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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

過去の自分を肯定できる時とは…(1冊の本から)

2006-05-27 | 読書
キャリコン養成講座の桐村晋次先生が講義中に推薦された『道草してキャリアデザイン』(坂巻美和子著、西田書店、1,260円)を一気に読了。書くのはそれなりに大変だったと思いますが、読むのはアッという間です。著者は私よりはだいぶ人生の先輩ですが、独立して仕事をしておられること、その途上で思うところあって社会人大学生になられたこと、若いときは何の仕事をしても自信が持てずコンプレックスのかたまりだったこと等々、私とよく似た転機を多々持っておられたので、感情移入して読みました(笑)。
 それにしても、若い人のキャリアデザインはもちろん大事ですが、ひと昔前のようには枯れておらず、かといって若くもない中高年期が長くなった現代にあっては、30代・40代・50代こそそれまでの自身の人生を振り返り、可能な限り仕切り直しをした方がいいように思えてなりません。自分のことも含めて敢えてきつく言うと、上記のような年齢から人間がスクラップ化してしまうと、超高齢社会では大変なことになるからです。
 大きな声では言えませんが、環境にリサイクルという発想があるように、人間の生かし方にもリサイクルという視点があってもいいのでは?と思っています。平たく言うと、゛中高年リサイクル事業゛こそが私の達成したい目標なのです。