おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

フランソワ ♡

2025年01月19日 | コンサート情報

昨年末にフランソワにハマり、
動画を色々と見ました。


まずは、動くフランソワの動画があることを
初めて知りました。

コルトーがマルグリット・ロンにフランソワを預けましたが、
ロンとは奏法が全く異なっていたにもかかわらず、
彼女はフランソワに自分の奏法を押し付けることはしませんでした。

不世出の天才。絶対に変えることはしてはいけないと言って。

ロンは典型的なハイフィンガーの推進者でしたので、
賢明な判断だったと感謝したいです。



あとはなぜか背の高い人だと思っていたのですが、
小柄であったことを知りました。

声も渋いのだろうと思っていました。

そして、46歳で亡くなられていたことには驚きました。


勝手なるフランソワ像はものの見事に
外れておりました。



没後55年を迎える現在も聴く者を魅了する独自の音楽。

味のある演奏、憧れます。


もっと自由に演奏しても良いのかも、
と自分に対して思います。

というより、もっと感性を磨く必要があるなと・・


どうやって磨きましょう・・?




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昔とは違う

2025年01月17日 | レッスン

今日は、70代後半の方の体験レッスンがありました。

子供の頃にピアノを少し習っていらしたそうで、
バイエルを少し弾いて辞めてしまわれたとか。

体験レッスンではシニアピアノ教本を少し弾いて頂きました。



何曲か弾いて頂いた後、
ピアノはこう弾くと音が綺麗になるんです。

と、例のポーラさんの
「Moon Dust」を4小節私が弾いてみました。

音を離す時に、もしできたら手首から上げるようにすると
良いですよ、と。


何度か挑戦され、「普通に弾くのと音が違いますね」と。

そして「昔は卵を持つようにと言われました。
でも、このことは言われたことがありません」と。


昔とは教え方が違ってきているんです。
と、言いましたら、

テニスも習っていらっしゃるようで、

「昔はまずストロークばかりやらされましたけど、
今は球打ちから始めるんです。」

「色々と昔とは違っているんですね。」と仰いました。


ピアノ界全体が変化したとは言えませんが、
昔とは異なる導入法が存在していることは確かなので、
否定はしませんでした。



年齢を増すと、固執しがちになりそうですが、
70代で習い事をされる方々は柔軟な考え方が
できる方が少なくないです。

自分のことを考えると、私の方がずっと
柔軟性に欠ける と思いました。


この仕事は幅広い年齢の方と接するので、
学ぶことがたくさんあります。

お手本にしたい諸先輩方が何人もいらして、
有難い限りです。
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作曲家を知ろう!アンダーソン

2025年01月04日 | 作曲家を知ろうシリーズ

今年はアニヴァーサリーを迎える
作曲家が多いそうです。

ヨハン・シュトラウス2世(生誕200年)
ラヴェル(生誕150年)
クライスラー(生誕150年)
ビセー(没後150年)
サティ(没後100年)
ショスタコ―ヴィチ(没後50年)

そして、アンダーソンが没後50年。


そうとは知らず、
今月生徒さんに聴いてもらう作曲家を
アンダーソンにしていました。

冬休みが入るので、
学年の小さな生徒さんにも聴いてもらおうと
アンダーソンを選びました。


このシリーズを昨秋から始めた生徒さんたちには
まずは有名な大作曲家をと思い、
ベートーヴェン、モーツァルト、J.S.バッハと
聴いてもらっています。

今月はその生徒さんたちも
全員アンダーソンです。



初めの頃はピアノ曲より
他の楽器の曲の方が聞きやすいと思います。

私も子供の頃はそうでした。
ピアノ曲を聴くようになったのは
だいぶ経ってからです。


色々な楽器の音がする曲の方が
最初は楽しめます。

その意味でもアンダーソン。

彼の場合は、
日用品も楽器にするという
ユーモアたっぷりの作品ですが



知らない曲でも聴いてみようと思うきっかけを
このシリーズで作ることができたら、と思います。

聴いてもわからない、という人がいらっしゃいますが、
何をわかろうとすべきかなんて、そんなもの決まっていません。

綺麗なメロディーだな、
このハーモニーが好き、
そんなところから始まるものだと思います。

そして心が満たされ豊かになる時が、いつかやってきます。

それを自分が実際に演奏して感じられるのが
楽器演奏の最大の魅力だと思います。


アンダーソン | Composer Sakkyokuka

Composer Sakkyokuka

 





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