おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

クリップ&定規、こんな使い方も

2021年09月30日 | レッスン
今日も、
習い始めて半年くらいの生徒さんがいる曜日だったので、
クリップ&定規を使ってみました。

今日の生徒さんたちは、ドレミの順番は
下行形や途中の音からでも割とできます。

縦に並べたものを、横にして鍵盤に載せると
高い音が右に来ることがよくわかります。

定規のこんな使い方があるとは、
なぜ今まで気付かなかったのか・・

我ながら、わかり易いと感心

もうひとつ、これもわかり易かったです。

指使い。

生徒が「ミファソ」を「234」で弾いていたので、
そこは「123」と注意しても
よくわからなかったようなので、
クリップの上で弾いてみました。

すると、「あぁ」と速攻で納得。

それを見て、指使いをなかなか直せない生徒さんは、
ピアノの鍵盤になると、感覚が上手く働かないのかな、
と思いました。

鍵盤は下に下がって動きますし、下がった時に音まで聞こえ、
それだけで、よく考えてみたら複数の感覚を使っています。

はっきりとした感覚が鍵盤上で働くには
個人差があると思いますが、一定の年数が必要なのでは、
と思いました。

クリップや定規なら、身近にある道具なので、
自分の感覚と結びつきやすいのかもしれません。


ところで、
鍵盤のドレミが、良くわかっていない生徒さんがいることが
判明・・

新しく習い始めた生徒さん用に作ったこちらで
復習!


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クリップ+定規

2021年09月29日 | レッスン
レッスンで、手作りグッズを
たくさん作っていらっしゃる先生の
インスタを拝見しました。

とてもかわいらしくて、
生徒さんたちへの愛情が伝わってきます。

どのアイディアも素晴らしいものです。


その中で、これはすぐにでも試したい!
と、いうものがありました。

ドレミの順番を覚えるためのものです。

私の小学1年生の生徒で、
年中からピアノを始めたのですが、
未だに音の順番があやふやな生徒さんがいます。


その先生のアイディアは、小さな洗濯ばさみに
「ど」「れ」「み」とひとつずつ貼って、
それを細長く縦につなげた厚紙に挟んでいくのです。

これはイイ!

その先生はご自宅のレッスン室に
長く紙をぶら下げていらっしゃるようですが、
私は持ち運びができなければいけません。

そこで、


クリップ+定規

100均でクリップだけ購入し、
あとは、だいぶ前に買って残っていた
100均の丸いマスキングテープを貼りました。

生徒さんに、ドレミと上がる順に挟んでもらったり、
ドシラと下がる順に挟んでもらったりします。

もちろん、途中の音からの上下行もできます。

今日、4人の生徒さんにしてもらいました。
楽しそうにしてくれました。

ただ、年中、年長の生徒さんは、クリップが少し硬いので、
4個目あたりから疲れて自力で挟めなくなります。
なので、途中から生徒さんにクリップだけ取ってもらって
私が挟んでいきました。


「不思議な音の国」は、真ん中のドから音が増えていくので
このようにも使えます。

これを指さしながら教本の歌を歌うこともできます。


先月からピアノを始めた生徒さんが、線、間の章に進んだので、
ステップ、スキップをこのクリップで説明しました。


結構、使えそうです。


定規が、油性マジックでバンバン線を引くのに使っていたもので、
拭いてもマジックは取れず・・
しかも年季が入っているので傷だらけ・・

でも、この幅、この長さが
手で持ってクリップを挟むのにちょうど良いです。
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藤田真央君、ジャズアレンジ

2021年09月24日 | コンサート情報
真央君がジャズ風にアレンジしたパガニーニのヴァリエーションを演奏しています。

Tsinandali Festival 2021(ジョージア)でのリサイタルのアンコールです。

真央君、このような才能もあったのですね。

最近の若いピアニストは、
自分でアレンジするのは普通のことに
なっているような・・

素晴らしい!

