詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

  反対    金子光晴

2020年04月03日 | 
すぐ後ろの山は真っ白、雪がわんかさと

昨夜の夢はーリストラ激しかった頃のトヨタグループでの夢だった。
機械のボタンを押して機械加工中の間に、二人で機械の裏で煙草を吸っていると、上司がすぐすっ飛んできて「クビにするぞ!」と言われていた僕と僕の以前の上司Oさんだった

彼は精神科へ行って相談したら・・上の方から「なんで会社の秘密をばらすんだ」と叱責されて以来すっかり精神に異常をきたしてしまった

彼は、重役の女子社員へのセクハラやパワハラをあちこちで言って回ったので睨まれていたのだったとか


   反対    金子光晴

僕は少年の頃
学校に反対だった。
僕は、いままた
働くことに反対だ。

ぼくは第一、健康とか
正義とかがきらひなのだ。
健康で正しいほど
人間を無精にするものはない

むろん、やまと魂は反対だ
義理人情もへどが出る。
いつの政府にも反対であり、
文壇画壇にも尻を向けてゐる。

なにしに生まれてきたと問はるれば、
躊躇なく答えよう。反対しにと。
ぼくは、東にゐるときは、
西にゆきたいと思ひ、

きもの左前、靴は右左、
袴はうしろ前、馬には尻をむいて乗る。
人のいやがるものこそ、僕の好物。
とりわけ嫌ひは、気の揃ふといふことだ。

僕は信じる。反対こそ、人生で
唯一つ立派なことだと。
反対こそ、生きていることだ。
反対こそ、じぶんをつかむことだ。
(金子光晴詩集『赤土の家』1919年発行)

詩 クリスマスカード

2020年04月03日 | 
生まれて初めてだけど
憧れてた先輩の店で買った
銀色の雪景色のクリスマスカード

わくわくドキドキして
彼女の顔が見られず
差し出す腕の産毛をそっと見てたっけ

誰に出そうかと毎日毎日
わくわくドキドキだった
クリスマスカード

でも結局やっぱり
誰にも出すことができなくて
机の奥にしまったきりのクリスマスカード

残酷な「ドラマ」が私たちの現実にある/『週刊文春』森友自殺職員の手記

2020年04月03日 | 犯罪
残酷な「ドラマ」が私たちの現実にある〜『週刊文春』森友自殺職員の手記
    渡辺てる子
http://www.labornetjp.org/news/2020/0319teru

 あるコンビニで最後の1冊を買った。こらえきれず車中でページを開いた。すぐに読むのをあきらめた。車中で嗚咽を我慢できなくなったからだ。帰宅して読んだ。動悸が止まらない。胸が苦しい。言葉が刺さる。不正を許さず、泣いて公文書改ざんを拒否した者が死に追いやられ、あっけらかんと「修正作業」を行う者がのうのうと生きている。こんな残酷な「ドラマ」が私たちの現実にある。

 「ぼくの契約相手は国民です」という清々しい信念を持つ者がなぜかくも苦しみ、自死に至り、ご遺族共々、死後までも軽んじられなければならないのか。権力の腐敗に押しつぶされた一人のかけがえのない生命。自死というより憤死ではないか。

 取材した相澤冬樹氏は、佐川宣寿氏の自宅のインターホン越しに赤木俊夫氏が遺した「手記」を掲げた。文中には全く著されることのない相澤氏の怒りと執念をそこに感じた。

 夫の赤木氏の「後を追う」とまで言っていた妻の昌子さん(仮名)は、真相究明のための裁判を起こすという。醜く巨大な権力に闘いを挑む姿に畏敬の念を抱く。決して自死を美化はしたくない。だが、赤木氏の死を無駄にしないために、我々はこの事件を忘れてはならない。追及の手を緩めてはならないのだ。

 虚偽答弁を続けるばかりの「官僚」は、時の最高権力者への忖度にまみれた。その賤劣な構図の本丸を我々は「選挙制度」で生み出した。我々は、もう二度と赤木氏が苦しんだような状況を作るわけにはいかないのだ。

LNJ Logo 文化、演劇はコロナであきらめられない 青年劇場代表・福島明夫さんに聴く

2020年04月03日 | 犯罪
文化、演劇はコロナであきらめられない
青年劇場代表・福島明夫さんに聴く
動画(18分30秒)
http://www.labornetjp.org/news/2020/1585884208284yumo

