おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

今週生徒と聴いたこの曲

2017年06月25日 | フォルマシオン・ミュジカル
La dictée en musique Vol.2を使っている生徒が2人います。

その内の1人の生徒とべリオの「民謡」を今週のレッスンで聴きました。
気付くと聴き入ってしまい、聴音のことなど忘れてしまうとても美しい曲です。

下調べをしていなかったもので「何語だろうね」「東欧っぽいね」とあやふやなことを話してレッスンを終えました。

気になったので今頃ですが調べてみました。
(すでにvol.2を終えた生徒もいるというのに・・)

べリオの「民謡」ですが、どうやら「民謡 声と7つの楽器のための」というのが正式な名称のようです。

各国から集められた11の民謡を基に作られた調性的な作品です。
テキストにあるのは3曲目の「丘の上に月がのぼる」というアルメニアの民謡でした。
(残念ながら歌詞の内容はわかりませんでした)

このような曲です。



このメゾソプラノ歌手の方、説得力のある歌声でカルメンが似合いそうです。

マグダレーナ・コジェナーというチェコ出身の方だそうです。

コジェナーさんの他の動画を探しておりましたら思わぬ発見がありました。
「知っている、この曲・・・」

「おー、La dictée en musique Vol1の2曲目にあるルネサンス期に流行った”若い娘”という曲!」

1曲目の「Ma belle, si ton âme」がそれです。
Magdalena Kožená, Emmanuelle Haim - Le Concert d’Astrée

古楽では今も歌われている曲なのですね。

コジェナーさんはオペラも歌曲も歌われるようですが、とりわけ古楽界では世界的に欠かせない方なのだそうです。

それからもうひとつ、彼女はSir サイモン・ラトルの奥様だそうで。

ラトルにSirがつく前にアルゲリッチと共演したコンサートを聴いたことがあります。
お2人とも素晴らしかった。
(チケットが恐ろしいくらいお手頃でした)

今も心に残る演奏です。





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欲張ってはいけないF.M.

2017年06月09日 | フォルマシオン・ミュジカル
今年入手したテキスト(Mon jardin musical)が習い始めの生徒に使いやすいので、色々と行っておりましたら、少々、というよりだいぶ窮屈になってしまいました・・

1回のレッスンで「聴音」「リズム」「読み書き」「ピアノ」「歌」の項目をできるだけ毎回行いたいと計画を立てておりました。

課題が短いですし難しい内容でもありませんのでササッとできるだろうと思っておりました。

しかし、一つつまづくとそこで時間の多くを使ってしまいほぼピアノを弾くことなく終わってしまうと、いうことが続くことが・・

基本的にピアノのレッスンですのでピアノを弾く時間がわずかしかない事態が続くと保護者の方は不安になります。
ピアノがスムーズに弾けるようにと考えて行っていることなのですが、短期間で成果を希望される気持ちも理解できます。

これは内容を見直さなければと思い、各項目1つの課題に限定しました。

実は「聴音」「リズム」「読み書き」は2つずつ課題をしておりました。
するとこれだけで30分位経ってしまい、ピアノは1回弾いて直すこともできず終わるというパターンに陥ります。

順番を変えてピアノを先にやると今度は他ができず・・

そこで、試しに各項目1つの課題にしてみました。
生徒によっては今は「聴音」はやめておこうとか「リズム」は好きではない様子だから今は他の事に力を入れて時を待とうとか、全ての項目を全員にすることはやめました。

するとゆっくりと進められますので当然ながら生徒とお喋りする時間ができます。

「いち、に、さん、し」もまだ口がよく回ってなかったんだなとか、
(だからリズムを嫌がってたんだ)、

好きな食べ物は「ぶろうのがみ!」
(ん?なんだそれ?)「もう1回言って」
「ぶろうのぐ・・がみ!」
「あー、ブドウのグミ?」「そんなかたいの食べるの?」
うなずく生徒。

お父さんがUFOキャッチャーで取ってくれた「ペペちゃん」というぬいぐるみが好きとか、
「スヌープー」もいるとか。
(スヌーピーね)

もっとできたかなと思うあたりでレッスンを終えるのがちょうど良いようです。



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