Chapter 11:Further up and Further in
1961年,ジャックは,心臓と腎臓と前立腺を患い,カテーテル漬けになり,家の1階にずっといなくてはならない体になってしまいました。(62才で,これにプラス骨粗鬆症と高血圧,‥う~む,ホントに何食っていたんでしょ?(汗))
ウォーニーはジョイの死後再発したアルコール中毒を一時制覇,ダグラスはオックスフォード大学のMagdalen校で学ぶようになって,家にいるようになり,ジャックにとってはKilnsはまた住みやすい環境になっていました。この頃Inklingsの残った仲間の一部は,月曜にLamb and Flagというパブに集まっていましたが,ジャックが顔を出す事もありました。
そんな折,ビルがガンで亡くなります。また,アイルランド時代からの長い間の親友Arthur Greevesが心臓の病になり,ジャックは,自分の体調を棚に上げて心配します。ただ,Arthurの症状はその後少しよくなり,ジャックを訪問する計画を始めます。
1963年の初め,アメリカからやってきたWalter Hooperという研究者は,ジャックと会うとすぐウマが合い,親友になります。3月には,ジャックはダグラスとアイルランドの旅行の計画を練ります。しかし,7月になるとひどく体調を崩し,14日,一緒に教会に行く為にやってきたWalter Hooperは,彼が既に煙草も持てないほど衰弱している事に気付きます。その場でジャックはWalterを私設秘書として雇う事に。翌日,ジャックは心臓発作を起こして病院へ。この時彼は死にかけますが,なんとか一命を取りとめます。で,何とか帰宅するまで回復しますが,大学には戻れません。(ペンが持てない‥)
そこから2ヶ月は静かに過ぎます。Walter Hooperは一旦アメリカに戻ります。(彼は結局ジャックに二度と会えず) ウォーニーは,アイルランドへ旅行にいってしまいます。しかも一旦収まったアル中がまたまた再発。ジャックは寂しい日々。
11月,ジャックの友達が何人かKilnsを訪ねてきますが,彼らは既に「今生の別れ」を予感していました。ある日ジャックはLamb and Flagに,最後の訪問。その日友達はColin Hardieだけでしたが,とても意義深い日を過ごしたそうです。
しかし実はジャックにはまだやる事が残っておりました。まだナルニアに,幾つか話の矛盾が残っていたのです。という事で,11月21日,出版社の女性と打ち合わせ。次の日,11月22日,ウォーニーは,ジャックと,いつもと変わらない1日を過ごします。夕方4時,少し眠そうなジャックをベッドへ連れて行き,お茶を出して,ちょっとだけ言葉を交わします。。。
5時半,何かが壊れる物音に慌てて走り寄ったウォーニーは,ジャックがベッドの下に倒れているのを発見。。。
お誕生日は1週間後だったそうです。
ジャックの葬式の日,ウォーニーは錯乱状態に陥り,参列できませんでした。
トールキンは,娘さんに宛てた手紙に「この年になると(いろいろあって)葉が1枚1枚落ちていくように感じるが,これは根元に大きな一撃を喰らったようだ,」と悼みますが,彼らはここしばらくずっと会ってなかったようです。で,「‥‥‥ジャックの葬式に家族で出席していたのはダグラスだけだったな‥‥」と証言してます。(汗)
1961年,ジャックは,心臓と腎臓と前立腺を患い,カテーテル漬けになり,家の1階にずっといなくてはならない体になってしまいました。(62才で,これにプラス骨粗鬆症と高血圧,‥う~む,ホントに何食っていたんでしょ?(汗))
ウォーニーはジョイの死後再発したアルコール中毒を一時制覇,ダグラスはオックスフォード大学のMagdalen校で学ぶようになって,家にいるようになり,ジャックにとってはKilnsはまた住みやすい環境になっていました。この頃Inklingsの残った仲間の一部は,月曜にLamb and Flagというパブに集まっていましたが,ジャックが顔を出す事もありました。
そんな折,ビルがガンで亡くなります。また,アイルランド時代からの長い間の親友Arthur Greevesが心臓の病になり,ジャックは,自分の体調を棚に上げて心配します。ただ,Arthurの症状はその後少しよくなり,ジャックを訪問する計画を始めます。
1963年の初め,アメリカからやってきたWalter Hooperという研究者は,ジャックと会うとすぐウマが合い,親友になります。3月には,ジャックはダグラスとアイルランドの旅行の計画を練ります。しかし,7月になるとひどく体調を崩し,14日,一緒に教会に行く為にやってきたWalter Hooperは,彼が既に煙草も持てないほど衰弱している事に気付きます。その場でジャックはWalterを私設秘書として雇う事に。翌日,ジャックは心臓発作を起こして病院へ。この時彼は死にかけますが,なんとか一命を取りとめます。で,何とか帰宅するまで回復しますが,大学には戻れません。(ペンが持てない‥)
そこから2ヶ月は静かに過ぎます。Walter Hooperは一旦アメリカに戻ります。(彼は結局ジャックに二度と会えず) ウォーニーは,アイルランドへ旅行にいってしまいます。しかも一旦収まったアル中がまたまた再発。ジャックは寂しい日々。
11月,ジャックの友達が何人かKilnsを訪ねてきますが,彼らは既に「今生の別れ」を予感していました。ある日ジャックはLamb and Flagに,最後の訪問。その日友達はColin Hardieだけでしたが,とても意義深い日を過ごしたそうです。
しかし実はジャックにはまだやる事が残っておりました。まだナルニアに,幾つか話の矛盾が残っていたのです。という事で,11月21日,出版社の女性と打ち合わせ。次の日,11月22日,ウォーニーは,ジャックと,いつもと変わらない1日を過ごします。夕方4時,少し眠そうなジャックをベッドへ連れて行き,お茶を出して,ちょっとだけ言葉を交わします。。。
5時半,何かが壊れる物音に慌てて走り寄ったウォーニーは,ジャックがベッドの下に倒れているのを発見。。。
お誕生日は1週間後だったそうです。
ジャックの葬式の日,ウォーニーは錯乱状態に陥り,参列できませんでした。
トールキンは,娘さんに宛てた手紙に「この年になると(いろいろあって)葉が1枚1枚落ちていくように感じるが,これは根元に大きな一撃を喰らったようだ,」と悼みますが,彼らはここしばらくずっと会ってなかったようです。で,「‥‥‥ジャックの葬式に家族で出席していたのはダグラスだけだったな‥‥」と証言してます。(汗)