おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

「不思議な音の国」好評です!

2019年02月28日 | 不思議な音の国
私が初めて「不思議な音の国」を使った生徒さんが、2週間くらい前に下巻を修了しました。

下巻を修了した初めての生徒さんにもなりました。

彼女は他の教室でピアノを1年間習っていました。
全てが硬く、典型的なハイフィンガーで弾いていたのでそれを直したいと思い「不思議」を使いました。

下巻のみですが、1年くらいかかりました。
すぐにできないこともたくさんありましたが、くじけずによくやりました。
ご両親のご協力も大きかったです。
スケールはまだガタガタ弾いていますが初級の内に改善したいと思っています。

今日は「不思議」上巻を修了した生徒さんがいます。
早速次の下巻を渡したらずっとページをめくって見ていました。

お母様が「この本いいですね」と。家でも絵を見て書いてあることよく読んでいるとおっしゃっていました。この本が好きなようだと。

物語がかかれているのですが、子供にとってはとても小さい文字でしかも字がたくさん書かれています。
それが興味をそそるのか、年長になると自分で読みたがる生徒さんが多いです。

お勉強にも役立つ「不思議な音の国」です。

本当に多くの先生や生徒さんに知ってほしい教本です。
従来の指導法よりも上達が速く曲のレパートリーも早くから広がります。

ただし、手の癖が強い生徒さんと経験者の生徒さんは保護者の方のご協力が必須です。
もちろん初めてピアノを習う生徒さんもです。

経験者は一人でもなんとかなるということは残念ながらありえません。



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不思議な音の国 上巻 副教材に

2019年02月23日 | 楽譜の話題
「不思議な音の国」上巻は全曲ノンレガートです。

下巻のレガートに進むと選曲の幅が一気に広がりますが、上巻に合わせた音域とノンレガートの曲となると曲を探すのに苦労します。

最近このような楽譜を見つけました。


表紙がかわいらしく曲のサンプルも少し見ることができました。
13曲載っていて日本でもよく耳にする曲が載っています。

これは使えると思い早速取り寄せました。

スラーが全くなくノンレガートで弾いても問題ありません。
指使いは直した方が良いものもありますが、そのまま使えるものもあります。

全曲連弾です。





こちらで注文しました。5日で届きました。
Famous & Fun


追記
2022年に、生徒さんたちが不思議な音の国で作った曲を連弾にアレンジしたオリジナルの曲集を作りました。

こちらもお試し頂けますと嬉しく存じます。

連弾曲集「おとのくにへ」 | piano/russianmethod
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バシキロフ氏 その2

2019年02月22日 | 重力奏法
前回ご紹介した生徒さんをバシキロフ氏がレッスンをしている動画を見つけました。

ショパンのアンプロンプチュNo.1のレッスンが興味深いです。

歌わせ方は見ているだけでも勉強になります。


Мастер-класс с профессором Дмитрием Башкировым (Карина Тер-Газарян 10 лет)
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バシキロフ氏

2019年02月21日 | 重力奏法
バシキロフ氏がグネーシンの子供のレッスンをしている様子です。

このお子さん(カリーナちゃん)、年齢はわかりませんが(10歳のようです)よく弾いています。
そしてレッスンによく付いて行っています。

バシキロフ先生も子供だからこの位という態度は見せません。
子供が分かる言葉やジェスチャーはされていると思います。

大人が愛情を持って真剣に伝える。

専門の道に進まなくともそのような姿勢を持って子供たちと接すること、それは必ず生徒たちの中に何かを残します。

私は高校の時の世界史と数学の先生がそうでした。
世界史の先生は毎回抱えきれないほどの資料を授業の時に持ってこられていました。
その資料を必ずしも使う機会がなくとも、生徒たちに何かの話の時に見せられたらと思っていらしたのだと思います。
試験問題はいつも作りすぎて満点が100点以上ということも度々ありました。
それだけ生徒に覚えておいてほしいものがたくさんあったのだと思います。

