**Hikari no taba **

もの作り*夢づくり

アトピーな痒みに

2007-04-19 | 手作りしよう!
       

原因ははっきりしないのですが、このところ、上瞼が乾燥したり、
顔や首に痒みが出てお肌が不調だったので「医師が教えるアロマセラピー」という本のレシピを参考に、アトピー性皮膚炎用の軟膏を作ることにしました。
ですが、そこで使う材料、「ワセリン」の名前は知っていても、それが何で出来ているのかもよく知らないので、まず、ワセリンが何かを調べる所から始めました。

アロマショップのお姉さんに聞くと、どうも植物原料の物と化学的に作られたものの2種類あるということでした。
植物原料のワセリンが薬局には無く、その薬局の人もワセリンが何で出来ているかも知らないようでしたので、結局ネットで調べました。

ワセリンは、石油由来の油、「鉱物油」を精製して作られたもので、無味無臭の軟膏の基材です。薬局などで、一般的に売られているのは白色ワセリン。
黄色ワセリン→白色ワセリン→プロペトと純度が上がりますが、純度のいいプロペトはお医者様に出してもらわないと、普通には売っていないようです。

昔のワセリンは粗悪な原料もあり、その為トラブルもあったようですが、今は質がよくなりアトピーや目の治療の軟膏として使われる、口や目に入っても安全な基材になったそうです。

ですが、ワセリンは、皮膜を作って乾燥を防ぐだけのものなので、私はワセリンを使わずに、皮膜を作り、痒みを止めて、肌の修復を早くする植物油を探して、軟膏&クリームを作ることにしました。

上の写真の軟膏は、掻いて傷ついた肌にミツロウワックスは負担になるのではないかと思い、ミツロウを使わずに硬さを出して皮膜を作るココアバターを使いました。ローズヒップオイル、セントショーンズオイルで肌の修復を早め、ココアバタで皮膜を作り、ティートリーの殺菌力、カモミールはアトピーの炎症、痒みを押さえペパーミントをプラスして、2~2.5%濃度にしピンポイントで使うことにしました。

クリームの方には、月見草オイルとローズヒップオイルにティートリー、カモミール、ゼラニウムの精油を加えました。こちらは、精油の濃度を1%にして普段のお手入れ用として乾燥気味の顔の手入れに使います。

※月見草オイルには、ガンマーリノレン酸が含まれ、肌の脂分、水分を保つ働きがありアトピーによる炎症を抑えるとされています。


汗をかくと肌が痒くなるので、肌を清潔にして軟膏を塗ると、痒みは止まります。
掻くと肌が傷つき、傷つく事で更に痒くなるという悪循環を起こすので、原理としてはそこに皮膜を作り痒みを止めて、かかなくすれば治るらしい。
ナイロンタオルもよくないんだなぁ~。

医師が教えるアロマセラピー―自分で治せる!家庭でできる!

世界文化社

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