このあたりでメロディーの聴き取りをご紹介いたします。
14番~26番までの13曲あります。
14 「La Grande Paque Russe op.36」2分の5拍子
リムスキー=コルサコフの「ロシアの復活祭」です。
幼少期に修道院の近所で過ごしたコルサコフが、キリストの復活を描きました。
2分の5拍子という生徒たちには全く初めての拍子です。
テンポはLento 四分音符で84とあります。
ゆっくりな上に5拍子という拍子で、メロディーを聴きとる前にテンポを感じ取るのが最初の課題です。
音程は、ほとんど順次進行で1箇所だけ長3度の跳躍があります。
木管楽器が奏でたメロディーを1オクターブ高く弦楽器が引き継ぎます。
せっかくなので「熊蜂の飛行」と「シェエラザード」から2曲ほど聴いてもらっています。
「熊蜂の飛行」は「サルタン皇帝の物語」という歌劇で使われている曲だということを初めて知りました・・
15 「KUKU」4分の4拍子
ギニアの民謡です。
歌が始まる前に長い打楽器の演奏があります。
部分的に記譜されている音と実際の音が半音近くズレているので音感の良い人は戸惑うかもしれません。
分かりにくいかと思いこの曲は後回しにしていました。
しかしごく最近、ピアノ歴10年の中学生に行った所、2度聴いただけであっさり答えました。
16「Melodie」4分の4拍子
ピアノ曲です。
生徒にはこの課題をメロディーの聴き取りの1曲目として聴いてもらっています。
やはりピアノの音は生徒には馴染みがあります。
単旋律に3連符でノーマルな伴奏が付いています。
同じ音が続く所が何箇所かあります。大きな跳躍は完全4度の1箇所だけです。
この課題が出来なければメロディーの聴き取りを続けることは難しいと思われます。
ところがショックなことに、すぐに音が分かる生徒とそうではない生徒がいます。
同じ高さの音や2度上下行するだけの音が分からない生徒がいるのです。
どうしようと思いつつ、音階を何度か歌ってもらいます。
ドからソまで歌えればよいです。
隣同士の音もわからない状態でピアノを弾いていたのかと驚き、私の指導の至らなさを反省しつつ、何とかしなければ!と、一つ上の音を歌ったり一つ下の音を歌ったり(このような生徒は自分も一緒に歌おうとはしません。私が1人でハミングしています・・)。
ところが、このようなことをしている内に、何故か突然分かり始めます。
恐れていた完全4度の跳躍もあっさりと答えます。
単に、<慣れていない>ということなのでしょうか。
レッスンでは途中から弾いてもらう時に、譜面を指さして「ここから」と指示することが多いので
それも原因かもしれません。
私が教えている教室で1ヶ所だけグランドピアノと電子ピアノが入っている教室があります。
その教室の生徒は私が横で電子ピアノを弾いてレッスンをすることが多いので、途中から弾いてもらう時にいちいち
楽譜の所まで行かずに「ここから」と弾いて指示するので、他の教室の生徒と比べて音感は良いように思います。
さて、この曲を作曲したアダムは1758年~1848年まで生きていた人物です。たいへんな長寿です。
モーツァルトより2歳年下でショパンが亡くなる前年まで生きていた人物です。
生徒たちには、アダムが生きていた時代にどのような音楽家が生きていたかを話しています。
14番~26番までの13曲あります。
14 「La Grande Paque Russe op.36」2分の5拍子
リムスキー=コルサコフの「ロシアの復活祭」です。
幼少期に修道院の近所で過ごしたコルサコフが、キリストの復活を描きました。
2分の5拍子という生徒たちには全く初めての拍子です。
テンポはLento 四分音符で84とあります。
ゆっくりな上に5拍子という拍子で、メロディーを聴きとる前にテンポを感じ取るのが最初の課題です。
音程は、ほとんど順次進行で1箇所だけ長3度の跳躍があります。
木管楽器が奏でたメロディーを1オクターブ高く弦楽器が引き継ぎます。
せっかくなので「熊蜂の飛行」と「シェエラザード」から2曲ほど聴いてもらっています。
「熊蜂の飛行」は「サルタン皇帝の物語」という歌劇で使われている曲だということを初めて知りました・・
15 「KUKU」4分の4拍子
ギニアの民謡です。
歌が始まる前に長い打楽器の演奏があります。
部分的に記譜されている音と実際の音が半音近くズレているので音感の良い人は戸惑うかもしれません。
分かりにくいかと思いこの曲は後回しにしていました。
しかしごく最近、ピアノ歴10年の中学生に行った所、2度聴いただけであっさり答えました。
16「Melodie」4分の4拍子
ピアノ曲です。
生徒にはこの課題をメロディーの聴き取りの1曲目として聴いてもらっています。
やはりピアノの音は生徒には馴染みがあります。
単旋律に3連符でノーマルな伴奏が付いています。
同じ音が続く所が何箇所かあります。大きな跳躍は完全4度の1箇所だけです。
この課題が出来なければメロディーの聴き取りを続けることは難しいと思われます。
ところがショックなことに、すぐに音が分かる生徒とそうではない生徒がいます。
同じ高さの音や2度上下行するだけの音が分からない生徒がいるのです。
どうしようと思いつつ、音階を何度か歌ってもらいます。
ドからソまで歌えればよいです。
隣同士の音もわからない状態でピアノを弾いていたのかと驚き、私の指導の至らなさを反省しつつ、何とかしなければ!と、一つ上の音を歌ったり一つ下の音を歌ったり(このような生徒は自分も一緒に歌おうとはしません。私が1人でハミングしています・・)。
ところが、このようなことをしている内に、何故か突然分かり始めます。
恐れていた完全4度の跳躍もあっさりと答えます。
単に、<慣れていない>ということなのでしょうか。
レッスンでは途中から弾いてもらう時に、譜面を指さして「ここから」と指示することが多いので
それも原因かもしれません。
私が教えている教室で1ヶ所だけグランドピアノと電子ピアノが入っている教室があります。
その教室の生徒は私が横で電子ピアノを弾いてレッスンをすることが多いので、途中から弾いてもらう時にいちいち
楽譜の所まで行かずに「ここから」と弾いて指示するので、他の教室の生徒と比べて音感は良いように思います。
さて、この曲を作曲したアダムは1758年~1848年まで生きていた人物です。たいへんな長寿です。
モーツァルトより2歳年下でショパンが亡くなる前年まで生きていた人物です。
生徒たちには、アダムが生きていた時代にどのような音楽家が生きていたかを話しています。