数学の先生はお話が面白い先生で脱線することもありましたが、生徒たちに教えるという情熱が伝わってくる先生でした。ハートが伝わる先生でした。

高校を卒業したのは遥か遥か昔のことですが、今でもその先生方の熱い情熱を思い出しては「がんばろっ」という気持ちになります。

Dmitry Bashkirov's master class (piano). 1/2


バシキロフ先生のレッスンは直に見たことはないのですが、レッスン室の外の窓から聞こえてくるお声は耳にしたことがあります。
生徒さんが一音弾く度に「Nein!」「Nein!」「Nei----n!」

何を求めていらっしゃるのか知りたかったのでしばらく外の窓のそばのベンチに座り聴いておりましたが、しばらく聞いていてもそこから先に進まなかったので諦めてその場を去りました。

ひぇ~、こわっ、と言う印象しかなかったのですが、この録画を見ると情熱的な先生ということがわかります。



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やはり違います

2019年02月20日 | 重力奏法
ピアニストであり教育者であり。

音楽に命が吹き込まれていきます。

Элисо Вирсаладзе! Мастер класс.Россия.Курган.16.09.2015


Элисо Вирсаладзе! Мастер класс.Россия.Курган.16.09.2015.


昨年のすみだトリフォニーのリサイタルは忘れられません。
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練習をしなくなった時の5つの作戦

2019年02月16日 | 重力奏法
生徒たちが練習をしなくなった時にそこから抜け出るための5つの方法を書いたものがあります。
Five Ways to Get Students Out of a Rut

オーストラリアの音楽教育者が書いたもののようです。

『長く習っているとやる気の山と谷はあるもの。

危険なのは「もうピアノを弾きたくない」と子供が言った時に、両親が「練習しないから興味が無くなった」と言い出すことです。

練習しなくなった時にそこから抜け出るための5つの作戦があります。

1.1週間で完成できる曲を渡す。
それ以上の時間をかけさせない。1週間で完成させるためにどれくらいの時間練習したかを必ず生徒にノートに付けさせる。
今弾いている曲よりも(2~3グレード)易しい曲を選ぶこと。大体初見で弾けるもの。ただし素晴らしい音で演奏すること。

2.一つの調性を選択し、アプリを使ってスケール、アルペジオ、和音をアクセントを付けたりリズムを変えて弾く。ロシアンメソッドで1本指で弾くのも良い(これは難しい!)

3.これまで弾いた曲の復習。それぞれの曲を誰に伝えたいかを考えて。

4.練習時間を制限する。
座っている時間は10分以内にする。8小節だけ練習するなど。

5.連弾をする。
ソロの曲より少し易しめのものにしアンサンブルに集中できるようにする。色々なジャンルの連弾曲が多数あり楽しめる。』

この中のどれかを選択するのだと思いますが、少し易しめのものに戻ってそれを短期間で弾けるようにすること、以前弾いた曲を復習すること、短い時間だけ練習すること、アンサンブルで楽しむこと。

このような工夫は皆様されていると思いますが、海外でも同じなようで。

アンサンブルの曲の紹介でChristopher Nortonが紹介されていました。
このような曲を作っているようです。
Christopher Norton Microjazz duet II - King Of The Court/ Open Air

尚、記事の日本語訳は大まかなものです。お許しください。
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さすがっ!素晴らしい

2019年02月11日 | 不思議な音の国
イリーナ・ゴリン先生の少し大きくなった生徒さんのレッスン動画を久し振りに見ました。

パフルスキーの「前奏曲 op.8-1 」
私のとても好きな曲で生徒のレッスンでも弾いてもらっています。

しかしこんなに要求することはできず、イリーナ先生の凄さと指導力に驚きます。

ロシアンメソッドは、生徒に「美しい音」を出すための方法を初回レッスンから教えていきますので音質、表現といったことを要求することが可能になります。

以前はそこまで求められる生徒はごく一部でした。
今はまだノンレガートの段階の生徒が多いのですが、それでも「その音ではないと思う」と年長の生徒にも言うことができます。

Piano Lesson in Progress. Tone Quality.


