おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

削除してしまった

2024年06月16日 | フォルマシオン・ミュジカル

4年前に見つけ、レッスンで時々使っていたリズムの練習が出来る動画を削除してしまいました・・

持ち運べるようにタブレットに保存し、パソコンには必要ないので入れておりませんでした・・


しばらくショックで、ぼーぜんデス


仕方がないのでまた探すかと、同じものを探しましたがどうしても見つからないものがあります。

どの生徒さんも好きなリズム打ちだったので、ガックリです


しかし、新たに面白いものも見つけました。新しく活用できそうなものがいくつかあります。

その中のひとつにこのようなものが・・



8分音符の速さが分からなくなる生徒さんがいるので、これで練習しようと思います。また、拍も分かるようにしてくれているので助かります。2分音符はピョ~ンになっておりますが・・

ラスボスらしきものが出てくると、テンポが速くなるのも良いです。
8分音符の速さがテンポによって変わることが感じ取れない生徒がいるので、これでわかってくれることを期待します!

それにしても、この動画を作るのは手間が掛かったと思うのですが、作るのが好きな人がいて有難いです。
音楽に合わせて拍を置くのも結構面倒なのですが、このようなアプリがあるのか・・

作ってくれて助かります。

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音が読めるようになるには・・

2022年08月05日 | フォルマシオン・ミュジカル

楽譜は横にどんどん音を続けて読みます。

1音では音楽は成立しません。


言葉と同じです。

「あ」と、読めただけでは何が書かれているか全くわかりません。
「あめ」かもしれませんし、「ありがとう」かもしれません。

何の「あ」かは、その後を続けて読まなければわかりません。

英語で「a」が分かっただけではほとんど役に立たないのと同じ、とも言えます。


結局、音が読めないと言って1音ずつ書いたカードでいくら練習を積んでも読めるようにはならないのです。


音が読めるようになるためには、もうひとつ必要なことがあります。

グループ化された音の形。音型を見ることです。

最初は、上行・下行だけで良いです。
そして、ステップ(順次進行)かスキップ(跳躍進行)か。


これは、楽譜から理解できることの要素のひとつにもなり、アナリーゼの能力につながります。

分析力です。
理論的に音楽を理解することも演奏には必要です。


もし、カードでたくさん練習をしているのに、ワークブックで何度も1音ずつ音を書いているのに、楽譜になると読めない、という方がいらっしゃいましたら、次のようなことをまずは試してみてはいかがでしょう。



口がスラスラと動くようになるまで続けるのです。
1日でそうできるようになるまでやるのではなく、1週間、1カ月と時間をかけて行うのです。


がんばって!
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【東京藝術大学音楽学部】ソルフェージュ講座紹介動画

2022年07月12日 | フォルマシオン・ミュジカル

東京藝大の先生が、ソルフェージュについて
お話しされています。

本来、音楽表現につながるものでなければいけない、
音楽の本質から外れたことにならないように。

というようなお話です。

3年位前に、
楽器店の先生や指導者の会に所属をしている講師さんを対象に、フォルマシオン・ミュジカルの講座を担当したことがあります。

講座終了後に書いていただいたアンケートの中に、
ソルフェージュは演奏とは関係のないもの、
そういうものだとずっと思っていた。

と書かれたものを拝見し、驚きました。

そう書いて下さったということは、
その講座で違うんだ、ということが伝わったということ。


私は気楽にピアノを習ってきたせいもあって、
ソルフェージュを演奏とは別のものと考えたことはありませんでした。

ただ長年、音楽的な方法でこのような力が付く指導法を
求めてはいました。

それが、パリで勉強された同じ楽器店の講師さんから

フランスではソルフェージュとは今は言わなくなっている。
フォルマシオン・ミュジカルと言って、
作曲家が作った実際の作品を使い、このようなことをしている。と偶然教えて頂きました。


