私は、兄が定年退職を迎え、家族で畑をしながら穏やかな老後を過ごすものと思っていましたが、昨年くらいから食事もあまりとれず原因不明の体調不良が続いたため病院に通うことが多くなり、当初想い描いていた定年後の生活とは程遠いものとなってしまったようです。
ある病院での診察で身体表現性障害という名前がでてきたということだったので調べてみたのですが、まさしくこれと思われるような症状でした。
今は強いうつ状態ということで、兄に合う薬を模索しながら試している途中だとか。長い長い道のりです。
こころの病は伝染するわけではないのかもしれませんが、義姉の話を聞くたびに、兄よりも支える側の義姉のことが心配になってきます。
重複障がいがある子どものこと、それに加えて夫のこと。夫に付添い通院するために自ら運転し、子どもの世話や自治区関係や家のさまざなことなど、なんでもこなさなければなりません。
さらに、夫のうつ症状を悪化させないためにも理不尽なことを言われてもかなり我慢をしているということなので、支える側が感情が爆発してしまい、鬱になってしまうのではないかと思ってしまいます。
本来なら兄の診察に同伴している義姉の話も、医師が別室でしっかり話を聞いて鬱にならないようサポートしてくれるというか、未然に防いでくれるといいのですが、そういうこともないとのことなので、今の段階でどうすればいいのかわかりません。ですが、わたしとしては正直なところ義姉に思いっきり依存している兄の今の環境を変えてみるというのもひとつなのではないかとこの頃思っています。
おいてけぼりがちになってしまう支える側の家族のことをもう少し考えてくれるような何か制度があるといいんですが…本当に難しいですね。