ミラちゃんの第22回のレッスンを拝見しました。
英語版では「ファ」は「F」なので、音のキャラクターはFrogです。
不思議な音の国上巻は全曲ノンレガートなのですが、Frogが出てきた所で動画ではスタッカートを弾かせています。
下巻で行う手首にカエルをのせて飛ばす練習はここではしておりませんが、聞き覚えで2音のレガートもイリーナ先生はここまでで既にされています。
3つのアーティキュレーションをこれで経験したことになります。
そして、この3つのアーティキュレーションの聴き取りをされています。
私は上巻の内はノンレガートしかしていないので、その奏法をノンレガートと言うことは教えておりません。
下巻のレガートが出てきた所で、今までの弾き方はノンレガートと言うとやっと教えています。
教本に沿って教えることに忠実過ぎたかな、と思っております。
ただ、私の生徒さんは上巻が終わっても、腕や手首、指先が良く使えてはいないので、ノンレガートで手一杯ではあります。
イリーナ先生のレッスンを拝見すると、手の使い方は階段の白黒丸までにはほぼ習得させ、そのあとはその生徒さんの癖を直しています。
初めてのレッスンから腕を使ったピアノの弾き方をしっかり教えることが日本にはなかったので、そのことで頭がいっぱいになっておりましたが、そのようなことは当たり前の基本で、このメソッドだから可能なことをもっと取り入れていかなくてはもったいないと思いました。
I like coffee.I like tee.は黒鍵で遊べる曲です。ピアノサファリ レベル1 レパートリーにも載っています。私は偶然持っていたドイツの導入教本でこの曲を知りました。ドクター・ファウストという題になっています。
変奏して行ける楽しい曲で、30年位前に作曲のセンスを持った年長さんが自分で作った変奏を3つ続けて発表会で演奏し、連弾で一緒に弾いたことがあります。
当時は黒鍵をノンレガートで弾くレッスンがあることを全く知りませんでしたので、ただ遊びでこの曲を弾いてもらっていました。
イリーナ先生はこの曲で1の指を使うことをされています。
同じ曲でもどう使うかで学べることが違うという・・
ミラちゃん、この曲が気に入ったようで弾くのをやめられないようで。