おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

プチプチのぷつぷつ

2021年04月29日 | レッスン
面白いものを見つけました。





指先がつぶれる生徒さんに使ってみようかと思います。
手首から持ち上げてと言いながら。

梱包に使うプチプチを大きくした感じです。だからぷつぷつという感じ・・

押すと丸いところが引っ込みます。

さすが?中国製で、色の塗り方が恐ろしく雑・・
小学校の図工でも「もっと丁寧に塗りましょう」と言われそうな出来です。


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活きてる!

2021年04月25日 | フォルマシオン・ミュジカル
ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァ―ヌ」を弾いている大人の生徒さんがいます。

基本的に、練習はしてこないけれど、ほぼ休むことなく中学2年生から12年位通っています。

こちらの生徒さんにはフォルマシオン・ミュジカルも8年間くらい続けています。
吹奏楽の経験もなく、ピアノ以外の楽器の音は知らない生徒さんでした。

そんな生徒さんに、様々な楽器、時代、様式の曲を200曲は聴いてもらったと思います。
(聴音のテキストが3冊修了していて、それだけで120曲はあります)

今日は冒頭のメロディーをオーケストラでは「なんの楽器で演奏してると思う?」と訊いてみました。

突然そんなこと訊かれても想像もつかないだろうと思い、

「難しい質問だよね」

『ヴァイオリン?』
と答えたので、

「普通に考えたらそう思うよね」
「息で音をこう伸ばす・・。弦楽器ではない」

「音が高くなくて小さくない楽器」とヒントを出しました。

「消去法でいくと、フルート、クラリネット、オーボエ、トランペットはないよね」
「温かみがあって穏やかな音」

『ファゴット?』と答えました。

以前はファゴットなんて知りませんでしたし、音の感じを伝えてこの楽器の名前が出てくるのはその音を知っているからです。

「あ~、惜しい!、それを金管にした感じ」と言いましたら笑っていました。
ヒントが分かりにく過ぎるかと思い、

「ホルン」と、答えを言いました。

驚いたのはその後です。

「じゃ、ホルンの音をイメージしてちょっと弾いてみる?」

と、弾いてもらいましたら本当にその音の感じで演奏するではありませんか!
その前まで音の伸びが足りなかったので、オーケストラの話をしたのです。
音の伸びだけではなく音色まで変化していました。

「いろんな楽器の音、聴いてきた甲斐があったね!」

『ニコニコ』(生徒)

いや~、私は嬉しいです。


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やっとレッスンらしく

2021年04月22日 | レッスン
今思うと、私はピアノを教え始めた頃は随分恵まれていたと思います。

生徒が勝手に練習してきましたし、一人でも音楽的に演奏出来る生徒が何人かおりました。

私があれこれと手を焼かなくとも、生徒が自分で大体仕上げてきたものを膨らませるだけで良いレッスンを主にしてきました。

譜読みを手伝う必要のない生徒がほとんどでした。
それが当たり前だとも思っていました。


私は楽器店の仕事を一時中断していた期間があります。

そこから6年ぶりに戻ったところ、今度は新たな出会いがありました。

発達障がいの生徒さんに出会ったのです。
しかも7~8人いました。一番長い生徒さんで8年位続きました。

今でも悔いの残る生徒さんもいます。
毎年年賀状を送ってくれる生徒さんもいます。成人して就職もしました。


その時期が過ぎると、今度はレッスンが順調に進まない生徒さんが目立つようになりました。
そろそろ一人である程度の所までできるはずと思っても、ずっと手伝いが必要で、不毛なレッスンばかり続いていました。

そんな時に「不思議な音の国」に出会いました。

何十年も続けてきた指導法を根底から変えました。
3年経ってやっとその成果が見えてきました。

「不思議な音の国」は決して急いで進みません。

しかし次の教本は、5曲くらい弾いた後はあまり時間をかけずにどんどん進めています。
生徒さんもその曲で何をやるかわかってきているので、レッスンで最後まで見届けなくとも良いと思っています。1~2回で終わります。

たくさん曲を弾いて、様々な音楽があることを知ってほしいと思っています。

曲をどんどん進めていると、生徒さんの反応も良くなってきます。
直すのが速くなります。

何度も何度も、何週にも渡って直すのではなく、その場ですぐ直して自分のものにする。

やっと思い描いていたレッスンの形になってきました。

「不思議な音の国」は、私にとっても”不思議で驚きの音の国”です。


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まだ一歩にも

2021年04月18日 | 楽譜の話題
不思議な音の国下巻を終えて「はじめの一歩3」に進んだ生徒さんがいます。

あと2曲でこの本が終わりますが、最近笑わせてくれた言葉があります。

16分音符が連続する所でつっかえていました。
そこの弾き方を何度かやりました。

その時にその生徒さんが、

「この本は“はじめの一歩”だけど、まだ一歩にもなっていない」と。

笑いました。

できない‥と、深刻にならず前向きに受け止めているところがとてもいい!


