おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

ショパン Op.27のノクターン

2024年12月15日 | レッスン

大人の生徒さんでショパンのOp.27-2のノクターンを
弾いているかたがいらっしゃいます。

上級の生徒さんには選曲は全てご本人に任せていますので、
ご本人の選曲。

こちらの曲です。



ショパンのノクターンではOp.9-2に次ぐ有名曲のようですが、
その事を気にして曲を聴いたり選んだりしたことがないので
初めて知りました。


ショパンのイメージ通りというか、
ノクターンのイメージ通りというか、
夢見るようで美しく感傷的。

しかし、うつろいやすい音の中で
抑えきれない感情が吹き出るところもあり、
ショパンの感情の激しさにボンヤリ弾いていては
付いていけない音楽と感じます。


そこで一体どんな時に作った曲なのだろうと
調べてみました。

作曲年はわかっていますが、月はわかりません。

この年にあったことを考えると
おそらくこの時期だろうと推測はできると思います。

それと合わせて同じ作品番号のOp.27-1も推理。

           
それをこちらに書いてみました。
趣味のかた向けですが、
機会がございましたら眺めてみてください。

作品の背景 - Haru S.の部屋
作品の背景を推理 - Haru S.の部屋


ショパンの音楽はノクターンやマズルカに
その音楽というか彼自身がギュッと詰まっている気がします。

これほどまでに自己の感情を
色濃く音楽に投影できた作曲家は思い当たらないです。


改めて特別な天才だと思います。

動画のアヴデーエワの演奏も素晴らしいです。


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腕が下がる

2024年12月06日 | レッスン

レッスンをしていてなかなか直らないことの一つに、
腕が下がることがあります。


腕が下がると、音が汚くなります。

上腕の支えは、腰と脚の支えが必要だと思いますので
椅子の座り方、つまり姿勢が良くないと改善できません。

そして、さらに腕を支える指の強さがないと、
腕は常にダラリと下がり、指先も反り返ります。


姿勢はレッスンで注意されるだけでは
直すことはできません。

日常生活からその意識がないと、
つまりご家庭での促しがないと改善はできないと
思います。


また、練習環境が影響している場合もあります。

高さ調節のできない椅子、
足を浮かせて座らせている、
椅子のすぐ後ろが壁で楽器との距離が
調整できない。

これによりピアノを弾く椅子の座り方が
身に付かないことが考えられます。


体のバランスを取ることが上手くできない
お子さんがいますが、それはまた別の話です。



教室が狭く、先生がどういう姿勢でピアノを弾いているか
生徒さんがよくわかっていない、ということもあるかもしれません。

離れて見ようにもそのスペースさえないのが
楽器店の教室です。



ユジャ·ワンの演奏で、
ピアノを弾く腕が見やすい動画を見つけたので、
生徒さんに見てもらおうと考えているところです。

今回の話とは逸れますが、彼女、上から見ると
小指と手首が真っ直ぐになるように使っていて、
くの字になっていません。

イリーナ先生の講座でも、
ロシア人の先生のレッスン動画でも、
小指と腕のラインが折れ曲がらないようにと話されていました。

このラインで弾くと、音が素直に伸びます。
速いパッセージもこの方が弾きやすいです。
固めの圧縮された音が好きな人は、
くの字ですかね。




姿勢の改善は、結局は耳次第かもしれません。

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Carol of the Bells

2024年12月05日 | レッスン

クリスマスシーズンにはクリスマスの曲を
生徒さんにはできるだけ弾いてもらっています。

毎年、発表会の準備と重なることが多いので、
ハロウィーンの前からクリスマスの曲を
弾き始めることも少なくありません。



「不思議な音の国 上巻」の生徒さんには
同じシリーズの中のクリスマスブックから
弾いてもらいます。

「不思議な音の国 下巻」の生徒さんには
音域が少し高くはなりますが、
キャサリン・ロリンさんの楽譜で弾き易いものがあるので
それを弾いてもらっています。



不思議の下巻が終わると、ピアノアドヴェンチャーの3Aに
クリスマスの曲を集めたものがあり、
その中の「Carol of the Bells」が弾けます。

そして、この曲で初めてペダルも使います。

それ以前にポーラさんの「Little Gems for Piano」で
ペダルを踏む経験はしてもらっているのですが、
その時は踏みかえ無しでもよい曲を弾くので、
正式なぺダリングは「Carol of the Bells」が初めてとなります。