室内楽をすることも
当たり前になってきていますし、
ピアニストの活動が、
少し前とはずいぶん変わってきています。


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不思議下巻+1A ソロ+ワーク

2021年09月18日 | 不思議な音の国
不思議な音の国 下巻の
第19章に進んだ生徒さんに、
少し前から「Musical Journey 1A Solo Pieces」と
そのアクティビティブックを併用しています。

この生徒さんは鍵盤を凝視しないと弾けない、
と思っている生徒さんです。

楽譜を見ながら弾かないので、
音符も読めなくなってきていました。

それで、数カ月前に袋の中にある小物を
見ずに当てるゲームをしました。

OGPイメージ

あてっこゲーム - *。:゚音の国♪Oto-no-Kuni *。:゚

以前から気になりつつも、すぐにションボリしてしまうので、あまり言えずに進んでしまった生徒さんがいます。何が言えなかったか、というと「できるだ...

あてっこゲーム - *。:゚音の国♪Oto-no-Kuni *。:゚

 


そして、先月から
「Musical Journey 1A solo pieces」と
テキスト併用のアクティビティブック、
それとヤマハの「きれいにうたいましょう」の3冊を
一気に併用しました。

いつも、わからなければ
「おねえちゃんに、きく」
「おかあさんに、きく」
と、言う生徒さんでした。

ところが、今日は、
「教えてもらわないで、一人でやった」
と言うではありませんか


レッスン後、お母様が
「今週は、教えようとしたら、”教えないで”って言って、
一人でやってました」と。
「で、一人でやって、ちゃんとできてました」と仰いました。

レッスンでも、全部よくできていました。


いつもは、レッスン後にお母様とお話していると、
弾けていた時でも、どんどんお母様の陰に隠れて
うつむいてしまっていたのですが、

今日は違いました。
ニコニコして「できたー!」と。


自信がついてきた様子でした。

おそらく、きっかけは
アクティビティブックです。

ちょっと、日本のワークブックと
違うのです。

その内容については
次回に。



アクティビティブック(表紙がシャンパンのような色で、しかもパールっぽく光っていてオシャレです)

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コダーイ音楽教育システム

2021年09月16日 | グネーシンソルフェージュ
ハンガリーのコダーイ。

私は、学生の頃、
ハーリ·ヤーノシュのインテルメッツォの曲で
彼を知りました。

ツィンバロン(ツィンバロム)という楽器が使われていて、
妙に耳に残る音楽です。

16:45~lntermezzo


さて、コダーイは、
音楽教育のメソッドでも有名です。

コダーイ協会のこちらのページを見てビックリ。
http://kodaly.jp/concept/handsign/

グネーシンのソルフェージュの動画で見た
ハンドサイン、あれが載っています。

イギリスのジョン·カーウェンが考案したものを
コダーイがハンガリーの教育に取り入れたようです。


音楽教育の世界では、あのハンドサインは、
よく知られたものかもしれませんが、
私は知りませんでした··

日本のわらべ歌は、2音の歌は長2度が多いそうで、
2音の歌をこのように狭い音程で歌う民族は珍しいそうです。

なべなべ そこぬけ
ほ ほ ほたる こい
たこ たこ あがれ

ハンガリーの2音の歌は短3度が多いのだそうです。

こちらは、レッスンのヒントになりそうなことが
たくさん書かれています。

コダーイメソッドとは何か?《連載第13回》

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インドの話

2021年09月15日 | 重力奏法
インド好きな音楽ライター、
高坂はる香さん

彼女の記事は面白いので
とても好きです。

先程、久し振りに
「ピアノの惑星」を拝見しましたら、
インドの「ロシアン・ピアノ・スタジオ」の
記事を見つけました。


インドでは、生徒さんは全員、
電子ピアノで練習をしているとか。

このスタジオで教えているのは、
モスクワ音楽院で10年間、勉強された先生です。

電子ピアノで練習すること
これはインドという国の限界だと。

普段からアコースティックピアノで練習できていれば、みんなもっと良いピアニストになっていると思いますが、これについては限界です。

と、話されています。


ロシアで得た最も大きなことは?に、

奏でる全ての音に魂がなくてはいけないという感覚です。


動画を見ると独特の奏法なのですが、
それはロシアの奏法にインスパイアされていますが
基本的に関係ないと。


興味深かったのが、
特別なメソッドをインドの他の先生方に
レクチャーしないのか、という質問に

しません。多くのインドのピアノ教師たちは、100年前のブリティッシュ・スタイルで今も教えています。そういう方々と、私は戦っています。

(なにやら、我が身にも覚えがあるような・・)