この生徒さんは引き継いだ生徒さんで、習い始めてまだ4カ月くらいしか経っていなかったので、私としては当然不思議の上巻からやるつもりでした。

しかし、お母様からここまで進んだのに戻りたくないと・・

戻るとは意味が違うと私は思っていても理解して頂くのは難しいと思いました。

それで下巻から始めました。

手の癖が強く、手を持っても力みが全く取れませんでした。
下巻が終わっても相変わらず。

お母様も「この子はピアノに向いていない」と言い始めました。
正直、私もそう思いました。

しかしお母様は「でも、ピアノが好きみたいだから続けさせようと思う」と仰いました。

私もそうだなと。弾き方はどうあれ、好きならそれで良いと思い、力みのことはあまり言わなくなりました。

ただ、よく練習してくる生徒さんでしたので、アーティキュレーションに合わせた手の使い方は毎回言っていました。


不思議な音の国から3年経ちました。

あんなに力みが取れなかった手も、今はほぼ自然な手になっています。

子供たちはちゃんと変わっていけると最近になってよく思います。


はじめの一歩のシリーズから新たなレパートリーができたようです。
ロシア奏法によるピアノ教本 はじめの一歩 響きでつむぐピアノ1

曲目はこちらで見ることができます。
https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail_sp.php?code=450850#detail3

レベルは、Die Russische Klavier Schule Band 2くらいだと思います。
Band2はソナチネアルバム1の曲が何曲か載っています。エチュードは34曲も載っています。曲はロマン派が多いと思いますが、感情表現できる曲がたくさんあります。
バロックが少ないので、その系統の教本を併用すると十分かと思います。




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ムーティーのイタリアオペラアカデミー

2021年04月16日 | コンサート情報
東京·春祭でムーティーが来日されています。

ヴェルディのオペラ「マクベス」の稽古の様子が無料配信されています。
本番の歌手の方たちも来日され、迫力の桁が違います。

お昼の休憩前の様子を少しだけ拝見しましたが、ここで感動的な言葉が。

オーケストラが強めの長い音で始まった時にムーティーはすかさず止め、

「べぇぇ」

と、言う声を出し

「たった一音でも美しい音で ! 音は神に捧げるものなんです」

「私はピアノで一音弾くだけでもそんな音は出しませんよ」


オーケストラがもう一度演奏し直すと

「神様?あっ、いいね」

「じゃ、ないんです」

「祈るんです」


ここを聞けただけで、うち震えました。

日本人にはピンと来ないことかもしれませんが、西洋音楽を学んでいる者にとって国が違うから、環境が違うからではないのです。

長い歴史を持った西洋音楽を学んでいる者にとって敬意を払うべきものですし、音楽が神に捧げられるものということが根底にあることを忘れてはいけないと強く思いました。

配信は今日まで。アーカイブはないので、後でゆっくり見ることはできません。

オペラの稽古を見ることは普通はできませんし、何より第一線の指揮者が何を伝えようとしているかの現場を見ることはまずできませんので、できればゆっくり見直したいです。

日本はこの点が非常に厳しい・・

もったいない・・
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東京·春·音楽祭、ムーティーのイタリアオペラアカデミー

2021年04月12日 | コンサート情報
4月16日までムーティーのオペラアカデミーが無料で聴講できます。

オペラのアカデミーはどのようなものなのだろうと、ちょっと覗いてみました。

面白い !

そして、細かい ! !

