Murder Wears a Cowl (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett) 価格:¥ 1,087(税込) 発売日:1993-04-01 |
コーベットは自宅に戻る。Morgan卿の到着は国のゴタゴタで少し遅れている。マルトートは命には別状ないようだ。しかし,目の症状についてトマス神父は教えてくれない。
そんな折り,ミーヴはコーベットを台所に誘い,一緒に料理。ミーヴは料理の名人で,コーベットもとても好きだ。
すると,コーベットは突然,ひらめいてしまう。
(事件解決のくだりは伏せておきます。)
殺人者を捕まえた後,ラナルフは教えてもらった居酒屋,狼小屋(こえー名前,そんな所客が来るのか?(笑))に1人で向かう。コーベットは、ラナルフが騎士になりたいのなら、相当の責任を自分で負えば良いとこの件には手を出さず。
…そしてラナルフは,殺し屋のボス,ニガヨモギに会う。そして彼の仲間の一味は皆石灰の袋とその汚れが指についているのを確認。
He knew how professional assasins had their hallmark.ある者は首を絞める道具,またある者はクロスボー。…必殺仕事人(笑)
ラナルフは,自分とコーベットとマルトートを襲った犯人を見つけ,お前を雇いたいともちかけ,ゲームを挑む。実は一騎打ちをもちかけたのだ。気付いたニガヨモギがすぐに応戦するが,仲間達は反応が遅く,ラナルフは敵討ちに成功。
そしてトマス神父に会って,マルトートがどうにか回復しそうだという事を確認。その後…
獄中のパドリコットに面会。
ラナルフは,かねてから,何故パドリコットがイギリスに戻らず,ドゥ・クラオンの一味と行ったり来たりしているのか気になっている。
するとパドリコットは,執行日の扱いを良くする事と引き替えに,これを話す。
十字軍遠征したテンプル騎士団が,キリストの経帷子を手に入れたと聞いた,フランス王フィリップは,お金儲けのために是非見つけたがっている。今回の彼のミッションは,英国王室の地下室の財宝と,イギリスでのテンプル騎士団の行方を追う事だった。
そして,パドリコットはラナルフにある事を耳打ち。それはラナルフを驚愕させる。この秘密は,フランス王,ノガレ,ドゥ・クラオンそして自分しか知らないと。しかし自分はもう死ぬので,ちっとも守ってくれなかったドゥ・クラオンへの復讐のために,明かしたのだと言う。
ラナルフは,看守に,執行日にはパドリコットを懇ろに扱うよう頼んで十分なお金を渡し,さらに当日確認に来るつもりだ。そして,この秘密を主人コーベットにいつ打ち明けるか,画策を始める
…ニューゲート監獄で処刑寸前だった不良少年ラナルフ。しかし王室の書記官(当時w)コーベットに助けられ、今まで完全に服従してきました。しかし、ここでついに、一人前の男として立ち上がる意思を持ちましたね。この後どうなるのでしょう? 楽しみというより心配ですので、続いて次の本を読もうと思います。
ところで、私の読み間違いでなければ、彼は既に結婚して子供がいたのではなかったっけ? (^^;) あるいは何かその結婚が反故になるような事態が起きていたのを読み落としたのかもしれませんが。まあいっか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます