マーチャンの写真日記(今を感じながら)

ついに退職の日が来ました。
この先どんな生活が展開していくのやら。
趣味の写真を中心に、つづってみたいと思います。

  7月9日(日)  とろける暑さの銀座へ

2017年07月09日 | Weblog

”銀座四丁目、地上出口へ”

7月8日。昨日です。

信州へ行っている留守に、

信州の中学校の同級生の女史から、

案内状をもらった。

第59回 花岡哲象 絹本日本画展

習っている絹絵の先生の個展だという。

銀座第7ビルギャラリー。

今日が最終日。

そろそろ都心の写真も撮りたいと思っていたので、

出かけました。

しかしものすごい暑さ。

地下鉄銀座駅から、地下道を歩き通し、

四丁目の三愛ビルの下にモグラのように顔を出した。

そろそろこの辺だろうと位置確認しようとしたら、

目の前にギャラリーはあった。

芳名帳に、名前を書き始めると、「岡谷の方ですか?」

と聞かれた、それほど私の姓はその土地にありふれた姓である。

画家の、花岡哲象氏は同じく岡谷市生まれ、花岡も多い姓である。

私より7歳年下で、高校は同じだ。

ところで私は絵画には全く疎いのです。

そのコンプレックスから写真の趣味に行ったといってよいほどに。

まもなくして、画伯が現れた。

細身で体の芯の通った体形の画伯は、髪の毛を後ろで縛り、

ひげを蓄えて、仙人を思わせる風貌だった。

私は絹に描く、絹本という分野のあることも知らなかったことを話した。

しかし、描かれた光線の柔らかさ、微妙なトーンは、

写真でも撮りたいと思っていても表せない、などと感想を話した。

お相手してくれた案内の方が、奥様なのかどうかは聞きそびれたが、

岡谷市の事が詳しい方だった。

人が入って来たのでおいとましようとしたら女性が、

近くに、岡谷市出身の方が

長年やっている、画廊宮坂があるからぜひ寄っていけという。

ご主人は多分私と同じ年だという。

かくして、画廊などは全く無縁の私が、画廊の梯子をすることに。

ここは、美斉津 匠一展を行っていて、

先にきに見た絹本とは好対照で彫刻でも見るような激しい絵の具の盛り、

直線的で、細かな描写はないが、なぜかアリティが伝わる。

こちらは、ご主人は居なかったが奥様が対応してくれて、

たちどころに田舎の話になった。

色々人の名を上げるが私にはおぼろげにしかついていけない。

先の画廊で、ご主人の書いた随想が、文庫本で面白いからと言われたので。

それを買い求めた。

私が全く知らない世界で生きてきた人だ。

同じ時間の人生を生きてきて、数々の有名人とも接触してきた方は、

世界観の広がりが広く羨ましく思えた。

本は二冊にわたっているので、

人の人生の疑似体験のつもりで呼んでみようと思っている。

 

コメント (2)
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