自転車前後輪がパンクしてしまったことで、体力や時間を消費してしまい、気分もあまり上がらない中、とりあえずまずは自転車店に行ってみてもらおうかなと思い駐車場の受付のひとに足助に自転車店はないですか?と尋ねたら、自転車店?とわからないとの返事。
親切にも近くにあった車修理工場に言ってみたらとアドバイスをもらったんですが、声をかけても工場の中にはひとがおらず、結局時間が経っていくだけもったいないという思いと、まぁ大丈夫だろうということで、そのまま足助城に向かうことにしました。(あとで調べたら、町中に自転車店がありました)
うなぎ屋さんのいい香りをかいだところで、車に気をつけながら道路を横断し国道420号へ。
坂を上りきったかなと思って少し行くと、足助城の小さな看板がでているので、そこをすかさず左折。
ここから…とんでもない坂がわたしの脚力では絶対無理ということで、ひたすら自転車を押して上がっていきました。
たかが1km、されど1km。勾配は10パーセント近くあったのではないでしょうか。
日陰を選びながら押し歩き、休憩をちょくちょくしながらもう着いた?と思ったら民家の駐車場か…とガックリし。
あと500mの看板がむなしく感じたり。
わたしを抜き去っていく車がうらやましかったり。
太陽の陽射しがうらめしかったり。
あ~まだなの~?と思っていたら、やっと足助城の入口看板が。
ここからまた駐車場まで、そんなに距離がないのにさらにドッと疲れが。
ちょうど草刈りをされているシルバーの方がみえ、こんなカンカン照りのときによく上ってきたね、と言ってくれ、自分自身もよく頑張ったなぁと思う反面、急斜面でしかもこんな暑さの中を草刈りするのも大変だろうにと逆に思ってしまいました。
やっとやっと着いた初めて訪れる足助城。
わからないけど、とってもいい雰囲気とすぐに思い、疲れてはいたけれども自分自身心がワクワクしているのがわかりました。
正面には足助城に入るための受付と、山野草が植えられているという山道への入口が右側にありました。
山野草植物園
足助城入場料:300円
バイク置き場に自転車を停め、早速重い足をひきずりながらの感覚で受付へ。(※お手洗いはここのみ!城内にはありません)
すると、先客の方が足助城まで来るまでの案内がわかりにくい、ということで市役所に伝えておいてほしいという話をしていました。
考えてみれば、わたしは事前に下調べをしていたのでわかりましたが、そうでなければ言われるように確かにわかりにくいかも、と。
そう思いながら受付で入場料を支払おうとしたとき、対応してくださった方がとても感じの良い方で、しかもどこかでお会いしたことがあるような気がして、ついつい根掘り葉掘りお聞きしてしまいました。
わたしが男性だったら、まるでナンパしているようにみえるかも
さて、初めて踏み入れる足助城。
ちょっとドキドキしながら、タイムスリップした気持ちになって歩いていきました。
目の前に現れた南の丸の建物。
静かな雰囲気の中、案内に導かれて番号順に辿っていきました。
当然のことながら道は細く、今までの疲労も重なってちょっとしたアップダウンもやけにきつく感じます。
ここまで来たわたしの足
見上げてみると…
昔のひとはこんな道を縦横無尽に行き来していたかと思うと、あらためてすごい!と思ってしまうのでした。