不思議修了の生徒さんは、この曲の譜読みは
あまり苦労することはありません。

ところが、右手メロディ―、左手伴奏で進んできた
生徒さんを引き継ぐと、なかなか譜読みが終わらないのです。

そこに初ペダルとなると、
右手の「ドーシドラ」のリズムが急に弾けなくなったり、
1拍目でペダルが踏みかえられなかったりしてしまいます。



全くその生徒さんの責任ではないのですが、
教本の影響はこの段階でも歴然。

ピアノは伴奏も一人で弾きながら演奏できる楽器ですが、
右手メロディー、左手伴奏のパターンだけで進んでしまうと、
これしかできないになってしまい、
これしか知らない人は、ピアノはそのように弾く楽器と
認識してしまいます。


すると、音楽の可能性をかなり狭くします。

頭が柔らかい内に、定型だけではなく、
様々な形態の曲を生徒さんには弾かせたいものです。




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信じてもらえてなかった

2024年11月23日 | レッスン

ヴァイオリニストのパールマンが練習について

1ゆっくりなテンポで練習すること
2何のための練習か目標を立てること
3数小節に区切って練習すること
4弾きながらきちんと自分の演奏を聴くこと

これらはごく当たり前の基本的なことだけど、
と話されています。


きっと、どの先生も生徒さんにこのことは
よく話されていると思います。


私もそうです。
何十年もどの生徒さんにも話してきました。


今日も大人の生徒さんで、
ゆっくりなテンポでフレーズごとに区切る、
パッセージを音型ごとに区切り、まずはゆっくりと正確に
弾けるように練習をする、と毎回言って実例を示しているのですが、
生徒さんは実践している様子はなく・・

なのに、ここがずっと上手く弾けないと仰る。
だから練習の仕方を話しているのに、の繰り返しなわけで・・


そこで、パールマンの動画を2人の生徒さんに
見て頂きました。

有名なヴァイオリニストで実力のある人ですと紹介して。


そうしましたら、お二人ともしっかり見て下さり、

一人の方は、
「いつも言われているのに、通すことしかしていませんでした」

もうお一人は、
「通して何度も弾いていれば、その内弾けるだろうと
思っていました」と。


一人の方はピアノ歴1年ちょっと。
もうお一人は私に変わって14~15年。

その間に何度言ったかわからないほどです。


なのに、パールマンのたった一度の動画で
本当に必要なことだったのだと初めて思われた様子でした。


信じて頂けていなかったようで ・・

これは弾けない人がやることではなく、
プロほどこのような基本的な練習を地道にされているのです。


この先生が言うことなら、と信じてもらうには
やはり実力がないと駄目なのだなと思いました。


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続・なぞの6歳

2024年11月22日 | レッスン

ご両親がヨーロッパのかたの息子さん6歳。

本人は日本語はペラペラです。

不思議の上巻を1年以上しておりますが、
本人はピアノが飽きてはいないようですし、
弾いてきた中で好きな曲がいくつかあるようですし、
楽しんではいるようなので、これも有りかと思っています。

おそらく日本人と違い、
習う、ということの意識が異なるのだと思います。


色々と予定通りには進みませんが、
レッスンで、出来るだけしようとしていることのひとつに、
「きれいにうたいましょうソルフェージュ 入門編」
を使った摸唱があります。


