昨日、近所の書店でわが尊敬する理学療法士・三好春樹氏の文庫本を見つけ、タイトルが気に入って即買いました。「老人介護 常識の誤り」(新潮文庫、460円)。平成12年2月に単行本が出たようで、内容はつまり6年前のものということになりますが、まったく古さを感じさせません。それどころか、6年も経ってるのに「そうだそうだ!」と思うということは、介護の世界が未だに変わってないということでしょう。
実はまだ今日読み始めたばかりですが(^^;)、冒頭にある笑い話(実話)を一つ。首都圏のある病院の前庭で日向ぼっこをしていた車椅子の老人に向かって、病室から看護師が「○○さん、体位変換の時間だから部屋へ帰ってください」と呼んだそうです。体位変換とは床ずれ防止のため、寝たきり患者を一定時間おきに体の向きを変えることですが、何か変。自力で車椅子に乗って庭に出られる老人に、病室へ戻って体位変換を受ける必要があるのか?というわけです。三好氏は、これが現在の看護と医療の問題点の象徴的な話だと言います。
詩人の谷川俊太郎さんが三好さんの生活リハビリの思想を、「三好さんは老人のシッコ・ウンコの視点から人間を変える哲学者だ」とべた褒めしています。実は以前大阪に講演にこられた時に三好さんご本人にお会いしたことがあり、私にはも一つしゃべりにくい印象の方だったのが残念ですが、でもその゛思想゛には頷かされることばかりです。頑張ってこれから読破します。
本は今介護に携わっている専門家と、介護にかかわらざるを得なくなったが、苦手意識のある素人(要介護者の家族)に向けて書かれているそうです。ちょっと視点が面白そうで期待が持てます。
実はまだ今日読み始めたばかりですが(^^;)、冒頭にある笑い話(実話)を一つ。首都圏のある病院の前庭で日向ぼっこをしていた車椅子の老人に向かって、病室から看護師が「○○さん、体位変換の時間だから部屋へ帰ってください」と呼んだそうです。体位変換とは床ずれ防止のため、寝たきり患者を一定時間おきに体の向きを変えることですが、何か変。自力で車椅子に乗って庭に出られる老人に、病室へ戻って体位変換を受ける必要があるのか?というわけです。三好氏は、これが現在の看護と医療の問題点の象徴的な話だと言います。
詩人の谷川俊太郎さんが三好さんの生活リハビリの思想を、「三好さんは老人のシッコ・ウンコの視点から人間を変える哲学者だ」とべた褒めしています。実は以前大阪に講演にこられた時に三好さんご本人にお会いしたことがあり、私にはも一つしゃべりにくい印象の方だったのが残念ですが、でもその゛思想゛には頷かされることばかりです。頑張ってこれから読破します。
本は今介護に携わっている専門家と、介護にかかわらざるを得なくなったが、苦手意識のある素人(要介護者の家族)に向けて書かれているそうです。ちょっと視点が面白そうで期待が持てます。