城山三郎と僕の父親との経歴が、よく似ているのでビックリしたことがある。戦争も末期の十七歳の時に、志願して海軍へというところまでだが。その後はまるで違う。
ラバウルから、富士山よりも高いニューギニア縦断をへて復員してきた父は、完全なアルコール中毒者となり、結婚にも何度か失敗し、同じような境遇の母と再婚したという。酒の入らない素面の父を僕は知らない。
死の直前に父がよく言っていたのはー
真夏というのに、朝起きると息が真っ白なニューギニアの高地で、栄養失調で盲目になった上官・同僚の兵隊たちの叫ぶ声が聞こえてならないと言う。「俺も連れてってくれ!」と・・
ニューギニアより飢え逃げのびし兵のまま父は植林する海見ゆる丘まで
ニューギニア先住民の信仰は、日本列島先住民のアイヌ民族とそっくりだ。
イニシエーション(成人通過儀式)を受けた男たちしか神聖な儀式(先祖霊が天から樹・岩等の高みに降霊)を行えないとか・・先祖が神聖な動物だったりという家系があったり。日本本土の・・狐つきとか、熊・鶴・馬という字の名前もたぶんその名残りに違いない。
ブックマークのリンクはー、ニューギニア帰還兵にして、天皇にパチンコ玉をぶっつけたり、元上官を銃殺に行ったりして、牢屋に入りづめだった「行き行きて神軍」という映画のリンク。
ラバウルから、富士山よりも高いニューギニア縦断をへて復員してきた父は、完全なアルコール中毒者となり、結婚にも何度か失敗し、同じような境遇の母と再婚したという。酒の入らない素面の父を僕は知らない。
死の直前に父がよく言っていたのはー
真夏というのに、朝起きると息が真っ白なニューギニアの高地で、栄養失調で盲目になった上官・同僚の兵隊たちの叫ぶ声が聞こえてならないと言う。「俺も連れてってくれ!」と・・
ニューギニアより飢え逃げのびし兵のまま父は植林する海見ゆる丘まで
ニューギニア先住民の信仰は、日本列島先住民のアイヌ民族とそっくりだ。
イニシエーション(成人通過儀式)を受けた男たちしか神聖な儀式(先祖霊が天から樹・岩等の高みに降霊)を行えないとか・・先祖が神聖な動物だったりという家系があったり。日本本土の・・狐つきとか、熊・鶴・馬という字の名前もたぶんその名残りに違いない。
ブックマークのリンクはー、ニューギニア帰還兵にして、天皇にパチンコ玉をぶっつけたり、元上官を銃殺に行ったりして、牢屋に入りづめだった「行き行きて神軍」という映画のリンク。