聴くタイミング、歌うタイミングがなかなか掴めず、
摸唱にならないので、私も後回しにしがちで・・


「先生が歌ったのを聴いて、マネして」

と言っても、通じず
聴かずにすぐに歌おうとします。


そこで、今週は、
じゃこれマネして言ってみて。


ーむかし、むかし
「むかし、むかし」

ーあるところに
「あるところに」

ーおじいさんと
「おじいさんと」

ーおばあさんが
「おばあさんが」

ーいました。
「いました」


とてもよくできるじゃない!
それを音で言ってるだけ、と再び歌に挑戦。

今度は歌もとても良く出来ました。


今週はこれで偶然できた可能性大で、
そういうことか!と本当に理解したわけではないと
思います。

しかも、来週はレッスンを休みにしているので
次はどうなるか・・


今思い出しましたが、
手をグーにした時は聴く、パーにしたら歌う
という方法も昔していました。

次のレッスンはこれを試してみます。


しばらく使っていない技は
使わないと忘れます・・

きっと他にもなにか
忘れているのだと思います。


かなしい・・


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指輪の指

2024年11月16日 | レッスン

ロシアではピアノを習いたての子どもに
指先がぺちゃとならないように
指輪の練習をするそうです。

親指と各指を合わせて、指輪の形を
作るのです。


その指で弾くと
必要な筋肉の緊張感が得られ
音が良くなるからです。


消しゴム鉛筆に指先を置く
あれと同じ意味です。

親指に合わせた方が丸くなりやすいです。

また、指輪を作った時に指先がつぶれて
キツネのようになっているとすぐにわかるので、
「丸い指輪にして」と言うと生徒さんに通じやすいです。


鍵盤が動けばそれでおしまいになってしまい
重さをかけて一音一音を伸ばす感覚が通じない生徒さんに、
指輪の形を長めに保つように促すと直せます。

音を聴くことが出来ると直せるはずですが、
そのこと自体が通じない生徒さんはいるので、
これを試してみると良いと思います。

鍵盤をしっかりと下ろさないのは
指輪だとパッとすぐ離れているのと同じです。

ウィンクのようなパチパチは必要ないのです。

ただし、指で押し付けないように
気を付けて、です。



音を離す時に手首を忘れる場合は、
膝の上で弾くと良いです。

これは確かイリーナ先生もされていたと思います。



習い始めに、

腕から下ろし
指輪の指で支えて
腕が落ちないよう

この3点を癖付けると
小さなお子さんでも音は鳴ります。

音を離す時には
手首から上げる

これが加わると
小さなお子さんでもかなり音楽的に弾けます。



<svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg>
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知ってほしい

2024年11月10日 | レッスン

ヴァイオリニストのパールマンが
ゆっくりなテンポで練習をすることの大切さを
話されています。


本当にそうです。


そして、短く区切って練習をすることも
話されています。


本当にその通り。


プロの大ベテランでもこれを怠らず
続けていらっしゃるわけです。

それがいかに大事かをよくご存知だからです。



速く弾けるから自分にはゆっくりなテンポの練習なんて
必要ない、と考える男の子の生徒さんは案外多いものです。

そして、間違えると、
こんなはずではない、調子が悪かっただけ、
と最初に戻ってまたやり直します。


これを何度も聴かされると、さすがに
「いつも家でこうやって弾いてるの?」とききます。


「それは練習と言わない。頭が全ての音が解かるように、
耳が全ての音を捉えられるように、
体の動きが全てわかって使えるように、
ゆっくりなテンポで、短く区切って練習しないと
脳がついて行けない。プロでもそう。私もそう。誰でもそう。」

と話します。


これで素直に受け入れてくれれば苦労はしないのですが、
そうはいかないもので・・

練習で逆に下手になる・・



特に、子どもより大人の生徒さん。

こんなはずではない、自分はわかっている、
と、何度も止まっては弾き直しで、
こちらは疲れてしまいます。

体に悪いので、正直、心の耳栓をしてしまいます。


両手で弾くことも、音がきちんと弾けていないのに
どうでもよいから両手で弾く人もいます。

耳が音についていけていないと、
これを延々と数カ月続けても絶対に曲は弾けません。


両手奏に慣れたら弾けるわけではなく、
耳が音を聴けるようになったら大抵両手で弾けます。

特に、低い音は
目で音を追って弾いているだけのことが多いので、
それで弾ける単純な伴奏の曲でしたらそれで済みますが、
そうではない場合は、やはり片手の練習が必要です。

片手で弾きながら歌うとわかりやすいと思います。

そして、両手で弾く時も
できるだけ聴きにくい音の方を聴いて練習をすると、
割と短期間で綺麗に弾けるようになります。



練習の仕方で上手くなることなんて
たくさんある。


と、自分にも言っています。

自分の能力が放っておいてもどうにかなるのは
もう過ぎていて、貯蓄していたものが
いつの間にか枯渇していた、と最近気付いたのでした。



<svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg>
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併用した方が進む