そうして、2013年から私は、
レッスンでフォルマシオン・ミュジカルを
取り入れるようになりました。

オーケストラ作品、室内楽、声楽曲、
ルネサンス~現代
民謡、ジャズ

様々な音楽を聴き、音やリズムだけではなく
楽器の音も聴き取ります。

CDとハモることもできます。


難点は、
短い時間内では続けられないこと。

曲を聴くだけでも時間がかかるので、
最低でも45分レッスン以上の生徒さん対象です。

30分レッスンでも、ピアノの曲数を2曲くらいにして、
素早く反応できる生徒さんでしたら、10分近く時間をとれます。
ただし、弾けるようになってくると曲数が増えたり、
長くなったりするので、F.M.の時間が取れなくなります。

45分レッスンでしたら、ピアノで30分、残りの時間でF.M.
これも、ピアノの曲数が増え、曲が長くなると、
毎回はできなくなります。

60分レッスンで、趣味でピアノを習っている生徒さんは
毎回できます。

実際、そのような大人の生徒さんがおります。
3年続けると、ピアノ演奏も上達します。

上達してもF.M.の時間は取れます。


楽器店のレッスンは1人ずつしか出来ませんので、
上記のようなことになりますが、
ご自宅で教えていらっしゃる先生はもっと自由にできると思います。
次の生徒さんと時間を分け合って2人一緒に、ということが可能です。

10分ずつ一人の生徒さんの時間を合わせたら
20分もできます。
5分ずつでも10分。聴音課題が1つは出来ます。
読譜やリズム打ちでしたら2つは可能。

たとえ1つしか出来なかったとしても、
様々な音楽が聴けます。
知らない曲、知らない楽器、普段聴かない声楽曲。

毎回ピアノレッスンで、こんなに曲が聴けたら
それだけでも有意義。
それを、ただ聞き流すだけではないのがF.M.!


【東京藝術大学音楽学部】ソルフェージュ講座紹介動画
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最近のお気に入り

2021年10月31日 | フォルマシオン・ミュジカル

フォルマシオン・ミュジカルのテキストの中に、
最近とても気に入っている曲があります。

ジプシーの音楽のようですが、
どこかで聴いたことがあるような無いような・・
という曲。

このページはコードネームを覚えることも兼ねています。

45分、60分レッスンの大人の生徒さんは
時間に余裕があるので、フォルマシオン・ミュジカルを
行うことが出来ます。

音源と一緒に歌うだけでも
なんだか気分が良くなる音楽です。

ハモれる


コードネームは複雑ではありませんが、
生徒さんが、いきなりコードで音楽に合わせて弾くことは難しいので、
バスだけ弾いて頂き、
私は上でメロディーを弾きながら和音を弾きます。

それを音源と共に行うので、
結構、満足感が得られます。


音楽してる!気分になれます。

即興的な要素が入るので、
その場で作り出している感じが
楽しいです。

一番楽しんでいるのは
私カモ・・ですが

音楽と一緒に是非、歌ってみて下さい!
リズムを叩くところもあります。




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またも偶然 Mantovani

2021年07月25日 | フォルマシオン・ミュジカル
大人の生徒さんに使っている、フォルマシオン・ミュジカルのこちらのテキスト。



いつも順番に進めるでもなく、計画性もなく使っているのですが、今日は 「lecture(音読み)」から何か選ぼうとページを開くと、「Bruno Mantovani」のお名前が!

「おや?このテキストにもマントヴァニの曲があったのか・・」

ご縁と思い、せっかくなのでやってみました。

こちらの楽譜です。


フルートの曲です。
旋律楽器で細かい動きができる楽器は大変だなと、生徒さんとそんな感想を分かち合って終わりました。

いえ、一応一緒に読みました。

ピアノは自分で伴奏も弾くので、テンポ・リズム・ハーモニーを感じ取って演奏できますが、旋律楽器はそのようなことを旋律だけで作り出さなければいけない。

大変な作業です。吹けばいい、ってものじゃないです・・

この課題を見て、私はピアノで良かったと思ったのでした。

この素人感・・


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活きてる!

