ほぼ体調も良くなり、あとは退院するばかりとなった兄。
でも行く先が決まってないんです。
子どもたちはさすがに複雑な事情というか感情があるだけに、とても親である兄と一緒に暮らすなんてことは無理!
となると、今回、入院した理由が理由だけに(酒の飲みすぎ)、ある程度きちんと管理ができるような施設であること、さらには独り身の兄なので食事の提供があるというのが条件です。
しかも本人の希望としては職場に近い場所。
そうなると、いくつかに絞られてくるわけですが、閉所恐怖症といっている兄は自分自身で移動することが困難なため施設見学には付き添ってというか、現地まで連れて行かなくてはなりません。
先日もそうでしたが、兄をつれて見学に行くというわたしにとってはハードな感じというか、正直予定外のことがあったり、また面会は面会で会社関係のひとが来る場合は家族が付き添わなければならなかったりと娘に母のことをお願いすることが多くなっています。
そういうこともあり、ここ1、2週間ばかり自分自身ちょっと余裕がなくなってきてると感じることもしばしば。
特にきょうは母がインフルエンザの予防接種があるということで病院に行かなくてはならないものの、昨日終わる予定だった車検がずれ込み、というかわたしの車があまりにも調子が悪かったのでその修理で時間がかかってしまったため車がなくては困るということで代車を用意してもらうことになったんです。
ですが、代車のサイズ(軽自動車)が小さいため、車イスを載せるのも母を移乗させるのも結構大変で、ひとつの動作にいつもより負担が多くかかりました。ただ運転するには普通車よりも楽なんですが。
しかも、やはり代車ということで近くの病院に行くにも緊張はするし、兄を乗せて施設見学に名古屋方面に向かっていかなくてはならなかった、ということで特に目に疲れがどぉ~ときました。
すべて用事が済み兄を病院に送って行き、車も引き取りにいって、やっと家に戻りひと休憩をしていたら、今度は兄の子どもたち(姪)が我が家に訪ねてきてくれました。
いろいろ諸手続き関係はすべて姪たちが頑張ってやってくれているだけに、なんとかこの姪たちにこれ以上負担がなるべくかからないようにしたいものだと思いつつ、いったいどこまで自分ができるかどうかと限界を感じつつあります。
ただ、兄がひとりで行動することができるようにすることはこれから先のことを考えてもとても大事なことで、それができるようなプログラムを病院で考えてもらえないものかとついつい思ってしまうのです。(考えていてくれるのかも?)
母が退院したときは、ケアマネさんが助けてくれるおかげでさまざまなサポートをいただいてこうやって在宅介護をなんとかやりきれているのですが、兄の場合は介護認定もないため、退院後は家族だけでサポートしなければならないのか?その家族も姪たちではどうもサポートできる状態ではない、というか金銭管理以外はサポートしようという感情を持ち合わせることは難しい…そう考えると、兄本人の頑張りはもちろんのこと、妹であるわたしもやれることをやれる範囲で考えて行動していく必要があるのだろうなと思う反面、不安もあるし、くたびれることだなぁとも。
でも……
まぁ、なんとかなるでしょう、きっと。