2024年10月23日 | レッスン

「不思議な音の国」をメインに、他の教本を併用するようになりました。

併用している教本は、不思議の教本のように真ん中のドから上下に音が広がって行きます。


指使いは、「ド」をいつも1の指で弾くわけではないので、そこは助かっていますが、1の指のことも少なくはないので直しながら進めています。


曲は不思議の教本より長めですが、音さえ読めれば弾けます。

細かなアーティキュレーションが少ないことと、メロディーを両手で受け渡しながら弾くパターンが多くはないので、生徒さんにとっては忙しくはないです。


併用を始めてからの方が、不思議の教本の進みも速くなりました。

併用本で不思議の復習ができたり、両方の教本で同じタイミングで新しく習うことが出てきたりで2重に確認ができるのは助かっています。

また、併用本で不思議よりは少し長い曲を弾くので、音の読みに慣れるのが速くなり、その分、不思議の方で奏法に力を入れることが出来るようになってきました。



生徒さんも私が新しく併用した方をどんどん進めて行くので、「もう?」と驚いていますが、中身の濃さが違うのでそうなります。

少し前より生徒さんの練習量が増えてもいるので、それもあり進みが速くなっていると思います。

(今週は、不思議下巻の難問「ちいさなネズミ」を1回で合格した生徒さんが現れました。時間がかかり皆苦労する曲ですが、こんなことは初めてです。)



奏法に関しては、「どんな音が綺麗な音か」が分からなければ私だけが奮闘しても変わらないということ、またわかったとしても「汚い音が気にならない」人は、これもいくら私が奮闘した所でどうにもならないのが現実です。

音を良くしたかったので、導入法を見直し「不思議な音の国」に変えたのですが、見込みの有無がこれまでの経験で見えるようになってしまいました。


初めてピアノを習う生徒さんでしたら、親御さんが放置している以外は今のメソッドに変えてからの方が皆、良く弾けています。

少しでも習ってしまった生徒さんは、本人、親御さん、講師の3人が一丸となって取り組まない限りは改善できないと思います。


練習量やご家庭でのご協力具合いによって、どの段階までのことが出来るか大体決まってきます。

日本人は訊かなくとも教えてくれる超親切な国民ですが、フランス人なんて訊かなきゃ教えてくれないし、頼まなきゃやってくれません。

ドイツ人やオーストリア人なんてこれまでの経験では、できなさそうなことには触れず、できるところまでで褒めて悪い気分にさせずあしらう感じ・・


この7年で新たに学びました。色々と・・

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なぞの6歳

2024年10月18日 | レッスン

今月6歳になる年長さん。

彼の辞書に「練習」は存在しません。


私も練習を強制はしていません。その意味がまだ解らないだろうと思うからです。

でも、いつもレッスンに連れて来られるお父様には、1時間経てば人間は半分忘れるので、24時間以内に必ず1度はピアノを弾いて下さい。そうすれば思い出せますから、と伝えています。


さて、この生徒さんには不思議上巻と先月から他の教本を併用しています。

実は昨年9月中旬からレッスンを始めています。

不思議上巻に1年以上かかっています。

まだ本の真ん中くらいです。


ハイ、このペースは私も初めて経験します。

外国のお子さんで、日本人のように学ぶ態勢ができていないからなのですが、焦っても仕方がありません。


弾き方は全く覚えられませんが、音の読み方は上手くできます。

絵を描くことが得意なので、図形のようなものはわかるのかもしれません。



そして、今週のレッスンで「へ?今頃?」と驚いたことが。

リズムの長さを覚えている最中ですが、思いの外、紙の上では長さは覚えられていて、リズムの名前まで少し覚え始めています。


長いリズムは伸ばしながら数えることがまだ十分には出来ませんが(1234と言いながら1回1回手を叩いてしまいます)、最初の頃よりずっと良く出来るようになってきました。


「音のおとなりさん」を弾いていた時のこと。

後半が上手く弾けていないので、後半だけ一緒に練習をしました。

何度か弾いていたら、「あー、こういうこと?先生が黒い4分音符を1って伸ばしているのとか、この白いのを12と伸ばしているのは、長さが1ぱく、2はくって決まっているから?」と。


え?何言ってんだろ・・でした。


リズムカードも叩いているのに、なにをいまさら?


