詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

「比嘉春潮ー沖縄の歳月、自伝的回想録から」日本図書センター読了

2007年12月21日 | 歴史
伊勢ドライブのあと風邪気味で・・どうも春に胃潰瘍の手術をした胃の調子が良くないので、ベットで本を読んでいた。

タイトルの本はー
著者が明治16年に生誕してからの約百年間の実に貴重な日本・沖縄の歴史的な証言だ。
明治後の沖縄と戦前日本を理解するキーマンのような位置にいた人の貴重な回想録だ。
出版社生活が長かったので、その頃の文学者のほとんどや、伊波普ユウ・柳田國男・折口信夫等の民族学者のほとんどや歴史学者のかなりの人々との交流も興味深い。

沖縄知事の秘書官的立場だったので、そこで後の警保局長・内務大臣になったエリート内務官僚に貸しがあったので(沖縄の辻と呼ばれる遊郭&社交場&宴会場で妓を紹介)その裏側にも詳しい。

特に興味深かったのは、関東大震災の後に、彼を含めて訛のきつい沖縄人の多くが、暴行を加えられたり、何度も殺されそうになったエピソードだ。
反体制的と見なされたほとんど労働運動家や社会主義者のほとんどもまた拘束されて、大杉栄一家や亀戸の労働組合員等が軍隊に銃殺されたりした。

相当数の沖縄人や日本人でも言語障害のある人々が、自警団の検問の際に「君が代」がうまく歌えずに、殺されたとも書かれている。

この頃東京で、浮浪者一歩手前の生活をしていた・・日本を代表する詩人の山之口獏や宮沢賢治もまた、そのような目にあったり、目撃したのではないかと想像できる。

税金ネコババや人権無視、二枚舌・三枚舌の政官財トップこそを刑務所に!

2007年12月21日 | Weblog
マスコミや宗教界もいよいよ腐りつつある。
特権(公共性とか、税的優遇とか)のあぐらをかいて、世界一素晴らしかったこの国を、糞まみれにした張本人は君らではないのかと問いたい。

君らの悪巧みのために死へと追いやられる人々へ救う事が何故税金のばら撒きなのだ!
高齢者の医療費負担を軽減するための国の予算措置にしろ・・薬害肝炎患者を救うにしろ・・たかだか数千臆円ではないのか!

これまで政官財がネコババした税金は、天文学的金額だし、国鉄・郵政・高速道路・国立大学等の国民共有財産は数百兆円だろう。
バブル後に、資本主義の基本の正当な担保を無視して濡れ手で粟の儲けを得た銀行・大企業の救済に使われた税金は数十兆円だ。
アメリカへの思いやり予算や武器購入や米国債購入については、目も回るような膨大な税金浪費だ。

さらには、前回の消費税増税でやったことといえば、大企業減税と富裕層の相続税減税と、寄ってたかっての税金のネコババ。

情けないかな日本政府、哀しい奴隷かな日本人。勤勉な日本人だからまだ、ギリギリのことで持ちこたえてるが・・

エイズや肝炎という人体実験材料にされたり、冤罪だったり、いよいよ急速な環境破壊や、知らずに食物に紛れ込まされてる狂牛病等で・・
滅ぼされてゆく日本人でいいのだろうか?