コロナ禍になり、人前で演奏することがパタリと無くなりました。
そして、本日3年ぶりに発表会の講師演奏ではありますが、演奏いたしました。
ピアノ人生初のブランク。
人生が短い方ではないだけに、ピアノを弾いてきた期間が長いので、私にとってはこの3年は小さくはなかったです。1週間前から心臓ドキドキでした。
テンポがゆっくりで短い曲でしたので、手が動かないという心配はありませんでしたが、問題は暗譜。
余計なことは考えず、いつも通り考えつくことは全てやるしかない。
新しく譜読みし、人前で弾いたことがない曲でしたので、リハーサルとしてレッスンの時に一人の生徒さんに聴いてもらいました。
毎年弾いていても本番は何が起こるかわからないのに、しばらく人前で弾いていない状態での本番は、未知すぎて自分でも想像がつきませんでした。
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このような状態の時に自分の支えになったのが、これまでどんな時も逃げずにやり抜いてきた自分でした。
こんな状態で人前で弾く人いないな、と思いながらも本番で弾いてきました。
過去の自分が自分を助けてくれるものだと思ったのと同時に、その過去に、支えてくれた人たちがいたことも思い、生徒さんたちの演奏を聞いていて、私も自分が受けてきた恩をこの人たちに送らなくちゃな、と思ったのでした。