なぞ 、と思いましたが、6歳を目前に突然彼の中で閃いたものがあったようです。



おそらく、音楽にはテンポがあって、一定の拍がそれを刻んでいることがよくわかっていなかったのだと思います。


この生徒さん、人の話を聞くことが上手ではなく、常に関係のない話をしたがります。

模唱を始めたのですが、聴くタイミングと、歌うタイミングが掴めずにいます。こうなるだろうと予測はしていましたので、さらに閃く時を待ちます


私には『なぞの6歳』ですが、本人も私もなんだか楽しんではいます。

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メジャーリーガーでも

2024年10月14日 | レッスン

メジャーリーグが盛り上がっています。

なんとかシリーズというのがいくつもあって、なんのことやらです。


最終決戦がワールドシリーズ。7戦中先に4勝で優勝。

その前にリーグチャンピオンシップシリーズ。7戦中4勝を先にあげた方が勝者。

その前にディビジョンシリーズ。5戦中3勝を先にあげた方が勝ち。

その前にワイルドカードシリーズ。3戦中先に2勝で勝ち。


調べましたらそういうことでした。


はぁ、長い道のりです。
これらをポストシーズン(プレーオフ)と言うそうで、各リーグ6チーム、全12チームで戦うそうです。


プレーオフに出るまでの仕組みもわかっておりませんでしたが、アメリカン·リーグ、ナショナル·リーグとも東、中、西地区に5チームずつあり、その1位が地区優勝となりプレーオフに進めるそうで。メジャーは全部で30チームあると。


そんなことも知らずに、地区優勝で優勝したのかとドジャース凄いな、大谷凄いな、なんて思っておりました。

レギュラーシーズンは練習試合で、プレーオフから本番と言っているメジャーリーガーがいたので、そういうことかとやっとわかったのでした。


で、プレーオフに入ると負けたら終わりなので、選手の集中力も精度もレギュラーシーズンと異なり上がると。

日本の甲子園のような感じだと。


メジャーリーガーでさえ、短期決戦で集中力が上がるのです。



人間は時間があると思えば、明日やればいいとか、また今度にしようとか思ってしまいます。


ピアノの練習も本番に向けて練習するとなると精度が上がります。

普段のレッスンで練習不足なものは持っていけないと練習はしますが、本番で弾くわけではないものと弾くものでは本気度が異なります。

そうではない人もいらっしゃると思いますが、多くはそうなります。


なので、人前で弾く機会は活用した方が上達します。
本番は何もかも上手くいくなんてことはないと考えた方が良いと思いますが、それに備えた特別な準備や今度こそというリベンジに燃える気持ちなど、学べるものが多いことは確かです。


人前で弾かないからと、区切りをつけずだらだら過ごして得られるものはなんなのでしょう?


