ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Things Fall Apart (19)

2008-03-24 21:23:21 | BookClub
ようやく7年の流刑の期間が終り,オコンクォ達は帰郷する事になりました。母の国で過す間に,オコンクォは,以前よりむしろ豊かになりましたが,彼は父の国の戦いの心の方が好きです。オコンクォは,オビエリカにお金を送って,自分の土地だった場所に小屋を建ててもらう事にします。

そして最後に,オコロの子孫を皆集めて,祝宴が執り行われました。オコロとは,ウチェンドゥのご先祖様,すなわち,オコンクォにとってもご先祖様になります。その席で,ウチェンドゥは,人間は動物より優れていると言います。ウチェンドゥらしくない発言に私は一瞬驚きましたが,その理由は,家族や仲間がいるから。動物は脇が痒い時,自分で木にこすり付けるけれど,人間は掻いてもらえるから,と言うんですね。やっぱり,ウチェンドゥらしくて暖かくて良いですねぇ。(^o^;)

祝宴はヤムのポタージュとヤムのフーフーそしてエグシのスープと苦い葉っぱのスープ。そしてヤギの肉,椰子ワイン。食べ物はホントに豊かですねぇ。

一族の長老の1人はオコンクォに祝宴のお礼の挨拶をします。彼はその後若い世代に苦言を呈します。「お前たちは,1つの事を皆で唱える事の怖さを知らない。忌むべき宗教がお前たちの間に広がっている。父や兄弟を置いて行き,父や先祖の神を犬が急に気が狂って主人を襲うように平気で呪う。恐ろしい事じゃ。」


Run!Run!Run!