福島さんは切り出した。「2月26日、安倍首相が大規模イベントの自粛を言い出したことから動き出しました」福島さんは、自身が代表を務める青年劇場だけでなく、文化活動全般で大変な事態が進行していることを話した。まさに文化破壊の危機である。
↓福島明夫さん

以下は、福島さんから紹介された資料からの抜粋である。
・日本オーケストラ連盟:200公演以上のコンサートが中止あるいは延期に追い込まれている。金額にして約8億円の被害が出ている。この状態が続けば近い時期に10億円を超えてくることが予想される。(3月14日)
・一般財団法人クラシック音楽事業協会:中止または延期した公演による被害額は、24億円を超えると推定される。(3月16日)
・公益財団法人日本演劇興行協会:中止期間が2月26日~3月10日に加え5日間伸びたことにより中止公演回数が151ステージから236ステージと85ステージの増加。想定損失は、21億から32億8千万と11億8千万増加している。3月10日、政府はさらに10日間の延長要請を打ち出したが、このままでは経営上の限界を越える。(3月12日)
・公益財団法人日本児童青少年演劇協会、日本児童・青少年演劇劇団協同組合:公演中止378件、延期111件、縮小して開催11件、損害額・中止84,002千円、延期22,016千円、縮小して開催1,100千円(3月11日)
・公益社団法人落語芸術協会:中止公演2月69公演、3月597公演、4月154公演、被害総額7000万円以上(3月15日)

福島さんは言う、「一番大事なことは(無数の文化、芸術団体から政府に救済要請が出されているのに)国が、いっこうに動かいないことです」。(湯本雅典 取材・4月2日)

*声明
公益法人日本芸能実演家団体協議会
公益社団法人日本児童青少年演劇協会
協同組合日本俳優連合

「55兆円の財政出動」に賛同3万人/薔薇マークキャンペーンが緊急提言

2020年04月03日 | 犯罪
「55兆円の財政出動」に賛同3万人〜薔薇マークキャンペーンが緊急提言
   久下 格

 #暮らしにお金を!反緊縮! をかかげて活動している薔薇マークキャンペーンが3月22日に公表した「消費税・新型コロナショックへの緊急財政出動を求めます」という緊急提言への賛同が急拡大、10日間で3万人を超えました。

【55兆円の財政出動】
① すぐに全員に給付金20万円
② 消費税停止
③ 休業・被害の全額補償
④ 住む場所の確保

 諸外国では、外出禁止と、途絶えた収入の保証がセットになってます。安倍政権は、「自粛」は「要請」するが、途絶えた収入の保証は?? これでは人びとに死ねと言っているのも同然です。薔薇マークキャンペーンは #みんなで生き延びよう! を合言葉に活動を続けます。すべての人びとが生き延びるために! 現金の配布を! 消費税の即時停止を!
 キャンペーンのホームページでは提言と解説のほか、人びとからよせられた7千件を超える切実なメッセージがご覧になれます。https://rosemark.jp

【メッセージ紹介】
<イベント> 夫がイベント関係の仕事をしており、各種イベントの中止により収入が絶たれています。一日も早くこうした公的な助成が行われることを祈ってやみません。

<飲食店> 飲食店を経営しておりますが、目の前の支払いで精一杯で、もう来月のことなど考えられない状況です。緊急の対策を強く訴えてくださる皆様と、その内容に賛同いたします。

<子育て> 大事な娘や家族を守りたい。コロナも怖いけれど、この不況によって生活できなくなることも恐い。普通のわたしたち一般人には、本当に死活問題です。

<シングルマザー> 私はシングルマザーです。長い休校で食費や光熱費が上がりとても苦しいです。早く給付金を出してもらって気持ちが楽になりたいです。お金のこと、コロナウイルスのこと、色々考えるの疲れました。

<非正規> 当方非正規社員で、奨学金を返す身です。消費が落ち込む話を聞きながら電車に乗って感染リスクに怯え、職を失うことに怯えています。賛同します。

<学生> せっかく大学に入れたんです。大不況がきて、学費払えませんはシャレにならないんてす。税金が無理ならせめて補助金を。大学は学費補助をおねがいしたいです。

<医療現場> 医療現場で働いております。毎日外来患者に接する部署でもマスクが納品されず、看護師は手製のマスクを自宅で縫ってる方もいます。まるで戦時中のようです。これ以上感染者が増え、病院を圧迫しないためにも、経済が悪化し、生活できなくなる方が増えないためにも是非目に見える経済施策をするべきだと思います。