この奏法の録画を、高坂さんが
アレクサンダー・テクニークの古屋先生に
見て頂いたところ、

身体の故障の可能性は否定できないながら、大きな動きにより脳に指使いなどを覚えさせることに役立っているのではないか、と。


詳しくは、こちらでお読みいただけます。
http://www.piano-planet.com/?p=3215

[新連載]インドのモノ差し 第1回|インドの衝撃—— 1、2年でヴィルトゥオーゾに!?「ロシアン・ピアノ・スタジオ」の指導法


この国の限界、
と話されていたインドの先生。

日本でも
別の意味で、限界と
考えた方が良い場合が
あるように思います。

が、こちらのインドの先生の素晴らしさは
学ぶことによって人間として大きく成長できる、
私の生徒はピアノを通して人生を奏でている。

と、お話しされていることです。
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コルトーの本

2021年09月11日 | 書籍紹介
コルトーの「フランス・ピアノ音楽1」(音楽の友社)を
読んでいます。


コルトーの文章は美しいです。

ただ、読みやすくはないです・・


ひとつのことを表現するのに、
修飾された言葉が非常に多いです。

その言葉が美しいのですが、
情景を一つ一つ想像してしまうので、
読むのに時間はかかります。

よくこれだけのことを想像できるなと、
この領域にいる芸術家の
鋭敏な感性に驚嘆。


また、言い回しが
ストレートではないので
レッスンを受ける生徒さんは
たいへんだったのでは・・
と、思ったりして。


例えば、
ドビュッシーの前奏曲の形式について

「あらゆる楽想に予定された展開を
厳格に課することなく表現する素直さなどと共に」

と、あります。


古典的な形式で書かれていない、
という意味だと思いますが、
彼の文は、ほぼこの調子です。


うっかり、ボ~ッと読んでしまうと、
何書いてあったっけ?
と、何行も戻る羽目に・・



子供の領分について書かれた部分が
素晴らしいです。

曲のイメージが、別次元。


象の子守歌について
書かれた一部です。

「おとぎの国よりも心を奪う子供の不思議な心中の夢を、
まったく目覚めた状態で追い求める6歳のシェヘラザードが、
自分自身のために創作したお話を
黙ったまま象に物語る」