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弾きにくそうだと思ったら

2024年10月03日 | レッスン

赤いクマさんの楽譜にチャイコフスキーの「眠りの森の美女」のワルツが載っています。

連弾になっています。


今週、この曲を両手にしてきた生徒さんが1小節弾くのにやっと弾いている状態でした。

弾けない方ではない生徒さんなのですが、右手メロディー・左手伴奏というザ・定型というスタイルに手こずっておりました。


開始早々止めさせてもらい、「メロディーの音名を頭の中で歌ってる?」ときくと、首を横に振りました。

「一音一音縦に合わせてるの?」

今度は頷きました。


おー、なぜこのようなことになってしまったのか。
私の教え方に問題があったのだろうと思います。

先月から初心に戻り、ソルフェージュの本を初級の生徒に買ってもらい、両手のリズム打ちも確実に実行することにしました。


実は不思議の教本を使う前まではしていたことなのですが、この教本を使うようになってからは、この本で歌もリズムも足りるだろうと考え、やらなくなっておりました。

しかし、どう考えてもその辺りの力が皆不足しています。


このままではやはり不味い・・と思い、レッスンの最初にパパッとすることにしました。


それで、おや?と気付いたのですが、ソルフェの歌で同じ音が続くのにピアノ伴奏に釣られて一定に保てない生徒が意外に多いのです。

しっかり音程を保てる生徒もいますが、そうではない生徒の割合が昔より多い。教本では必ず歌ってきたのですが・・


「眠りの森~」を弾いている生徒さんも、伴奏に釣られて音程がフラフラします。


今頃ですが、もしかしたら小学校低学年の時にコロナ禍で学校で歌えなかった子たちがわりとそのようなことになっているので、関係しているのかな・・と思ったりしています。

ま、私のレッスンに問題があったことは確かです。



昔、前の先生からの引き継ぎで、ツェルニー30番、ソナチネを弾いていた20代後半の大人の生徒さんがいました。

毎週よく練習をして来られ、「よく練習されていますね。1週間でいつもちゃんと弾けるようにされてる」と言いましたら、

実は1週間でこの状態にして来るのがいつもたいへんだと。本当にたいへんなのだというので、

「指もよく動くし、何の問題もないように見えていました」と言いましたら、

楽譜を見てどんな曲か音が頭に浮かんでこない、音感がない、と。

「へ?そうだったんですか・・・」と驚きました。
それじゃ本当に苦労されているだろうとその話で初めてわかりました。

それで、ご本人が1年間ピアノは全く弾かなくて良いから、音感を付けることをしたいと。


それで、1年間みっちりとソルフェージュと聴音と初見をしました。
ソルフェは3冊、聴音は2冊、初見はヤマハグレードの課題6級まではしたと思います。45分レッスンでした。

大人になってから始められた方なので、どこまで出来るか分かりませんでしたが、1年間続けてみましたら、

以前より楽譜を見て音が頭に浮かんでくる、
どんな曲か少し分かるようになった、
ピアノの曲も前より弾けるのに時間がかからなくなった、と。

大人になっても、ある程度の音感は付けられるのだと知りました。

もちろん絶対音感ではありません。そのようなものはなくとも音楽は出来ますし、ヨーロッパではそのようなものを持っている人はほとんどいません。


今いる子どもの生徒たちは、まだ全然間に合います。

短いレッスン時間で優先させたいものの選択はいつも悩みますが、今回の経験で、この2つは外せないなと思いました。

短い時間でも特別に時間を割いてやらなければ、です。


当たり前ですかね・・

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マーチ/ショスタコーヴィチ

2024年09月04日 | レッスン

とても久し振りに生徒さんの演奏を録画させて頂きました。

「不思議な音の国 下巻」を昨年10月頃に修了し、Die Russische Klavier Schule 1(DRKS1)に進みました。

新しい本に入って間もなく、発表会の曲の練習に入り、4カ月半くらいこの本をお休みしました。


発表会のあと気が抜けてしまい、しばらくはかどりませんでしたが、夏休み中に気合いを入れ直しました。


DRKS1に入り何曲目の曲か確かではありませんが、5~6曲目くらいになると思います。

ショスタコーヴィチの「マーチ」を夏休み中に練習しました。


この曲は最後がなかなかの難しさ。

中間部も突然、脈略のないような音でチンプンカンプンになる生徒さんが少なくありません。

音の読み方が間違っているのか?と心配になったりします。


私はここで「これは、先生の笛の音」と言っています。
みんなで行進していたら、途中で道草し始めた子たちがいて、先生が「そこー、列に戻ってー」と笛を吹いているのではないかと。

最後の不思議な音も、列に戻ったものの、また列から外れそうになりかけながらちゃんと戻って来ている様子、と話しています。


ショスタコーヴィチらしい音使いです。

このような曲もこの曲集には載っています。
グバイドゥ―リナまであります。現代曲が多いわけではなく、バロックの舞曲も良い具合にあります。

エチュードもありますし、少しですが連弾もあります。

バレエを習っている生徒さんにはお馴染みの「眠れる森の美女」のワルツが連弾で載っています。


本当に重宝していたのですが、円安で保護者の方に買って下さいとは言えなくなりました・・





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聞こえない音

2024年08月03日 | レッスン

昨日、大人の生徒さんのレッスンで偶然、このような話になりました。


その方曰く、


「日本人には聞こえない音があるんじゃないでしょうか。日本語にない母音は日本人にはどうやったって聞こえない。それがこういう音楽にも関係しているように思う」と。


鋭い!