<製造業> この状況がいつ終わるのかもわからない不安感で毎日が辛いです。車関連の製造業(準社員)ですが、この不景気でいつか仕事が無くなってしまうかもしれない…リーマンショックで仕事を失ったトラウマが蘇ります…。辛くても前向きにがんばれるように助けてほしいです。

<消費税> コロナで経済が逼迫するとか言うけど、生活する私達のお金は湧いてくる訳じゃありません。消費税が生活を圧迫しています。消費税ゼロにしてほしいです。

「竹信三恵子の信じられないホントの話」がスタート/「集団催眠」を解くネット番組

2020年04月03日 | 犯罪
「竹信三恵子の信じられないホントの話」がスタート〜「集団催眠」を解くネット番組
http://www.labornetjp.org/news/2020/0403take
→番組(35分)

 ジャーナリスト竹信三恵子さん(写真)のネット番組「竹信三恵子の信じられないホントの話」が4月からスタートした。4月2日配信の第一回では「ヘイトの後に警察が来た~関西生コン事件」と題して関西生コン弾圧事件を取り上げている。放送媒体は、2017年4月から本格始動したネット放送局「デモクラシータイムス」で、政治・経済・憲法・原発問題などをテーマに山田厚史(代表)、田岡俊次、荻原博子、早野透、佐高信、山岡淳一郎、池田香代子などの知識人が発信している。主にYouTubeで番組を公開しているが、チャンネル登録者は3万人を超えており、リベラルなニュース解説チャンネルとして定着している。

 竹信さんは新番組の冒頭でこう語りかける。「『働き方改革』でよくなったと思っている人が多いと思う。でも実際、現場をみるととんでもない信じられないような『働く権利』の侵害が起きています。みなさん『働き方改革』という集団催眠にかかっていませんか。その催眠を解くためにこの番組では、現場からゲストを呼んで本当になにか起こっているかを伝えたいと思います」。

 元朝日新聞の記者・編集委員(労働担当)として活躍した竹信さん。今度は、ペンの代わりにネットTVを舞台に「辣腕」をふるうことだろう。第一回放送「関西生コン事件」のゲストは全日建連帯労組本部書記長の小谷野毅さん。関西生コンでいったい何が起きているのか。映像や図表を駆使して、異常な組合つぶしの実態に迫る35分間である。ぜひご覧ください。(M)

世に倦む日日 @yoniumuhibi これから生活防衛に舵を切るのは富裕層だ

2020年04月03日 | 犯罪
日本財団の話、分かりやすいというか、われわれ庶民はこういうところでお世話になるわけですよね。間もなく。体育館みたいなスペースに詰め込まれて雑魚寝。上級は病院のベッド、集中治療室、看護師付きでECMOのサービス。庶民はアビガンもらえるのかしら。https://bit.ly/39ID28q

緊急事態宣言を出すためには休業補償をコミットしないといけない。が、麻生太郎がビタ一文出そうとしないから宣言が出せない。政府が宣言を出さないから首都封鎖できず、立皇嗣の礼も中止延期を発表するタイミングが掴めない。二週間前なのに宙ぶらりんで晒し者状態の皇嗣家、気の毒だ。

立皇嗣の礼。予定は二週間後の4月19日。どう考えても開催は無理ですよね。東京は感染爆発の真っ只中。安倍晋三が緊急事態宣言出すときは、立皇嗣の礼の延期も含めるはずだ。延期発表のタイミングって、今日明日くらいしかないと思うけれど、来週末(一週間前)まで引っ張るんだろうか。まさか強行?