空想の物語を象のぬいぐるみに
心の中で語りかける

意味としては
このようなことでも、
コルトーの言葉は、曲のイメージを膨らませます。


読み終えるのに時間がかかりそうですが、
コルトーはとても好きなピアニストなので、
じっくり読んで
音楽のヒントを頂戴しようと思います。


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二期会オペラ「魔笛」

2021年09月09日 | コンサート情報
今日は、二期会のオペラを観てきました。

モーツァルトの「魔笛」


宮本亜門さんの演出というので、興味があって行って来ました。

字幕が舞台の両脇に縦書きに出てきて、わかり易かったです。


今時のオペラはこんなことになっているのかと驚いたのは、
舞台が映像でどんどん変化していたことです。

舞台転換で人がゴロゴロ押すなんてことは全くなく、
映像だけで景色が変わり、
波打ったような模様が映し出されると、
幻想的な世界になり、ステキでした。


昨年は、ミュージカルやストレートプレイを
コンサートよりも多く観ましたが、
このような映像で舞台を作ったものはありませんでした。

斬新


当たり前ですが、オペラ歌手はマイクなしなので、
ミュージカルでよくある、音が割れて聴きにくい、
などということは皆無。

生のオーケストラ、声。
安心して聴けます。

モーツァルトの音楽は、温かみがあると、そんなことをシミジミ感じました。


魔法の鈴。
これがあったら、誰も争わなくなる。

それを、このメロディー、音色で表現したのかと
感動・・


モーツァルト最後のオペラ。

ちょうど、230年前に作られたオペラです。

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気付けば進みが速い

2021年09月06日 | 重力奏法
「Die Russishe Klavier Schule Band1」に進んだ生徒さんたち。

12人います。

いつの間にか、こんなことになっていました。

その内、不思議な音の国下巻から進んだ生徒さんは、
10人です。


Die Russishe Klavier Schule Band1を
全曲弾くことはしておりませんが、
弾いてほしい曲を選んで進めると、
大体1年半かかるようです。


1曲、2~3回で終わり、
他の本から少し長めの曲を渡したり、
軽めの曲を渡したりして進めています。


残り3分の1くらいになりましたら、
中級の曲も他の本から渡しています。


不思議の教本を使わずに
Die Russische~に進んだ生徒さんにとっては、
アーティキュレーションの細かさは手強いようです。


これまで、小学4年生までには
ブルグミュラー25の練習曲には
進んでほしいと考えてきましたが、
現実はそうはいかないことの方が多かったです。


しかし、ロシアンピアノスクールの導入法に変えて、
その願いは実現可能になってきました。


小学3年で進むことができた生徒さん、
たぶん3年生の内に進めるであろう生徒さん。


途中でこのメソッドに変えて持ち直し、
もうすぐブルグミュラーへ進む高学年の生徒さんたち。



ブルグミュラー25の練習曲は、
必須とは考えておりませんが、
相変わらずこの教本を使う先生は多く、
子供たちの目標のひとつにはなっています。


どこまで進んだかが、
「不思議な音の国」「Die Russische klavier Schule」では
わからなかっただろうと思い、
子供たちに対し申し訳ない気持ちでいるので、
ここは外せないな、と思っております。


私自身はこの教本を全曲は弾いておりません。
それで構わないと考えていますので、
必要なものを弾いてもらったら先に進みます。
レッスンで習っていなくとも、
いつか一人で弾いて遊べるようになります。


ここまで来ると、楽しみな曲がたくさん待っていますので、
生徒さんたちに紹介するのが待ち遠しいです。


こんな気持ちが再び持てたこと、
導入法を変えただけで、全く違う世界が待っていました。


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生徒さん作曲をする(小1)

2021年09月01日 | 不思議な音の国
不思議な音の国 上巻で生徒さんが作った曲をご紹介します。


曲名は、「やさしいきょく」
生徒さんが自分で付けてくれました。


ここでは、前ページで作ったリズムで、
習った3つの音(ドラゴン、レパード、シ)を使って
メロディーを作ります。


こちらの生徒さん、
音の順番がパターン化しそうになっておりますが、
最後に変えてあるので、その一音が効いています。


実はこの生徒さんの前にも曲を作った生徒さんが1人いて、
既に2曲作っているのですが、
どういうわけか同じ音がいくつも並んでいたり、
同じパターンを繰り返したりしていました。


これまで、不思議とそのような曲を作る生徒さんが
いなかったのですが、
今回の生徒さんもその傾向があります。


昨年ヒットした曲で、
メロディーラインらしきものがない歌や、
生徒さんが発表会で弾きたいと持ってきた曲が、
終始2つの音の繰り返しで、つぶやいているような歌だったりと、
最近の歌はリズムしかないような・・


昨夜、偶然、
懐かしの歌謡曲(でいいのか・・?)を
懐かしい歌手(シンガーというのか・・?)の皆さんが
歌っている番組を見ました。


ほぼ昭和の歌です。


良い歌がとても多いな、と思わず聴いてしまいました。
単に懐かしいからなのか、メロディーがあるからなのか、
どちらだろうと思いながら・・



前半は他の楽器のアンサンブル、後半は作った生徒さんとの連弾です。


生徒さんの名曲の数々はこちら
生徒さんの曲


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