ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 3-VII:The Ride of the Rohirrim (2)

2006-11-08 00:13:56 | Tolkien・HoME
トールキンさんは,メリーがどのようにミナス・ティリスに向かうかを書くのに苦労していたそうです。まずは,ハリフィリアン(7つの烽火のうち最もエドラス側)でのキャンプから。

<下書き>
メリーは暗闇の中でかすかなドラムの音を聞きます。何かに応えているような音でしたが,ローハンの見張りがその音を聞いたのかどうかはわかりません。
馬鍬砦を出発して3日過ぎていました。エドラスでメリーは王の許しを得て隊列に参加,ひときわ小柄な若い兵士に一緒に乗せてもらってきましたが,何も喋らない人でした。
</下書き>

ここで,エドラス以降での出来事(斜体部)が削除。どうやらトールキンさんはここで,メリーは王の許しを得ずにやってきたという事に,してしまいます。

<下書き>
王は昼なのに暗いエドラスに到着。そして黄金館と人々に別れを告げます。メリーは別れたくないと言いますが,「これはスティッバの行ける旅ではない。そなたが剣に誓い,‥‥より大きな心を持っていても。。」メリーは,置いていくなら何故剣をお受けになったのですかと抵抗しますが,「戦はここで行われるのでなく100リーグ以上離れたデネソール侯が統治する土地で行われるのだ。まず自分の主人の言う事を聞いて欲しい。」

次のデルンヘルムとメリーのやり取りの多くは,正式版と同じでした。ただ,"I have found myself."(翻訳版『私の場合もそうでしたよ。』と訳されている所)が"Have I found myself."と倒置していた為,ついつい‥,

「我等の諺では『意思があれば道は開ける。』と言う。私も気付いた所だ("Have I found myself.")。お前はエオル家の君主について行く事を望んでおるな。」「そうです。」「では私の前に乗りなさい。このようなよい行いは無駄にしてはならぬ。何も聞くな,付いて来い。」「ありがとうございます。でも,お名前を聞いていません。」「名前とな。ではデルンヘルムと呼びなさい。」

これじゃ某韓国ドラマの観過ぎ。(笑)
</下書き>

Run!Run!Run!