2021年04月25日 | フォルマシオン・ミュジカル
ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァ―ヌ」を弾いている大人の生徒さんがいます。

基本的に、練習はしてこないけれど、ほぼ休むことなく中学2年生から12年位通っています。

こちらの生徒さんにはフォルマシオン・ミュジカルも8年間くらい続けています。
吹奏楽の経験もなく、ピアノ以外の楽器の音は知らない生徒さんでした。

そんな生徒さんに、様々な楽器、時代、様式の曲を200曲は聴いてもらったと思います。
(聴音のテキストが3冊修了していて、それだけで120曲はあります)

今日は冒頭のメロディーをオーケストラでは「なんの楽器で演奏してると思う?」と訊いてみました。

突然そんなこと訊かれても想像もつかないだろうと思い、

「難しい質問だよね」

『ヴァイオリン?』
と答えたので、

「普通に考えたらそう思うよね」
「息で音をこう伸ばす・・。弦楽器ではない」

「音が高くなくて小さくない楽器」とヒントを出しました。

「消去法でいくと、フルート、クラリネット、オーボエ、トランペットはないよね」
「温かみがあって穏やかな音」

『ファゴット?』と答えました。

以前はファゴットなんて知りませんでしたし、音の感じを伝えてこの楽器の名前が出てくるのはその音を知っているからです。

「あ~、惜しい!、それを金管にした感じ」と言いましたら笑っていました。
ヒントが分かりにく過ぎるかと思い、

「ホルン」と、答えを言いました。

驚いたのはその後です。

「じゃ、ホルンの音をイメージしてちょっと弾いてみる?」

と、弾いてもらいましたら本当にその音の感じで演奏するではありませんか!
その前まで音の伸びが足りなかったので、オーケストラの話をしたのです。
音の伸びだけではなく音色まで変化していました。

「いろんな楽器の音、聴いてきた甲斐があったね!」

『ニコニコ』(生徒)

いや~、私は嬉しいです。


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なんでもなさそうで読めない

2021年03月23日 | フォルマシオン・ミュジカル
ここ2カ月ほど、できるだけ皆にしてもらっているフォルマシオン・ミュジカルの課題があります。



1⃣と4⃣です。順次進行の上行形、下行形を読むものです。
大して難しくはないだろうとあまり大事に扱っていなかった課題です。

このテキストのvol.4をしている大人の生徒さんが、なかなかスムーズにできない課題がありました。



テンポは速いのですが順次進行なので読めるだろうと思ったのですが、3週間くらい続けてもスムーズにできなかったので、最初にご紹介した画像の課題をしてもらいました。

そうしましたら、下行形のラソファミレ、ソファミレドがうまく言えないことが判明。
他の生徒さんの多くもこれがうまく言えません。下行とわかっていても口が勝手にラシと言ってしまいます。

この大人の生徒さんにはvol.1のこの課題を2か月間毎週しました。
だいぶスラスラ言えるようになったので、先週久し振りにvol.4の課題をしてもらいましたらできるようになっていました!

「前は音楽が終わっても、自分はまだこの辺を読んでいた」と曲の真ん中あたりを指さしました。「今は音楽と一緒に終われる」と。

進歩しました。おめでとう!

この生徒さん、ハ音記号がけっこう読めるのです。私よりスラスラ読めてしまいます・・
先週、ヘ音記号とテノール記号の混ざったサン・サーンスのカヴァティーネを音楽と一緒に読みました。

私はこの曲が好きで伴奏もしました。
なのに跳躍した音に付いて行けず、生徒さんの方がどんどん読めてしまうという・・・

それにしても順次進行の下行形がうまく読めないのに、跳躍した音は読めてしまうとは不思議な気がします。

生徒さんによって読譜の得手、不得手が発見でき、それを強化できる課題も満載のF.M.です。


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声に出して読む

2021年03月01日 | フォルマシオン・ミュジカル
先週、大人の生徒さんとこのような課題をしました。



全ての音を読みます。リズムは守ります。

細かいものが見にくくなっている私には線の数がよく・・

見・え・な・い・・

画像がきれいに撮れておりませんが、よろしければ声に出して読んでみてください。下から音を読み上げていきます。

そして、全て読んでからこちらの演奏をお聴きになってみてください。

フォルマシオン・ミュジカル / lecture


楽譜を見てただ聴いた時と、声に出して全ての音を読んでから聴いた時とでは、楽譜を見る目が異なるはずです。

頭も耳も活性化します!

