その結果ですが・・
F.M.を音楽的な演奏に結び付けるためにはレッスンで同じ課題を1カ月程度続けるだけでは成果が得られないということです。
やっているその時は良いのですがその課題をやらなくなると元に戻ります。
例えばアクセントのリズム打ち。
1拍目や、8分音符、16分音符などの頭に軽くアクセントを付ける練習。
CDの音楽に合わせて行うのですが、初めて行った時に案外効果が得られこのような練習も必要なのだなと思いました。
しかし、もう出来るようになったからと放っておきましたら弱拍が重くなったり、意味不明なアクセントがついたりと悲しいことに・・
これは月に1度でも長く続けなければいけないと気付きました。
ただ、アクセントの位置がおかしくてドスンドスンやってるとかリズムがカッコ悪いよと指摘すると、どう直したらよいかはわかるようです。
以前は指摘しても何を言われているかわからない生徒が多かったので、やはりF.M.は意味があります。
F.M.のテキストで行っていることを演奏に活かすことができるまでは何度も同じ課題を続けるとともに、曲の中でもF.M.の要素を使い、あれはあれ、これはこれとバラバラなことをしているのではなく、同じ意味の事をしていると生徒たちに気付いてもらえるように進めなければいけないと思います。
F.M.の内容の素晴らしさに私も万能薬のように思ってしまったところがあります。
楽器の練習と同じで、繰り返し、繰り返し練習をして意識化できるようにして行けたらと思います。
ちなみにこれまでのところF.M.の効果が表れているのは、中学生以上です。
既に10年近く、またはそれ以上のピアノ歴がある生徒たちです。
ピアノの習い始めからはF.M.をしていなかった生徒たちです。
譜読みの速さと表現という面でたいへん役に立っています。