8月もはじめのある朝7時過ぎのこと。
ドスッ!と何かが落ちる音がしたかと思ったら、急に電気がブチッと切れてしまいました。
何事?と思い、外の電線をみても問題ない…と思いきや、同じく外にいた隣の方から木が倒れたことを教えてくれたので見に行ってみると、大きな木が子どもたちの通学路を塞ぎ、電線が切れてしまっていました。
すぐ電力会社に電話をしたら、わたしたちが行くまで絶対近寄らないでください、とのこと。
夏休み中で本当によかった
少ししてサイレンとともに到着すると、様子をみてどこかに行ってしまいました。
その後、信号もつかなくなってしまい朝の通勤ラッシュということもあって大渋滞。しばらくしておまわりさんが来て整理していましたが、ほどなくして信号が点灯。はやく復旧してよかったのですが、肝心の我が家の方はまだまだ。
再び電力会社のひとが一度目のときとは違って大人数でみえて、テキパキと作業。
最初、お昼まで時間がかかるかもしれないという話でしたが、10時30分には復旧をしていたようです。さすがっ!感謝!
実は停電したとき、いつまでこの状態が続くのかわからず、母をどうしようかと気になっていたんです。
高齢になってくると体温調整が難しくなるため、連日猛暑日が続くこの時期エアコンを欠かさずに使用して室温を保っていたんですが、電気がこないとなると、室温調整ができない、電動ベッドのリクライニングが使えない、吸引器など、電気に頼るところが多い生活者としては困ることが多いのです。
まず最初にしたことは、以前看護師さんから熱対策として教えてもらっていた凍らせた500mlのペットボトルが数本あったので、それをタオルをまいて脇と鼠径部に。おもちゃのような小さな小さな電池式扇風機があったのでないよりはいいかということでつけていました。(気休め程度だったかも)
そして、停電したとき、ちょうどベッドをギャッチアップして経管栄養中。その後のオムツ交換をどうしようかと思いましたが、結局母がの体が小さかったので、ベッドの足側にずらしてすることにしました。
吸引器はバッテリー(30分)があるので、とりあえずそれで対応。
でも、、、いったいいつまでこの状態になるのかわからなかったので、結局母を車椅子に移乗して涼しいショッピングセンターに連れていくことにしたんです。もし母が車椅子利用できず、寝たきりとなるとかなり辛い状況。
経管栄養のこともあるので、お昼前に帰ってきてどうかなぁ?と思ったら、隣に住む兄から10時30分くらいには復旧したという話を聞きました。
この経験を通して夏に電気がこないっ!ということが、いかに大変かとあらためて思えてしまいました。冷蔵庫もなるべく開閉しないように気をつけたり…。
そして、今回あったらいいなと思ったのがやはり電池式扇風機。思わずポータブルファンを買ってしまいました。音はかなりしますが、ないよりはずっといいです。LOWでも2m先までちゃんと風がくるし、単1乾電池4個いるとはいえ、LOWなら50時間作動です。
何事も備えあれば憂いなしということで。
その後、生木がどうして倒れたのか知りたかったのですが、結局なぜ倒れたのかよくわかない感じでした。虫が根か幹を腐らせていたのかもしれませんが、台風が来たわけでもなく、雨が降っていたわけでもなく、本当に突然に倒れてしまったのが不思議不思議で仕方ありません。
電線にかかりそうな近くの枯れた桜の木は電力会社のひとによると幹がしっかりしているから倒れる心配はないという話でした。
枯れた木は倒れず、緑の葉っぱが青々としている木が倒れるなんて…。
ちなみに、電線は1tまで耐えられるというのを知って驚きました。逆に言えば、1t以上だったんだなと思ったわけですが。
今回のことは、我が家にとって夏場の停電時の対応を考える機会となりましたが、とにかく何よりもよかったことは誰かが倒木による怪我や感電による事故にならなかったことですね。ほっ