私にはいい老化防止。

いえ、防止になっていたらいいなと・・




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クラリネットのように

2021年01月30日 | フォルマシオン・ミュジカル
フォルマシオン・ミュジカルのこちらのテキスト。

毎週土曜日は大人の生徒さん2人に使っています。
45分、60分レッスンの方たちなので時間の余裕があり、毎週F.M.をすることができます。

今日はこちらの曲の上のパートをピアノで弾いていただきました。


前週に一度聴いていただき、何の楽器のアンサンブルかを聞き取っていただいています。
曲としては非常にシンプルで、聴音課題の典型のような曲です。F.M.のテキストでは珍しいタイプと言えます。

上のパート、つまりメロディーはクラリネットが演奏しています。
そのクラリネットのようにピアノで弾いてみましょうとやってみました。

最初は書かれている音をただ弾いているだけでした。
クラリネットの音と音の間を聴いてほしいと言いました。

管楽器や歌の人は自分の息で音をつなげている、弦楽器の人は弓で自力で音をつないでいる。ピアノもそのつもりで弾いてほしいと言いました。

すると、演奏が変わったではありませんか!

私も一緒に弾きましたが、クラリネットの音に耳を澄ませていると、音と音の間が生きているのが聞こえてきます。ピアノでもそのつもりになって息を吹き込んでいくと、普段のピアノとは違う生き物になります。

レッスンで「もっと歌って」とか「〇〇の楽器のように」とか言うことがあると思います。
しかし、実際に他の楽器と一緒に同じ旋律を演奏してみることはその場ではまずできません。

F.M.のテキストがあると、その場でこんなことが実践できるのです。

是非、お試しを!

フォルマシオン・ミュジカル


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Faisons de la musique en F.M. vol.4

2020年10月26日 | フォルマシオン・ミュジカル
今回は長旅でした。

いつもなら1週間でだいたい届くのですが、2週間かかりました。


フォルマシオン・ミュジカルのテキスト「Faisons de la musique en F.M. vol.4」

covid-19の影響でリモートワークで人手が足りないのかと思っておりましたら、フランスからは週明けすぐに発送されておりました。(うっかり週末に注文してしまったので、土日をしっかり休むあちらでは週が明けないと動いてくれません・・)

PRIORITAIREとあるので、速達のようですが、全く速達ではありません・・

しかし、速達で頼んだわけではないので「なんですとー!」ではないのですが、ちょっと心配はしました。

メールを送らなければいけないかと文章を作ったりしておりました。
届いてホッとしました。

さて、早速全部目を通しました。といっても、CDを聴きながらの課題だけ取りあえずしてみただけです。

和音の聴き取り・読み、コードネーム、半音階、複合拍子、転調を含む歌の課題が多かったです。

内容としてはvol.2が一番充実していると思います。
vol.3、4は似ている感じですが、vol.4の方が聴音の書き取りが幾分多いです。

あまり難しい課題ではないので、趣味の生徒さんで中級以上でしたら楽しみながらできると思います。

対象年齢の記載はありませんが、vol.1はF.M.1年目、vol.2は2年目とあり、vol.4は4年目ということになります。

いつもながら曲が面白いです。

ベートーヴェンの「エリーゼのために」をアレンジした曲に合わせてのリズム打ち、楽しいです。

どうやらフランスではエリーゼのためには「Lettre à Eliese de Ludwig Van Beethoven」と言うらしいです。

「ベートーヴェンからエリーゼへの手紙」

なんだか一気にロマンティック
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高い、低い

2020年10月16日 | フォルマシオン・ミュジカル
4歳半くらいになるとピアノの鍵盤の右側が高く、左側が低いということが大体一致してきます。

楽譜は左から右に読むので、小さな生徒さんにとってこのような図は初めのうちは混乱をします。


右に進めば高くなるはずなのに、上の曲は階段が低くなっています。

小さな生徒さんには「???」です。

この後、線の音、間の音の場所を判別することに苦労したり、それが分かっても順番に書くことに一苦労。ましてや、一つ飛びなど理解するのはとてもたいへんなことです。
4歳未満の生徒さんは数字もまだ書けないことが少なくありません。