小池百合子、宮内庁を電撃訪問すればいい。これがいちばん効く。日本人には最も効果がある。東京は感染が危険域に達したので、皇室にはすみやかに避難をお願いしたいと。もし何かが起きたら知事として責任がとれないと。たぶん、安倍晋三も自身の緊急事態宣言でこれをセットにする目論見だったはずだ。

小池百合子、このまま緊急事態宣言出せばいい。伝家の宝刀を抜けばいい。歓楽街の店舗に支援金給付を約束したのだから、もう後顧の憂いはない。国より先に都が走ればいい。外出・集会・宴会・祭礼・旅行の自粛要請、風俗遊興・歌舞音曲の類の自粛要請。東京に入るな、東京から出るなと。

小池百合子、先に走り出しましたね。この対策は支持を受けるだろう。都の予算で単独で賄うんだろうか。他の自治体はどうなるんだろう。ススキノを抱えた北海道、中州を抱えた福岡県。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57596090S0A400C2000000/ …

今そのことを考えているんですよね。富裕層どうしてるんだろうと。銀座のクラブ行けない。都心の料亭や高級レストラン行けない。スポーツジム行けない。観劇やスポーツ観戦できない。海外旅行できない。それ以前に、資産の防衛に血眼だろうけれど。マスクとトイレ紙の調達も大変。庶民と同じ暮らしに。

庶民はとっくの昔に生活防衛に舵を切っているよ。消費税が10%に上がったときから、否、そのずっと前から、生活防衛しかしていないよ。これから生活防衛に舵を切るのは富裕層だ。このピンボケなタイトルで記事を書いたロータス投資研究所代表の中西文行だ。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200403-00000019-nkgendai-bus_all …

これが真相なのだろう。日本で死者数が少ないカラクリはこれだろう。インフルエンザ関連死・肺炎死の中に入れている。死んだ患者にPCR検査なんかしてない。しているという話はウソだ。証拠が示されていない。生きている人間にすら検査しないのに、死体にするはずがない。https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/271310 …

小池百合子が政局の主導権を握っている。カネを出すことをOKしろ、早く緊急事態宣言を出せ、コロナの医療体制を急いで増強しろという要求は、医師会だけでなく厚労省の下っ端官僚も同じで、小池百合子はマスコミとそこも味方につけた。アベノマスクで失笑された安倍晋三が孤立して求心力を失った図。

東京都の日々の感染者数の発表値というのは、小池百合子と安倍晋三の権力闘争の駆け引きの刻一刻というか、そういう側面がある。カネを出すことをOKしろ、緊急事態宣言を出せと都と医師会が要求し、その圧力装置としてじわじわ使われていて、病床数の準備具合を睨みながら、案配して数を出している。

日本で発表される感染者数というのは、行政によって調整された数だ。「在庫の出荷」だ。陽性であることが半ば分かっていながらわざと検査を抑えられている患者、検査して陽性になっているのに通告と発表を抑えられている患者がいっぱいいる。感染者の「在庫」。病院のベッド数睨みで「放出」される。

東京都が軽症者をホテルに移す方針を固めた。これで病院のベッド数の問題が緩和される。となるとどうなるかと言うと、PCR検査の数が増えて感染者数が増えますよ。見ていて下さい。東京都の(他もそうだが)、検査数と感染者数は完全にコントロールして計画的にやっている。https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20200403-00128120-fnn-soci …

岡田晴恵も、玉川徹も、少しでもリアルに想像したことがあるのか。例えば、同じマンションの中に、軽症で自宅に帰された感染者がいたらどうなるのだ。噂はすぐに広まる。みんなが同じエレベーターを使う。家族の立場はどうなるのだ。どうして「軽症者は自宅」という論理が成り立つのだ。あり得ない。

武器取引反対ネットワーク(NAJAT)声明 : 独裁を進める安倍政権を許さない

2020年04月03日 | 犯罪
東京の杉原浩司(武器取引反対ネットワーク:NAJAT)です。
[転送・転載歓迎/重複失礼]

本日4月1日で武器輸出三原則の撤廃から6年となります。予断を許さない
状況が続いていますが、武器取引反対ネットワーク(NAJAT)として声明
をまとめました。ぜひご一読のうえ、広めていただけるとありがたいです。

新型コロナウィルスの感染拡大が止まりません。したたかに努力を続けて
いきましょう。皆さんくれぐれもご自愛ください。
----------------------
【声明】
武器輸出三原則撤廃から6年
主権在民を破壊し「閣議決定」連発による独裁を進める安倍政権を許さない
https://kosugihara.exblog.jp/240218894/

