三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

体験的 遊覧飛行

2011年10月13日 | 信州まつもと空港
天候と自分達の休みとが合致する日を、夏前からズ~ット待ち続けていました
その決行日が偶々「信州まつもと空港スカイフェスタ」の当日と重なりましたが
なんと前日まで明日がスカイフェスタだったなんて考えもしなかった(汗)

この日はフライト・シュミレーターの巨匠! Omegabooさん と実機体験です

スカイフェスタ開催日は飛行料金も割引になるとの説明に
予定していたコースを変更、飛行時間を延長し大町へ向かいます


機材は 新中央航空さん のセスナ172  JA3989

私は以前にエアロスバルで前席体験があるので
今回はOmegabooさんに前席を譲ることに

セスナ172型ですが、前席から搭乗しなければ後席の方は乗れません
思ったよりもキャビン内は狭い、「コレって外車だよなぁ~(爆)」

後席にはこんな安全のしおりが入っています

出入りは後席の乗客からなので、非常時にはアッシは取り残される可能性が~(爆)


乗った機体はスカイフェスでの抽選遊覧飛行を予定していたようで
フライトプランを直前に変更しての出発です


タキシング中には計器の説明をしていただきました


素人の方も多く訪問いただいているので、簡単に計器の名前を書いておきますね
高度計は海抜高度を示すので、エプロン付近で標高660メートルのまつもと空港は
機体の高度計はゼロ表示ではなく約2200ft(フィート)を指しています


いつもは外周からカメラを向け撮る側ですが、今日は撮られる側

「滑走路の途中から離陸を開始します」とパイロット
長い滑走路の場合はパイロットの判断で途中から離陸できます
これを「インターセクション・テイクオフまたはディパーチャー」と言い
大きな空港だと管制官の許可が要りますが、まつもと は管制官はいないので
管制塔の運航情報官に通告するのみです
さらに離陸してそのまま離陸滑走路と同じ方向(ランウェイヘディング)に
向かうのでストレート・アウト・ディパーチャーを通告してました

「55ノット、約100hkで操縦桿を引いて離陸します」
「シュミレーターの仲間で搭乗」と伝えてあるので細かく丁寧に説明してくれます
 シュミレーターだとすぐに60ノットを越えてしまいますが・・・


離陸直後の計器、高度はまだほとんど変わってないですが
速度は80ノットで、他の計器も上昇していることを示しています

機体が浮き上がると直に右側にサッカー場が見えてきます
そういえばサッカー場隣の駐車場には「オ○○イ・ポイント」が(爆)

後席からだとこんな画像も

離陸した機体は滑走路のセンターをキープしてます

操縦席から見ると右に回転するプロペラのトルクで、機体は左に偏向してしまう
そこで右のラダーペダルを踏み込んでいるはずです
これシュミレーターでは案外難しく、方位をキープするのに苦労します

左主翼の先が示す山の谷間奥が上高地


右主翼側には左右に走る長野高速道がわかります
その途中には松本インターが見えてます(下の矢印)

真ん中の矢印が松本城、さらに一番上の矢印が美ヶ原です

もう一度左側に目をやれば、上高地への入り口がハッキリ

曲がりくねった狭い川が梓川(あずさがわ)
槍ヶ岳からの水は梓川から信濃川に名前を変えて日本海へ、ここが源流

比較的に近い、山と山で狭くなった辺りが新島々
松本電鉄の電車で向かうと、ここで上高地行きのバスに乗り換えです
右奥の頂上が雲に隠れた山々が上高地あたりになるのかな

完全に一人で遊覧やってますが
自慢ではないですが、私は上高地へ行った事ないです・・・(爆)

後席からは梓川にかかる梓橋が見えてきました
そろそろ機体は空港から5NMマイル(海里)あたり
運航情報官に通過の報告を入れて、機体はさらに北を目指します
コメント (4)
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