ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Chapter XVI : Delays Are Dangerous (2)

2005-05-27 00:37:47 | Tolkien・HoME
いよいよビンゴ出発の日が近づいてきました。
しかしガンダルフが現れる気配がありません。9/21,ビンゴはとても心配になってきました。そして22日はビルボの誕生日パーティのように晴れていました。ビンゴはささやかなお誕生日パーティを開きました。

(オドはこのバージョンでも遠回りに反対。するとビンゴは,サムにも意見を求めます。)

彼は帽子を取って空を眺めて,「そうですねぇ,明日は暖かいと思いますだ。この時期日なたを歩くのは,大変でごぜえますよ。おらはフロド様に1票入れますだ。」

(サムの話し言葉を日本語にしてみようと試みたのは初めてですだ。確かに,映画のサムはちょっとイメージが違うというのが,わかりますだ。(このバージョンでは,まだ彼の旦那は「ビンゴ様」ですんで,注意))

ところで,このバージョンでは,この後,ビンゴが袋小路屋敷で,誕生日のプレゼントをホビット達に渡しています。

(ビンゴ,フロド,オドとサムは袋小路屋敷を出発します。(4人なんですね)そして,彼らは,黒の乗り手に出会います‥)

オドとフロドは,左に素早く走り,道からそう遠く離れていない穴に伏せました。ビンゴは,一瞬ためらいます。何か興味とか,衝動のような物とかが,隠れたいという意思を妨げます。サムは主人が動くのを待ってました。蹄の音が近づいたちょうどその時,「サム,伏せろ!」ビンゴは叫んで,2人は道の脇に覆いかぶさる木の後ろの草むらに伏せました。

ビンゴが,この頃「大きな人達」とホビット達との間に何かトラブルがあったと聞いているけれど,こういう人達は見た事がない,と言うと,フロドが,North Moorで,この夏,背の高い黒いマントを着た馬の乗り手に会ったという話をします。彼はこの辺りでバギンスという者を知らないかと尋ねましたが,不気味で,フードで覆われた顔も見えなかったので,Noと答えたそうです。しかしその後,その乗り手が来たという話は聞いてない,と。。

すると突然サムが「すみません,彼,もしくは仲間,がホビット庄に来てますだ。どっちみち,このBlack Riderはホビット庄から来ていますだ。おらは彼らがどこへ行くか知ってますだ。」

ビンゴ「どういう意味だい? 何故話してくれなかったんだ?」

(そこでサムはとっつぁんが黒の乗り手に会った(お馴染の)話をします。)

ビンゴ「お前のお父さんが悪いのではないが。‥でも,話してくれればもっと注意深く来たのに。ガンダルフを待っていれば‥,もっと事が悪くなったかな。」

するとフロド「では,あの乗り手達について,何か知っているの?」,
ビンゴ「知らないし,考えたくもない。けれど,どの乗り手も,君が見たのも,サムが見たのも,『Big People』の1つ,つまり『普通の人』とは思えないよ。ガンダルフがいたらよかったのに。でも,今望めるのは,早くバックル村に来てもらう事だ。‥君達を危険に遭わせる事はできないよ」

しかし,フロドは「ビンゴおじさん」に,危険だとしたら,一緒にいれて嬉しいと言います。オドも大賛成。

彼らはしばらくするとこんな会話を。。。
「もし奴らが,バギンスさんはどこですか?と尋ねたらどう答える?」ビンゴは「本当の事を言おう! 『ホビット庄』って言えば,100人ほどいるし,もしくは,『どこでもない』がいい。彼は消えたんだから。」

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