指揮者への指導がメインかと思っていましたら、オケ、歌手、合唱まで、ほんの小さなことまで指摘されています。

この小さなことがとても大事。
その積み重ねが音楽の密度を生み、感動させる。

と、あの調律師さんも仰っておりました。

ムーティーも、バカみたいと思われるかもしれませんが、と前置きされています。

合唱はデリケートなので楽器のように合図を出してはいけない、と指揮者へ仰っていました。

ふと、ピアノのレッスンで合図を出すのに(これが私は下手でいつも落ち込みます。引っ張って行くのが下手すぎ。ジェスチャーで引っ張れない·· )、子供と大人でもっと変えなければいけないのかもしれない、と思いました。

歌手は日本人ですが、歌でもそうなのかと思ったことが··

「Non,legato」とよく言われていました。
言葉が一言ずつになり、なめらかに繋いで歌えない。イタリアに留学されていた歌手も同じことを言われていました。「習わなかったのですか?」とちょっと厳しく··

ムーティーが動くと、手の動きより、身体と腕の空間で気持ちが伝わってきます。
指揮者は楽器を持たない音楽家ですが、ダイレクトに気持ちを伝えることの出来る技術を持ち、膨大な知識と教養、人徳を持った偉大な人たちだと思いました。

東京・春・音楽祭 SPRING FESTIVAL IN TOKYO

桜咲く上野を舞台に東京の春の訪れを音楽で祝う、国内最大級のクラシック音楽の祭典。

東京・春・音楽祭 Live Streaming 2021

 
右側の「全てのお知らせを見る」から進んで下さい。
登録が必要ですが、簡単です。但し、リアルタイムでしか見ることができません。
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生徒さん「なわとび」を弾く

2021年04月11日 | 不思議な音の国
前回、「カッコウ」を録画させていただいた生徒さんです。

カッコウの1週間後に録画しました。
この曲は、1回目のレッスンで既にCDの伴奏に合わせて軽快に弾けていました。

少し前まで、1回で曲が終わるということはなかった生徒さんです。

弾き方のことをやるとグッタリしていました。なので、あまり繰り返しすることは出来ず、直したいけれど直せない(言いたいけれど言えない)という日々を年中さんの時から過ごしてきました。

これで年数が経った時に、どのような弾き方になるだろうと心配していました。
「不思議な音の国」が役立ってくれるだろうか・・と思っていました。

しかし、現在の成長ぶりを見ると「不思議な音の国」はちゃんと役立っています。

他の生徒さんもですが、以前は絶対にもう無理だろうと思った生徒さんが、細かなアーティキュレーションでも指摘すると手の使い方を思い出して自分で直します。

そろそろ私の仕事は次の段階に入ってきました。

一音に3年。

これを信じて、生徒さんを信じて、この道を進もうと思います。

不思議な音の国下巻「なわとび」(小2)

タブレットのせいで音がキンキンしています。ピアノ自体もキンキンしていて、弾くと私も「うわっ」と驚きます。南ドイツのザウターというピアノですが、ドイツでも見たことはなかった・・


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カントロフのショパン

2021年04月10日 | コンサート情報
ショパンを弾いても素晴らしい!

カントロフ!!

この聴き慣れた曲で、久し振りに新鮮な感動を覚えました。

本当に久し振りにショパンに憧れ、このコンチェルトに憧れました。

こんな風にピアノが弾けるようになりたいと、まるで高校生のような気持ちになりました。

Chopin - Piano Concerto No. 2 (Alexandre Kantorow, piano) | Netherlands Chamber Orchestra | Nikolić
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調律師さん視点による鍵盤の底

2021年04月08日 | 重力奏法
ピアノの鍵盤は1cm位しか下がりません。

私もよく生徒さんに、「鍵盤は1cm位しか下がらない」けど「腕の力を抜いて下ろすともっと下がる感じがする、深く弾ける」と付け加えます。

今回の調律師さんのお話はそのようなことではなく、鍵盤のどこで弾くかによって1cmではなくなるという話です。

それによって音色が変わるわけですが、以前は私は鍵盤の端で生徒さんに弾いてもらっていました。その方が音がこもらずに鳴るからです。

ただ、重さは載りにくくなります。音色も単調になります。
あまり複雑なことはできなくとも構わないと考えていたところがあったので、それで良いと思っていました。

しかし、メソッドを変えてこの考えは捨てました。

数日前に、3週間前からレッスンを始めた5歳の生徒さんのお母様に「鍵盤のどこで弾けばよいのですか?」と訊かれました。

良い質問です。

あまりこのことを質問されることがなく、記憶にあるものでもこれが3回目のように思います。
いずれも外国の方だったように思います。

今は鍵盤の真ん中と教えています。

その内、黒鍵のそばで弾かなければいけない時が出てきますし、鍵盤の端の方が良い時も出てきます。

音色を変える技を少しでも多く持っていた方がお得です。

こちらの調律師さんのお話で、知っておけば良いというだけの話と言う前置きで「ピアノが大きくなればなるほど鍵盤の奥と手前のタッチの差が少なくなり弾きやすくなります」と。

言われてみればそうです。コントロールしやすくなります。

魅力のある演奏をされるピアニストさんの話を最後にされています。

是非、ご覧ください!

