詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

教訓    加川良

2007年12月24日 | 日記
命は一つ 人生は一回
 だから 命を 捨てないようにね
 慌てると つい フラフラと
 御国のためなのと 言われるとね

 青くなって しりごみなさい
 逃げなさい 隠れなさい
  
 御国は俺たち 死んだとて
 ずっと後まで のこりますよね
 失礼しましたで 終るだけ
 命のスペアは ありませんよ

 命を捨てて 男になれと
 言われたた時には 震えましょうよね
 そうよ 私は 女で結構
 女の腐ったので かまいませんよ
 
 死んで神様と 言われるよりも
 生きて馬鹿だと 言われましょうよね
 きれいごと ならべられた時もこの命 すてないようにね   
     (作詞 上野 瞭・加川 良  作曲・加川 良)

陰部露出ではなかった?-クリスマスに日本神話とキリスト生誕を考える

2007年12月24日 | 歴史
陰部露出ではなかった?-クリスマスに日本神話とキリスト生誕を考える
「星座で読み解く日本神話」勝俣隆(大修館書店)やっと読了。

《ところで、天照大御神や月読命の誕生直前に、底筒以下三神が誕生しているのは何故か・・底筒以下三神はオリオン座三星の神格化である。
この三つ星は、水平線上に三つ並んで等間隔に垂直に昇るのでよく目立ち、かつ、上筒之男命の位置に天の赤道が通っているので、真東から真西に沈み、東西を知るよい指標として航海神とされた。
興味深いことに、このオリオン座三星の名を西洋では「東方の三博士」と呼ぶ。キリストは、誕生日のクリスマスが元々冬至の祭りに由来するように、太陽神の性格の濃い神である・・
太陽(キリスト)の誕生(一陽来復)を知ったのが、この説話でなかったのか。
キリスト教の復活祭イースターが語幹に「東」を意味する「イースト」を含むように、「東」は復活生成の聖なる方位であり、それは陰陽道でも同じであった。「ひむか」(ひむか)も「東(ひむかし)」の語幹から来ており・・》(「星座で読み解く日本神話より」)

《イザナギ大神の禊祓で神々が誕生するのは、極めて宇宙論的な壮大な神話といえるのではなかろうか。イザナギ大神は天父神としての性格を持つ。つまり、天空そのものを身体として持つ。(注:それに対してイザナミ大神はすべての命を生み出す大地母神的)
ゆえに、イザナギが禊をすることは、天と海が東を意味する聖地で接触し、触れ合い、ぶつかり合うことで、太陽(アマテラス)や月(月読命)が誕生するという壮大な構想の宇宙的規での神話であったのではないか。(「同上」)

詳しくは、この本参照を。
特に興味深かったのは、ギリシャ神話と日本神話では、太陽や星座の性別が逆になっている点だった。
”日本最初のストリップ”という学会定説のアメノウズメ(=オリオン座)の踊りは、そんなもんじゃなくて・・という著者の説は次の日記にでも。