その方はフランスに10年住んでいらして、しかもソルボンヌで学ばれた方です。日常会話程度の語学力ではないのですが、その方がそう仰いました。



その方のレッスンでいつも感じるのが、外国語をご存知な方のフレージング、イントネーションだなと。
昨日もやっぱり違うものだと思いながら聴いており、その事をお伝えしようと思っておりましたら、その前に偶然先程のような話が出てきたのです。



私が話そうと思っていたものとは少し違う意味のことではありますが、言葉と音楽は密接に関係しているということです。

音のニュアンスが日本人に足りない傾向にあるのは、日本語に由来していることは否定できないと思います。

ただ、日本語でも方言になると標準語にない音が存在します。
私は地方出身なのでその音を知ってはいます。だからと言って耳が良いとは思っていませんが、標準語しか知らない人よりほんの少しだけ得をしている気はします。


ちょうど今週、他の大人の生徒さんのレッスンで、のっぺりしたリズム感と弱拍や拍の裏が重たくなるのはヨーロッパの言葉を知らないことと関係しているなと思ったばかりでした。

だいぶ前に、その生徒さんがドイツ語を少し口にしているのを聞いたことがあるのですが、リズム感があららだったのでその演奏になるのは理解できます。

体感としてわからないことは出来ませんので、こういうものはレッスンだけでは改善することは難しいと思います。



フランスで勉強されていた生徒さんが、日本人は美術は良いんですよね、と。

そうか、海外の人には見えない色が日本人には見えると言うしなと思いました。
色や形を捉える力に優れているかもしれません。だから、アニメや漫画大国にもなったし··


そんな話をしながら、日本人に向いていないことを私は日々教えているのかと、道を間違えたのかとチラッと思いましたが、すぐに頭の中でかき消しました。ブンブン


気休めにduolingoだけでも続けよう··



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バトルは無駄ではない

2024年08月01日 | レッスン

練習を見て下さるお母様方が悩むことの代表が、


「ケンカになる」


だと思います。


弾けるようにしようと練習を見てあげると、お子さんと喧嘩になってしまうのです。



「こうでしょ」と言うと

「ちがう」とお子さんが怒って言うことを聞かない。

反発するのでどうしたら良いかわからないと、相談を受けることが度々あります。

特に女の子は年長さんから小1くらいまではそのような調子が続きます。もちろん全員ではありませんが、比較的よく聞く話です。


私は特効薬は持ち合わせておりませんので、「そばで聴いて見守ってあげて下さい」「困った時には助けてあげて下さい」「一緒に覚えるようにしてみてください」など、

きっとお母様方には「もうやってるわ」という返答しかできていないと思います。



でも、このお母様方の奮闘は決して無駄ではありません。

お子さんたちは「口出しされる前に自分で何とかしよう」と考えるようになるのか、気付けば小2くらいで自分の力で宿題の曲をどうにか形にしてくるようになります。

レッスンで私が話したことも自分で覚えようとし、後回しにする癖が付きにくくなるように思います。

こうなってくれるとレッスンもスムーズに運びます。


ところが、バトルせず放置されて小学1~2年を過ごすと、小5になっても自分で何とかしようという気持ちは育っておらず、いつも教えてくれるのを待つタイプになるように思います。

誰かが何とかしてくれるという感覚なのか、その場で自分が覚えなければとは思えないようで、結局自分の責任を自分で持つ力は育っていないように思えます。



親子関係は色々ありますが、お母様方が悩むお子様とのバトルは決して悪いことではないと思います。

悩んだ分お子さんは成長してくれます。

真剣に考えてくれていることは伝わっているのだと思います。


親御さんは我慢強くあれです。そしてすぐに決断を下さず、見守ること。

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チェックカード

2024年07月19日 | レッスン

勝手に作った不思議の教本のチェックシート。

ひとつのステップにいくつかの項目があるので、なかなかスタンプが押せないでいます。

これがちゃんと覚えられたらとか、これがいつも意識できたらスタンプが押せるんだけどと思いながら、教本は先に進んでも実際は出来ていないことがポツポツあります。


私自身もどこまできちんと出来ているか確認しづらいので、チェックカードを作ることにしました。

ひとつのステップが合格できたらシールを貼って行きます。

ステップは10あるので、シールを10個コレクションしてもらいます。


これで生徒さんが「よーし!」と燃えてくれるといいのですが






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