鍵盤の底を意識するの先の”先”【ピアニストを目指す人向け】~調律師によるガチの構造説明シリーズ②~
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調律師さん視点によるセンス

2021年04月07日 | 重力奏法
マレットのバチの部分にあたるのがピアノでは「シャンク」

その動きを指先で感じ取れる人が、豊かな音色、飛ぶ音、割れない音を生み出すのではと、お話しされています。それがセンスだと。

鍵盤に触れてから弾く。

この意味は調律師さん視点から見ると「シャンク」のしなりを感じること。

鍵盤の底までの約1センチは、「唯一平等に与えられた音楽表現をするための距離」と表現されています。

唯一平等・・

厳しい・・

「弾くセンス」を構造視点で言語化!【ピアニストを目指す人向け】~調律師によるガチの構造説明シリーズ③~
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調律師さん視点による音色の仕組み

2021年04月06日 | 重力奏法
オーストリア在住の調律師さんが、ピアノ構造視点で音色についてお話されています。

メーカーによって出したい倍音と出したくない倍音があるお話、ハンマーの弦を叩く位置が変わることで音色が変化するお話など興味深いです。

打鍵の方向や手首の高さなど、演奏する時に考えていたことが、ハンマーが弦を叩く位置を変えていたことであると知りました。

アコースティックピアノが脳に良いとも言われているのは、このような細かな音色の変化を弾き方によって変えられるからかと思いました。

どうすればその音楽に合うか、その部分に相応しいか。
それを弾いている間、ずっと考え、聴き続けます。

脳のためにピアノを弾いているのではありませんが、アコースティックピアノが自然に脳を働かせてくれていたのだと思いました。


”音色が変わるとき”【ピアニストを目指す人向け】~調律師によるガチの構造説明シリーズ5回目~
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聞き覚えのある曲が・・

2021年04月02日 | 重力奏法
随分小さな生徒さんのレッスンをされていると見ておりましたら、聞き覚えのある曲が聞こえてきました。

「はじめの一歩1」をお使いの先生でしたら、絶対にご存知です。

2歳の生徒さんなのでしょうか?

1本指で歌詞や音名で歌いながら弾く、聴いて音が分かるように音感を付けていく、ト音記号を読めるようにする。

このようなことをされています。

弾き方は上から自然に弾いています。

Начальное обучение музыке детей младше 2-х лет по методике Н.С.Лемешкиной (старая версия ролика)


こちらはさらに小さい時の様子
Вместе с обезьянкой учим ноту "ЛЯ". Ярослава. Возраст 1 год 11 месяцев.

ぬいぐるみ活躍してます。レゴで階段を作れば良いのか!と今頃気付きました・・

こちらは3歳でしょうか。
Ярослава Лемешкина, 3 года. 12 упражнений на каждый день. Упражнение №9.

もう手首が使えています。

Урок музыки с игрушками. Ярослава. Возраст 1 год 6 месяцев.

オー、1歳6か月!


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ピアノのためのスケールとアルペジォ

2021年04月01日 | 楽譜の話題
ロシアの「ピアノのためのスケールとアルペジォ」(Гаммы и Арпеджио для фортепиано)

ある小学生の生徒さんに、全調出来るかわからなかったのですが、スケール、和音、ブロークンコード、アルペジォでワンセットになったぺージをコピーで渡して使っておりました。

スケールは反進行もあります。短調が難しくなるので途中でギブアップする可能性もあり、試しにやってみようという気持ちで始めました。

それが先週、全調クリア!

このテキストを使わなければこの生徒さんにはもったいないと思い、テキストを購入して頂くことにしました。

他にも近々使うことになる生徒さんがいるので、3冊注文しました。
送料が高くつくのではと心配でしたが、1冊頼んだ時と同じでした。

送料を含めても1冊2230円の計算になります。(為替によって変動します)
一生ものの価値があるテキストだと思います。

私も毎日なにかしらこのテキストから選んで弾いています。

ロシアの楽譜はフィンランドのRuslaniaという所でいつも注文しています。

注文するとすぐに発送してくれます。荷物番号も知らせてくれるので追跡もできます。
今回は注文して12日かかりました。

こちらで注文できます。
https://ruslania.com/en/sheetmusic/152612-scales-and-arpeggios-for-piano-part-1-ed-by-n-shirinskaya/




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