2012年11月21日(水)~11月23(祝 金)トッパンホールにピエール=ロラン・エマールを聴きに3日連続通いました。
プログラムは以下の通りです。
11月21日(水)
クルターク:遊び ピアノのための より7曲
シューマン:色とりどりの小品 Op.99より9曲
クルターク:スプリンターズ Op.6/d
ドビュッシー:前奏曲集 第1集
11月22日(木)
レクチャー「ドビュッシー《前奏曲集》をめぐって」
11月23日(祝 金)
ドビュッシー:前奏曲集 第2集
アイヴス:ピアノソナタ第2番<マサチューセッツ州コンコード1840-60年>
エマールを聴き始めたのは3年ほど前からです。
エマール歴はまだ長くないのです。
何がきっかけだったかよく覚えていませんが、知人の知人の娘さんで現代曲を精力的に演奏なさっている飯野明日香さんと言うピアニストの方がいらっしゃいまして、その方のリサイタルを聴かせていただいた事がきっかけだったと思います。
それまで現代曲には全く興味がなかったにも関わらず彼女の演奏は素晴らしく、最初から最後まで全曲非常に面白く聴かせていただきました。
うるさいだけという先入観を持って聴かず嫌いだった現代曲に興味を持つことが出来たのは飯野さんのおかげです。
その時に聴いたメシアンに特に興味を持ちまして、CDをいくつか聴きました。
その中にエマールの演奏があったのだと思います。
メシアンからリゲティに興味が移り、エマールが演奏したリゲティのエチュードは随分と聴きました。
飯野さんの演奏を初めて聴いた年に、エマールのリサイタルに初めて出掛けたと記憶しています。
アンコールでエマールが楽譜を手にしていそいそと何度もステージに現れて下さった姿はよく覚えています。会場のあの熱気は初めて経験するものでした。現代曲の持つ独特の熱気。
それ以来エマールのファンになってしまいました。
今回は、大好きなドビュッシーの前奏曲集を聴くことが目的でした。
レクチャーで前奏曲集のことをお話して下さり、そのお話を聞いた翌日の第2集はそれまで気付かなかったドビュッーの緻密さにハッとさせられました。
そして第1集との関連性も・・
エマールの持つユーモアは「ミンストレルズ」「風変わりなラヴィーヌ将軍」「ピックウイック殿礼賛」で存分に発揮されていたと思います。ニンマリしながら聴いてしまいました。
私はシューマンも好きな作曲家なのですが、そのシューマンに今回は最も感動してしまいました。
私の拙いボキャブラリーでお伝えしてはエマールの演奏に申し訳ないので書きませんが、シューマンの温かさと献身的な愛と孤独感にウルッときてしまいました。
エマールのあの集中力には圧倒されます。
そして演奏前に椅子の上でお行儀よく?座る姿、演奏後に客席に向かってお辞儀をする姿、それだけで教えられることがたくさんあります。
最後に、11月21日(水)のアンコールでリゲティのエチュード「魔法使いの弟子」を生で聴くことが出来てとても嬉しかったです。
(Amazonでのご購入はこちら)
リゲティのエチュードNo.1~6までの楽譜です。
1.Désorde 無秩序
2.Cordes à vide 開放弦
3.Touches bloquées 妨げられた打鍵
4.Fanfares ファンファーレ
5.Arc-en ciel 虹
6.Automne à Varsovie ワルシャワの秋
頑張れば弾けそうな曲がある巻です。
プログラムは以下の通りです。
11月21日(水)
クルターク:遊び ピアノのための より7曲
シューマン:色とりどりの小品 Op.99より9曲
クルターク:スプリンターズ Op.6/d
ドビュッシー:前奏曲集 第1集
11月22日(木)
レクチャー「ドビュッシー《前奏曲集》をめぐって」
11月23日(祝 金)
ドビュッシー:前奏曲集 第2集
アイヴス:ピアノソナタ第2番<マサチューセッツ州コンコード1840-60年>
エマールを聴き始めたのは3年ほど前からです。
エマール歴はまだ長くないのです。
何がきっかけだったかよく覚えていませんが、知人の知人の娘さんで現代曲を精力的に演奏なさっている飯野明日香さんと言うピアニストの方がいらっしゃいまして、その方のリサイタルを聴かせていただいた事がきっかけだったと思います。
それまで現代曲には全く興味がなかったにも関わらず彼女の演奏は素晴らしく、最初から最後まで全曲非常に面白く聴かせていただきました。
うるさいだけという先入観を持って聴かず嫌いだった現代曲に興味を持つことが出来たのは飯野さんのおかげです。
その時に聴いたメシアンに特に興味を持ちまして、CDをいくつか聴きました。
その中にエマールの演奏があったのだと思います。
メシアンからリゲティに興味が移り、エマールが演奏したリゲティのエチュードは随分と聴きました。
飯野さんの演奏を初めて聴いた年に、エマールのリサイタルに初めて出掛けたと記憶しています。
アンコールでエマールが楽譜を手にしていそいそと何度もステージに現れて下さった姿はよく覚えています。会場のあの熱気は初めて経験するものでした。現代曲の持つ独特の熱気。
それ以来エマールのファンになってしまいました。
今回は、大好きなドビュッシーの前奏曲集を聴くことが目的でした。
レクチャーで前奏曲集のことをお話して下さり、そのお話を聞いた翌日の第2集はそれまで気付かなかったドビュッーの緻密さにハッとさせられました。
そして第1集との関連性も・・
エマールの持つユーモアは「ミンストレルズ」「風変わりなラヴィーヌ将軍」「ピックウイック殿礼賛」で存分に発揮されていたと思います。ニンマリしながら聴いてしまいました。
私はシューマンも好きな作曲家なのですが、そのシューマンに今回は最も感動してしまいました。
私の拙いボキャブラリーでお伝えしてはエマールの演奏に申し訳ないので書きませんが、シューマンの温かさと献身的な愛と孤独感にウルッときてしまいました。
エマールのあの集中力には圧倒されます。
そして演奏前に椅子の上でお行儀よく?座る姿、演奏後に客席に向かってお辞儀をする姿、それだけで教えられることがたくさんあります。
最後に、11月21日(水)のアンコールでリゲティのエチュード「魔法使いの弟子」を生で聴くことが出来てとても嬉しかったです。
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リゲティのエチュードNo.1~6までの楽譜です。
1.Désorde 無秩序
2.Cordes à vide 開放弦
3.Touches bloquées 妨げられた打鍵
4.Fanfares ファンファーレ
5.Arc-en ciel 虹
6.Automne à Varsovie ワルシャワの秋
頑張れば弾けそうな曲がある巻です。