おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

フランク・ペーター・ツィンマーマン ヴァイオリンリサイタル 2013年10月7日(Frank Peter Zimmermann violin recital 07.10.2013)

2013年10月13日 | コンサート情報
2013年10月7日(月)に東京文化会館大ホールにフランク・ペーター・ツィンマーマンの
リサイタルを聴きに行ってきました。

曲目は、J.S.バッハのヴァイオリンソナタ全6曲です。

3年位前にBS放送でツィンマーマンとパーチェのピアノでこの演奏を聴いて以来ずっと生で聴きたいと思っていました。

しかし、そううまくこの2人が来日するとは思えずその希望も忘れていました。

ところが、ある日偶然にこの2人が来日することを知り、しかも曲目はJ.Sバッハのヴァイオリンソナタ。

これは絶対に行かねば!!

気付いた時にはトッパンホールの方は完売していたので東京文化会館へ。
広すぎる・・
しかも席は一番前。
こんな席では聴いたことがない・・

そして当日。

第一音を聴いた瞬間、「なんて、きれいな音」

パーチェのピアノもほとんどソフトペダルを踏んでいたにもかかわらず、音色もタッチも多彩で
ヴァイオリンとのバランスも抜群で素晴らしいアンサンブルと音楽を奏でてくれました。
弱音が本当に美しかったです。

これがイタリア人の持つ色彩感とリズム感なのかなと聴き入ってしまいました。

自分でも色々と試してみたくなり、J.S.バッハのヴァイオリンソナタ第6番の第3楽章(この楽章はチェンバロのみでヴァイオリンは一音も演奏しません)を急に練習し始めた私です・・

ちなみに一番前の席は思ったより聴きやすかったです。
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フォルマシオン・ミュジカル~La dictée en musique Vol.1 リズム編~②

2013年10月11日 | フォルマシオン・ミュジカル
4 「Concerto pour violon et orchestre op.61」4分の4拍子

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の冒頭部です。
主旋律のオーボエと低音部で聞こえるティンパニのパートを聴きとります。
4曲目にして2つのパートを聴きとるとは驚きです。

当然生徒は「えーっ」

しかし、この曲は初演当日に完成し演奏者がほぼ初見で演奏して大成功をおさめた話や、オーボエは世界で1番か2番に音を出すのが難しい楽器であることや、ティンパニの写真を見せて話をしている内に生徒たちはこの曲に興味を持ち始めます。

のだめ世代の生徒はティンパニは「真澄ちゃん」、オーボエは「黒木君」で通じます。

ティンパニのパートは休符が多いので、テンポをしっかりと取りながら聴いていないと何拍目にその音が演奏されるかわかりません。
生徒にはそのことに釘をさしておいて聴いてもらいます。

皆、耳を澄ませて数えながらジッと聴いています。
そしてこちらの心配をよそに、見事に答えてくれます。

このCDを使うようになって、生徒たちは「聴く」と言うことの意味がわかってきているように感じます。
また、毎回素晴らしい演奏をCDでではありますが聴いているので、ピアノを弾く時もイメージを伝えやすくなっています。

5 「Slovenske Tance op.72」4分の2拍子

ドヴォルザークのスラブ舞曲です。

最初にリズムだけがズラズラ書かれているので説明が必要です。
聴きとるのはそのあとからです。

2拍子でテンポが速いのでドンドン楽譜が進んでしまいます。
16分音符が初めて出てきます。
1拍目がほぼ16分音符なのでそのことに気付くと案外スラスラと答えられます。

せっかくなので、この機会に「新世界より第2楽章ラルゴ」を聴いてもらいます。
「みなさん、○○になりました。お家に帰りましょう」の「家路」でお馴染みの曲です。
この曲を聴いた生徒が「日本の曲だと思っていました」と。
そういえば私も子供の頃、そう思っていた気がします。

次はドヴォルザークを世に送り出したブラームスです。

6 「Wiegenlied op.49-4」4分の3拍子

ブラームスの子守歌です。
ここで初めて付点4分音符と8分音符の組み合わせが出てきます。
それ以外は特に難しくはありません。

メゾソプラノの歌声に癒されます。
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