 21世紀の新たな疫病=新型コロナウィルス感染症が世界に拡がる中、武
器輸出解禁から6年が経過しました。1967年の佐藤栄作首相による国会答
弁と1976年の三木武夫内閣による統一見解により表明された「武器輸出
(禁止)三原則」は、2014年4月1日、グローバルな武器市場に打って出よ
うとする安倍晋三内閣によって撤廃され、言葉の言い換えにより中身を真
逆にした「防衛装備移転三原則」にすり替えられました。その3か月後の7
月1日には、「集団的自衛権の行使容認」への憲法解釈変更が閣議決定さ
れ、翌2015年の「安保関連法」成立へとつながりました。

 しかしこの6年間、完成品としての武器輸出は、潜水艦、対潜哨戒機、
軍用救難飛行艇や大型輸送機など、ことごとく失敗、難航してきました。
「死の商人にならないで」という市民の声を受けた企業が、ブランドに
「血塗られたイメージ」が付くことを怖れてきたこともその一因です。
 ただ、最近になって、三菱電機が防空レーダーのフィリピン軍への輸出
商戦で落札したことが判明し、日本製鋼所によるアメリカへの艦載砲輸出
の可能性が高いとの情報もあります。私たちは、ついに完成品の武器輸出
に道が開かれるという平和憲法に反する事態に直面しているのです。

 昨年2019年11月に、410人もの市民が抗議する中、千葉市の幕張メッセ
で過去最大規模の武器見本市「DSEI Japan 2019」の開催が強行されたこ
とも忘れるわけにはいきません。会場で配布された公式ガイドには「日本
国憲法の一部改正に伴い」との虚偽記載がなされ、日本の軍需企業の世界
展開と海外の軍需企業による日本市場への参入の加速が正当化されました。
 国内でも、建設不可能な軟弱地盤の発覚にもかかわらず強行される辺野
古米軍新基地建設や住民の強い反対にもかかわらず進められる南西諸島
(与那国島・石垣島・宮古島・奄美大島など)のミサイル要塞化、イージ
ス・アショアやオスプレイ輸送機の配備など、軍事の市民生活への浸食と
環境の破壊は留まることを知りません。

 史上最高の5兆3133億円に膨脹した防衛予算を含む2020年度予算は、新
型コロナウィルス対策費を1円も計上することなく、3月27日に成立しまし
た。ノルウェー製長距離巡航ミサイルJSMの購入費や護衛艦いずもの空母
化経費、F35戦闘機の購入費などが計上され、「敵基地攻撃能力」の保有
が始まっています。自衛隊は「専守防衛」を投げ棄て、他国への先制攻撃
・侵略が可能となる変貌を遂げつつあります。

 世界に目を向けると、戦火は絶えず、軍事的な緊張も煽られ、軍事費の
膨脹が続いています。軍需産業が肥え太ることで、市民の福祉、増大する
難民への対応、疫病や自然災害への対処、そして気候危機の解決がますま
す立ち遅れることは悪夢以外の何物でもありません。
 そうした中にあって、軍拡と戦争、そして軍需産業の政治への影響拡大
を阻むのは国際的な市民の連帯しかありません。私たちは、大軍拡の進展
と明文改憲への画策が続く中でも、諦めるわけにはいきません。この間の
「DSEI Japan 2019」への反対行動でも、韓国や英国、米国、パレスチナ
やイスラエルなどの武器取引反対運動と連携することができました。平和
を求める市民の運動がより広くつながり、戦争への流れを阻むべき時です。

 森友、加計、桜を見る会に検事長の定年延長など、嘘と隠ぺいと改ざん
にまみれ腐敗した自公連立政権に対して、一刻も早く引導を渡し、政治を
刷新しなければなりません。私たちは、立憲主義と民主主義の回復のため
に、東アジアでの真の平和構築のために、声を上げ続けます。そして、武
器の輸出にも輸入にも反対し、人権や市民の暮らし、地球環境を蔑ろにす
る大軍拡に抗議し続けます。
 私たちNAJATは、安倍政権を一刻も早く退陣させ、立憲野党による新た
な政権のもとで、一日も早く「武器輸出禁止法」を制定させるために努力
を続けていきます。
     
  2020年4月1日     武器取引反対ネットワーク(NAJAT)

    東京都新宿区下宮比町3-12 明成ビル302 3.11市民プラザ気付