。

引継ぎかしら・・・なんてね。



最後の焼成はピッピ一人に任せた。朝にはきれいに、並んでいた。
ちゃんとビニ-ルもかけてある。


個人の作るものなので 差し上げられる人は限定されてしまうかもしれないけれど、
そんなこと言ってられない。ワタシを信じてくれる人が食べる それだけ。
沢山の人に渡るといい。 ちいさいぶどうパンを3個ずつ 袋詰めした。



ガソリンないから 行けないよ。

それをなんとかさせる ピッピ。

















ここんちの人間ができることなんて、ほんとにちっちゃい。
でも できることはやろう。



水がないので、自分ち用は ビニル袋にて 捏ね~発酵まで。

オレンジの皮を捨てずにグラニュ-糖で煮て挟んだり、あんこ、ア-モンドプ-ドルにショ-トニングと砂糖。 
フライパンに延ばしてピタパンや つけパン。たらこマヨやコ-ンマヨ。

パンが焼けてよかった。

生きる力。

 知識 技術 コミュニケ-ション・・・

 愛と勇気、 笑顔をありがとう。 


一人ひとりができること、それぞれ。

自分で考え、実行しよう。

えらそうなこと言える立場じゃないけど、少しずつ 頑張りましょう。



羅列なつぶやき 読んで下さってありがとうございます。 

必ず、春はきます。

つよくならなきゃね。



夕べから 水が出ました。
ありがたい。

いろんなことに いろいろな人たちに、感謝 感謝。

この気持ちを忘れずに。

ガソリンがないから 出かけられません。

復旧の為に 邪魔にならないように 大人しくしてるのがいいと思います。

又 寒くなるようですが、皆様もお身体ご自愛くださいませ。


 

   









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする