明後日6日(土)から、映画『杉原千畝スギハラチウネ』が全国で上映されます。
俳優の唐沢さんが好きなので見てみたいなと思っていますが、加藤剛さんによる『命のピザ』というドラマを以前テレビで見たことがあります。
実は13年前に豊田市ボランティア連絡協議会の研修ということで岐阜県八百津町にある人道の丘、杉原千畝記念館に訪れたことがあるのですが、八百津というと会社行事のレガッタ練習で行ったことはあるものの、まさかそんなすごいことをしてしまうひとが生まれた場所だとはそのときまで全く知りませんでした。
この杉原千畝記念館には当時カナウスにあった執務室を再現している部屋があるのですが、そこを「決断の部屋」といい、もし自分がその立場であったならどうするか、ユダヤ人を助けたいと思うならスタンプを押してください、というものでした。
スタンプを押すことは動作としては簡単なことですが、さまざまなことを考えるとその当時は命をかけた覚悟のいる非常に重い決断であったことだと思います。
多くのひとがこの千畝氏の決断によって助かりました。当然命を道半ばで落とすひともいたようですが。この千畝氏が発行したビザで福井の港では多くのユダヤのひとたちが立ち寄り、そこでも温かいもてなしがあったと聞いています。
日本国民という前にひととしてどうあるべきか…争いの絶えない今、自分に信念をもつ力・勇気がほしいものです。