こちらの挿絵の解説が、教本の巻頭にあります。
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一部をChat GPTにコピペして訳してもらいました。
Играть legato мы начинаем с « длинных » пальцев ( 4-3-2 ) . Если попросить ребенка сложить ладони вместе , он увидит , как в зеркале , что у против каждого пальца одной руки есть такой же палец в другой руке .
【レガートを演奏する際には、「長い指」(4-3-2)から始めます。子供に手を合わせるように頼むと、鏡のように、片方の手の各指に対してもう片方の手にも同じ指があることがわかります。】
そして、子どもたちが音楽に合わせ「対話」を作ったと。
それが次のようなもの。
Кто такой ?
Лис большой ( отвечает он на октаву ниже )
「誰なの?」
「大きな狐だよ。」(彼はオクターブ下で返事をします)
де же ты ? Вот я здесь
「どこにいるの?」
「ここだよ。」
Уходи ! Не уйду ! - - Нет , уйдешь !
「行って!」
「行かないよ!」
「いいえ、行くよ!」
Ни за что ! Рассержусь ! - Ну , сердись !
「絶対に行かない!怒るよ!」
「じゃあ、怒って!」
Прогоню ! - Ну , гони ! Уходи ! - Не хочу ! -
「追い出すよ!」 「さあ、追い出して!」
「行って!」 「行きたくない!」
Вот ушел ! - Нет , я здесь !
「ほら、行ったよ!」 「いいえ、ここにいるよ!」
音型が反進行になるので、
会話もいつも反対のことを言う、という具合です。
最後は両手ともC音で終わるので、
「ここにいる」相手と同じ所にいるという展開。
ロシア語が解らないので、この訳がどれくらい正しいのか
わかりませんが、生徒と自由に意地の張り合いのような会話を
作れば良いわけです。
疑問に思う、考える、工夫をする、
ということがもっと身に付いてほしいと
生徒たちを見ていて思います。
与えられたものはすぐになくす、
と言いますよね。