阿形先生の訳が入ったものはこちら
ロシアンピアノスクール 音の質, パフルスキ 前奏曲 C minor

全曲通すとこのような感じです
Henryk Pachulski / op.8-1 Prélude
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半年かかって

2019年02月06日 | 重力奏法
ロシアンメソッドでレッスンを始めた生徒さんのお母様方が先月、今月と急に同じようなことをおっしゃるようになりました。

「美しい音で弾く」ということなのですね、と。

ピアノを始めて6~7ヶ月の生徒さんのお母様方です。
ピアノ経験者の方も少なくありません。

私のレッスンは最初のレッスンから本当のピアノの音(腕全体を使い指先で支え手首を柔軟に)を求めるものでした。
そのようなレッスンを受けてこなかったお母様方は何をしているのかと思っていらしたと思います。

「美しい音」と言う言葉はレッスンでは使いませんでした。
ピアノは身体の使い方を知らなければ弾けない、それを習い始めから私は教えていますとは言いました。

ピアノ経験者のお母様方が皆さんおっしゃるのは、
「ピアノの弾き方があるのは知らなかった」
「先生のレッスンを聞いていると知らないことばかりです」と。

そしてお子さんの横でご自分も膝の上で手を動かされています。

このメソッドに完全に切り替えて一番困惑したのは保護者の方に理解していただくことでした。

しかし、毎回必ずレッスンに付き添って下さるお母様方は半年経って私が何をレッスンをしているかを分かって下さるようになりました。

諦めなくてよかったと思います。
そして我慢強く見ていて下さったお母様方にも感謝です。

子供たちはというと、この弾き方は当たり前の顔で弾いています

      

初めて「不思議な音の国」を使った生徒さんに最近嬉しい出来事がありました。
ピアノ歴1年で他の先生より引き継いだ生徒さんです。
手がガチガチで押して弾くので音も伸びず、奏法を直す必要があると考えイリーナ先生のテキストを試してみようと思いました。

練習もしてきますし、弾き方も直そうとしていました。
しかし思ったほど進歩はなく何故だろうと疑問でした。
以前の弾き方がしみついてすぐには取れないとは思いましたが、それにしても1年近くイリーナ先生のテキストを使っているのに硬さはなくならず、教え方の問題なのかと思ったりもしました。

レッスンでは手の動きが直せるのに翌週にはまた元に戻っていました。
身体の使い方を教える時は親御さんが必ず録画され、必要なことはメモにも取っていらっしゃいました。

なのになぜ?

ところが、先週親戚の方からアップライトピアノを譲り受けたとレッスンの初めに聞きました。

そしていつものように弾いてもらうと、驚いたことにそれまで一度も聴くことのできなかった澄んだ音で弾き始めそれは最後まで変わることなく続きました。

お母様がおっしゃいました。
「ピアノだとやったことが返ってくる。今までやってもやっても変わらなかったのは電子ピアノだったからだとわかりました。娘に申し訳ない。」と。
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ガヴリリュクが代役で

2019年02月05日 | コンサート情報
たった今、ガヴリリュクのfacebookで知りました。

2月15日、16日のパーヴォ・ヤルヴィ指揮 N響定期公演のソリストの代役を急遽務めることになりました。

ガヴリリュクは単に「Looking forward to Rachmaninoff 2 with Paavo Järvi & NHK Orchestra in Tokyo on 15th & 16th February!」

とだけ書いておりまして、そんな情報知らないぞ!と調べましたら予定していたソリストの方が健康上の理由で出演できなくなりガヴ殿が務めることに。

16日はたまたま休みにしているので行けるぞ!とチケットを調べると、
完売
当日券もなし

ショックです・・
残念すぎる・・
ヤルヴィとの共演を聴けるというのに・・

15日はまだチケットはあるそうです。

放送されることを期待するしかないです。

艶やかな音と熱く深い音楽で皆を魅了することでしょう。
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マスレエフのガーシュイン

2019年02月01日 | コンサート情報
マスレエフが最近コンサートでガーシュインのプレリュードを弾いたというので意外な気がして聴いてみたいと思っておりました。

そうしましたら動画がアップされました!

品があって美しいです。
ノリで弾かないところが流石です。

それにしても全く来日情報がありません
コンクール優勝時より音が洗練され余裕を感じるので生で聴きたいです。
日本のファンの方の中には海外に聴きに行かれる方もいらっしゃるようです。

いいなぁ~


D. Masleev: G. Gershwin - 3 Preludes


今シーズンのプログラムにフォーレ、ドビュッシー、グリーグが入っています。
これも意外。

ますます聴いてみたいっ
ズドラーストヴィチェ、ラッシーア
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