ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Murder Wears a Cowl:8

2013-09-16 14:54:30 | Athelstan・Doherty
Murder Wears a Cowl (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)Murder Wears a Cowl (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,087(税込)
発売日:1993-04-01

コーベットは,前日の夜,ラナルフが勝手にメアリー・ネビルに会った事についてかんかん。しかしラナルフは,メアリーがサマービル夫人に会った最後の人物だし~と,言い訳,もちろん,コーベットからのお遣いという事にして,行ったのだそう(笑)

次にコーベットは,ウィリアム・センチェとアダム・ウォーフィールド,及びウォーフィールドのでぶっちょの友人リチャードを,王の名で酒場に呼びつける。
まずはサマービル夫人が遺した書き物を彼らに示して「これは何だ?!」詳しく描かれてないが,何か神に仕える修道士としてあるまじき様子が描かれているらしい。彼らはかなり怒ってばっくれる。(笑)
続いて,娼婦連続殺人について何か知っているかと尋ねると彼らは揃って「No!」ではイサボーやアグネスという名前に心当たりは?と聞くと「我々は神と誓いを交わしている,娼婦など知らん!」とアダム・ウォーフィールド。
結局サマービル夫人の死についても,パドリコットという名にも覚えがないと言う。

坊さん達が怒って帰った後,コーベットは,結構な収穫があったな。彼らは私の質問に対して,何故そのような事を訊くのか尋ねなかった。イサボーやアグネスについては何も言ってないのに,ウォーフィールドはそんな娼婦は知らんと言った。修道院で何かが起きようとしていたのを尋ねた時も同様。パドリコットについて尋ねた時もだ。

その後,コーベット,ラナルフ,マルトート一行は,ロンドン塔近くの聖キャサリン病院へ。まずメアリーにバーソロミュー病院を出た時間と,何か変わった事がなかったかを尋ねる。メアリーはサマービル夫人が出て15分後に出発したが真っ暗で何かあってもわからず,若い召使に道を照らしてもらって帰ったと答える。
レディ・フィッツウォレンはアグネスが自分のメッセージを送りたかったと誰かから聞いたと行ったが,アグネス自身には会ったことはないと言う。実はマーサの姉妹のメンバーが助けているのは,高級娼婦ではなくもっと場末の貧しい娼婦達だとの事。

フィッツウォレン女史によると,今回のような連続殺人が起き始めた頃から,高級娼婦達が,ウェストミンスターに連れてこられるようになったのだそう。戦争で城が空く事が多くなり,官僚や城の執事達がそのような享楽に走るようになったのだそうだ。

(それで修道士達と娼婦達が知り合うきっかけができたという事なのか?)

その夜,ラナルフはマルトートを伴ってこっそりおでかけ,メアリー・ネビルの家に忍び込む。

一方,市内の別の場所では,ハウィサという高級娼婦が,家族が巡礼中の商人とお楽しみの後,自室に戻ると,人の気配。なんだあなたなの?という感じで振り向くと……


Murder Wears a Cowl:7

2013-09-16 12:43:39 | Athelstan・Doherty
Murder Wears a Cowl (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)Murder Wears a Cowl (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,087(税込)
発売日:1993-04-01

コーベットは,ドゥ・クラオンが間借りしている家を訪ねる。まだ朝早いので,起こせると期待していたら,すっかりちゃんと着込んでお出まし(笑)

#ドゥ・クラオンが「禿げかけた赤毛」という事を初めて知る(笑)

もったいぶったご挨拶をするドゥ・クラオンに,コーベットは,単刀直入に,パドリコットについて突っ込む。するとドゥ・クラオン「もちろんですとも。有名な犯罪者ですよね。詐欺師って言うんですかね。パリでお尋ね者ですよ。ロンドンでもそうでしょうけど」
「何の罪で」
「ロンドンと同じ理由で」
コーベット,パドリコットについてその後も聞くが,暖簾に腕押し。ここでド・ネバーズ登場。良い感じの若者。ミーヴが気に入るわけだ。彼らはひとしきり「ご挨拶」を交わすと,コーベットは次の目的地へ。

ニューゲイトで刑場へ向かう罪人を横目に,集まっていた娼婦達からアグネスは何かを恐れていたという情報を聞き出す。
(ここで娼婦達は槍試合好きなケイドを「大槍さん」と呼んでいる事が判明,これでケイドは全然「holy」でなく連続殺人への関与の容疑は完全に晴れましたね)

コーベットはアグネスが住んでいたアパートを訪ねる。既に片づけられていた。そこでコーベットは小姓の少年を発見。少年から,アグネスの部屋に背の高いフードを被った男が来たがすぐ帰った事,アグネスは女性に宛ててメッセージを書いていたらしいという情報をゲット。

(…という事で、読者だけが知っていたと思われた情報は、ほとんどコーベットに伝えられました。「holy」以外はね。少年によればフードを被った男という事ですが,女という事も考えられます。ちなみに,長身なのはウォーフィールドとフィッツウォレン。)

その後コーベットはサマービル夫人の一人息子ギルバートに会う。だらしなくて,母とは全く疎遠で仇討ちする気もないバカ息子にイライラのコーベットだが,母がウェストミンスターで仕事として書いていた書類(洗濯物リスト)をゲット。

自宅に帰ると,ラナルフが息子を連れて遊びに来ていた。ミーヴはビールでコーベットの疲れを癒す。コーベットはその日の収穫を報告,犯人は僧のようなフードを被っている,しかし誰もが持っているものなので,誰もが犯人であり得ると。すると,ミーヴは「まだ終わってないわよ。レディ・フィッツウォレンからタワー近くの病院に来るようにと、メッセージが来ているわよ。」


Run!Run!Run!