そのような意味でもピアノはあまり早くから習う必要はないというのが個人的な考えです。

週に1回の短いレッスンでこのことを理解するには長い期間が必要です。

そうはいっても私は生徒さんを選べない所で仕事をしているので、何とか工夫をしなければなりません。

今はロシアンメソッドのおかげで、読めなくとも聞き覚えで正しい奏法を身に付ける方法を知りましたので、以前のように読めなければ進めないという考えはなくなりました。

さてさて、フォルマシオン・ミュジカル。
ヨーロッパでは図形の認識ができる年齢からレッスンを始めることが多いので、これも大抵5歳以上を対象にしています。

その前提ではありますが、小さな生徒さんに何とか理解してもらえる方法を模索する必要が私の場合はあります。

F.M.のテキストにこのようなものがあります。


ド~ン!

音の高さがブロックの積み重ねであらわされています。
少し立体性があります。

高い音の下にはこんなにたくさんの音がある。
たくさんの音の上に高い音はある。

このことを理解してもらえれば、最初の画像で紹介した、右に進むのに音が低くなることをわかってもらえるかもしれません。

今月4歳になった2人の生徒さんがいます。
2人ともこの夏からレッスンを始めました。

ちょうど、最初にご紹介した画像のページから線間に進むところです。
この年齢の生徒さんには難しい所に入ります。

高い、低いの聞き分け、上行下行の聞き分け、階段を見て歌うことはできているので、今度はそれをピアノ上に移し替える段階に入ります。

耳が作られてくると、これも使えるかなと思っております。


ブロックの次のページにある、サン・サーンス「動物の謝肉祭」のピアニストの曲です。
音は読めなくて良いのです。下段にある山型になっている音符が上行下行で聞こえてくれば良いのです。

音楽、特にたくさんの音を扱うピアノは空間認知の能力が必要です。
頭の中で音を立体化する、目に見えるものを見えないものと結びつける能力がどうしても必要になります。

その能力は3~5歳に目覚ましく開発されるそうですが、それは最初は身体を運動させることで開発されます。

まずは子供たちには、遊んでほしいというのが私の考えです。

小さな頃からピアノを始めるメリットは36年教えてきて、未だに感じられません。

ド~ンとブロックのあるテキストはこちら。
https://www.henry-lemoine.com/fr/catalogue/fiche/29091
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別の使い方、でも!

2020年10月11日 | フォルマシオン・ミュジカル
フォルマシオン・ミュジカルのテキストを持っていると、とても役に立ちます。

本来の使い方とは異なりますが、これもありです!

私は歌に勝るものはないと思っておりますが、しかしピアノを何とか歌わせようと思っております。

自分の演奏を録音して聴くと、こんなに歌えてないのかと愕然とします。
まだまだ修行が足らん!です。

さて、自分のことは棚に上げておくとして、今日のレッスンで「おっ、いいものがある」とF.M.のテキストで見つけたものがあります。

シューベルトのヴァイオリンとピアノのためのソナチネという曲。
ヴァイオリンが奏でたメロディーをピアノで同じように奏でます。

同じ旋律なのに表現力の違いをまざまざと聴くことができます。
ピアノにはできないことをヴァイオリンは表現します。

できないけれど、これを目指したい!

テレマンのトランペットコンチェルトもその下にあったので、一緒に聴きました。

F.M.のテキストには幅広い時代、多くの作曲家、様々な楽器、編成の曲が宝物のように掲載されています。一人でこれだけ集めるのは不可能です。

しかも、楽譜まで見ることができます。

このような使い方もできるのだと7年目にして気付きました。

Faisons de la musique en FM Vol.3より
Edition Lemoineで注文できます。一昨年発刊されたVol.4を昨日やっと注文しました。
Vol.3を大体終えた生徒さんがいるのでVol.4に進みます。
このシリーズは使いやすく、子供から大人まで使えます。
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お手本は歌

2020年10月04日 | フォルマシオン・ミュジカル
スラー一つで音楽はガラリと変わります。

と、前回に引き続きスラーの話を。

スラーは、音を繋げりゃいい、というものではありません。

ところが、ピアノという楽器は自分の息で音を鳴らさなくとも触れば音は出てしまいます。

自分で楽器を抱え、身体の一部のように奏でる弦楽器や管楽器とは異なり、楽器自体も身体から少し離れたところにあります。

無機質に弾こうと思えばいくらでもそうできてしまうのがピアノの弱点。

だから、他の楽器よりもっと呼吸を意識する必要があります。

私は歌にかなうものはないと思っています。
歌のようにピアノが演奏出来たらどんなに豊かな音楽になるか・・

しかし、ピアノは音域が広く一人で完結できる楽器です。
そして澄んだ音がやはり美しく、聴き慣れた楽器なのにピアノって綺麗な音だなと惚れ直すことしばしば。

さて、スラーで息を吸うんだ、手首から持ち上げるんだとレッスンで口を酸っぱくして言っても、だからなに?と思う生徒さんは多いと思います。

違いを聴き比べてもらっても何を目指しているかピンとこないのが現状です。

やはり実際に歌を聴いてもらわないと・・
と思いましたら、良いものを私は持っているではありませんか!

フォルマシオン・ミュジカルのテキストに歌曲やらオペラやらグレゴリオ聖歌やらがたくさん載っていることを思い出しました。

フレーズの区切りを探してもらい、息を吸っているか、フレーズ(スラー)の終わりをどう歌っているか、フレーズの始まりをどう歌っているかを聞き取ってもらえば良いではありませんか!

早速一人の生徒に試してみました。
声楽家の歌自体聴き慣れていないので、1度聴いただけで「わかった」とはなりませんが、これからチョクチョク聴いてもらおうと思います。

フレーズごとに声のニュアンスも異なりますし、ピアノには絶対にできない一つの音を伸ばしながらさらに変化させる表現。

私も勉強になります。

12の歌曲より No.5巡礼者の詩 / メンデルスゾーン


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へぇ、そうなんだ

2020年09月17日 | フォルマシオン・ミュジカル
少し前にご紹介したこちらの動画。

Uptown Funk (fragmento) - Percusión corporal

Acompañamento de percusión corporal para o coñecido tema Uptown Funk d...

youtube#video

 


結構幅広い年齢層に使えます。
気分転換にもなり、私も楽しいです。

ここで使われている曲。私は初めて聞く曲でしたが、なんと生徒さんの中にこの曲を知っている人がおりました。

中学1年生と小学6年生です。

中学生の生徒さんは、「ブルーノ·マーズって人だと思う。確か、グラミー賞何度もとってる」と。
小学生の生徒さんは、「コマーシャルでも聞いたことある。再生回数がスゴい」と。

へ?有名人の曲だったの?
2人も知ってるなんて··

そこで調べてみましたら、最も多くグラミー賞を獲得したアーティストだそうで。
この曲は、超ヒットソングだそうです。

へぇ、勉強になりました。

もうひとつ、ヘンデルのパッサカリア。
こちらは長いのでまだ3人しか試せていませんが、その中の一人、大人の生徒さんが「この曲、知ってます」
「失恋する映画で流れてました」と。

いや~、思いがけない出会いがあるものです。

追記
その後、ブルーノ·マーズの曲を知っている生徒さんがさらに3人現れました。
車の中で聞いたことがある、英語教室で習ったなど。

レッスンが偏ったジャンルにならないよう気を配ると、生徒さんもピアノに親しみを持ってもらえるかなと思います。

私は楽器店講師なので、私に習いたいとの思いで通い始めた生徒さんは一人もおりません。
皆、ピアノを弾いてみたい、弾けるようになりたい、憧れの曲が弾けるようになりたい、じゃ、近所に楽器店があるから行ってみようかということでいらしています。

自分に折り合いをつけながらの仕事ですが、生徒さんから知らない曲を教えてもらうことも珍しくありません。

思いがけず素敵な曲に出合えるのは、とても嬉しいことです。
そして、教えてくれた生徒さんのこともずっと覚えているものです。

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笑た(´▽`*)

2020年09月10日 | フォルマシオン・ミュジカル
こちらの動画、笑いました。

速度を表す言葉を知ってもらうのに良いかもしれません。

もう少しよくある言葉の方が良かったとは思いますが、音楽にはこのようにテンポを表す言葉が色々とあるのだと知ってもらうきっかけにはなりそうです。



こんなのもあります。


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